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詩集 詩箱  作者: TiLA
78/168

あなたに恋をしてから

あなたに恋をしてから

嫌いだった自分の名前も

優しい声で呼ばれるたびに

誇りに思えた


あなたに恋をしてから

はじめて見たものも

相変わらずの景色も

輝いて見えた


あなたに出会って

あなたに恋をしなければ

きっとずっと

知らないままだったでしょう


時には痛む胸も

一人涙する夜も

誰よりあなたを

恋している証だと


あなたに恋をしなければ

ずっと知らなかったでしょう


この切なさも

ポケットの中

繋いだ手の温もりも


苦手だった青空は

あなたと出会ったあの日の思い出

あんなに寒がりだったのに

好きになった冬


あなたに恋をしてから

恋をしてから


また……


春が来るね……


街を抜ける風さえも


すべてが愛おしい





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