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店長と弁護士

10,000PVありがとう。

どこかのランキングにでも載ったのだろうか?

正直、そっちまでチェックする余裕はない。

すまない。


でも、アクセス数は見た。

コメントとか誤字報告とかありがとう。

 店長の奥さんに店長の浮気の証拠と店長に損害賠償を求める書類を送った翌日、弁護士事務所に連絡があったらしい。


 俺の方にはその弁護士からの報告だから、実際に見たわけじゃない。それでも、その弁護士は天才かもしれない。臨場感だっぷりに報告してくれた。


 めちゃくちゃ笑ったから、ここにも書きたい。


 店長宅に内容証明が届いた日の夕方、店長の奥さんから弁護士事務所に電話があったらしい。弁護士は翌日に会いたいと言ってきた。


 弁護士は都合のいい時間を告げると被せるようにOKの返事をしたとのこと。


 当日、アポの時間の10分前に店長奥さんが店長を連れて弁護士事務所に現れた。


 実は、弁護士は1個前の依頼人の打ち合わせは早く終わっていたのだけど、店長とその奥さんの様子を見るために待合室に通してその様子を見守っていたって言ってた。


 その間、待合室では店長は奥さんに頭を下げまくり、奥さんは常に怒っていた。そして、漏れ聞こえる声を聞いていると、奥さんは「離婚する」とか、「損害賠償請求する」とか聞こえてきたらしい。


 弁護士はその時点で勝利を確信していたって。要するに、奥さんは店長に対してカンカンだった。しかも、店長と離婚を考えているのだろうと分かった。


 その上で、不倫相手の夫である俺に謝罪に来たのだ。普通なら来ないだろう。つまり、弁護士が考えた「エサ」が効いているのだ。


 奥さんの対応次第では店長の他の不倫の情報を提供すると伝えていたアレだ。


 弁護士は話し合いがスタートする前に自分の仕事が最高に良い形で完了する未来が見えていたらしい。


 弁護士が店長に請求した損害賠償請求額は800万円。普通なら200から300万円らしい。裁判になったら、裁判所からの請求は200万円くらい。


 弁護士が当初考えていた「落とし所」は300万円だったらしいけど、店長と奥さんは弁護士に土下座して800万円のまま示談したいと言ってきた。奥さんは店長の頭を地面に押し付けて謝らせていたらしい。弁護士は自分が土下座されても困ると思いながらも、他人に頭を下げられてカネをもらう仕事って面白いと考えていたって。


 弁護士は店長が800万円も持っているとは思えなかったので、お金の出処を尋ねると店長の実家から借りるとのこと。どうやら、店長の実家はお金持ちらしい。


 弁護士にそんなこと言わなければいいのに……。奥さんが俺の連絡先を聞きたいと言うと、店長は別室に移させて、「情報提供料」についての話し合いとなったらしい。


 その上、どうやら奥さんは離婚を考えていたみたいので、別の弁護士を紹介したって。通常、同じ弁護士事務所で逆の立場の人間の弁護の依頼を受けることはないらしい。


 ところが、俺が依頼したのは弁護士事務所はあるのだが、そこに所属しているのは個人でやっている弁護士が事務手続きなどを共同してやってもらうような事務所だったみたい。


 会社じゃなくて、個人事業者の集まりみたいな?


 だから、同じ事務所の別の弁護士を奥さんに紹介したらしい。奥さんは事情を聞いた上で二つ返事で依頼することになったとのこと。


「紹介料」ももらえたとお礼を言われた。正直すぎるだろ弁護士。


 1週間以内に店長は弁護士の口座に800万円を振り込むことになった。その後、成功報酬を引いた額が「俺の口座」に振り込まれることになっている。それと、奥さんも店長に損害賠償請求をするらしい。


 そして、当然俺の妻にも損害賠償請求するだろう。ただ、俺が店長の浮気の資料を渡したのと、別の不倫の資料提供をすることで妻への請求額を減額することが考えられる。もう、俺には関係ないけどさ。


 弁護士からは報告の他に、奥さんに資料を渡すかとスーパーに問い合わせをするかの確認の電話だった。


 店長の土下座は見たかったが、実際に見たら俺はヤツを殴りまくるだろうから実際には会わなくて正解だったかもしれない。逆に傷害で損害賠償請求されるとこだった。


 店長はまだ死んでない。社会的に抹殺できてない。そう考えたら奥さんとは作戦会議をしないとな。


 そっちは割ときれいにまとまったらしい。問題は妻も弁護士事務所に乗り込んで来たことだった。


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