表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 詩箱  作者: TiLA
36/168

言ノ葉が散りゆく

言ノ葉が散りゆく

今日もまた虚しく


木ノ葉ではなく

言ノ葉だから


土に還ることもない


それはただ風と共に

消えてゆくだけの


それだけでしかなくて


ただそれでも

あるとき、ふと


その言ノ葉に出逢うことがある


善きにせよ

悪しきにせよ


誰かから


互いに影響し合う

その誰かから……



もし君が

僕の言の葉で


それが君の記憶の片隅にでもいい

心の埃であっても


たとえ一片でも残っているならば


言ノ葉を散らそう

せめて精一杯


たとえ土に還ることはなくとも


それはきっと

心の花を咲かせた証だから


たった一編の

飾り気のない詩でも


魂から欠けた

言の葉を散らせて


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ