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詩集 詩箱  作者: TiLA
90/168

停車駅

ねぇ、リーベ


人生には


停車駅がある


どこで停まるかは


あらかじめ分からないけれど


必ずどこかで


停車駅がある


終着駅がどこにあるのか


そこまでの所要時間が


どれくらいなのか


それも分からないし


人それぞれだけれど


でもね


でも


終着駅まで一度も停まらないような


そんな人は


きっといないんだよ


停車駅に


どれくらい停まっているか


いられるのか


それもよく


分からないけれど


何本もの特急列車が


追い越しては


焦ることも


あるかもしれないけれど


でもね


でも


人生で大切なことは


きっと早く到着することじゃないって


そう思うよ


きっとね


きっと


そうだよ


そうさ


自分にとって


どこが終着駅になるのか


そのほうがずっと


大切なんだ


って、そう思うから


あゝもう


ベルが鳴っているね


さあトランクを持って


列車にお乗り


席は常に自由席


窓際に座れば


見送る僕が


手を振るのが見えるだろう


君と同じ終着駅ではなかった


停車駅に佇む僕が



挿絵(By みてみん)

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