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詩集 詩箱  作者: TiLA
35/168

夜よ明けないで

もう忘れてしまうと決めたのに

こんなにも深い愛だと知った


朝、目覚めると

あの頃のように貴方がいないから

どうかこのまま夜よ明けないでと

何度も星に祈りを捧げた


もしも貴方が私のことを

忘れてしまってるなら

そう思うだけで

眠れない夜もあったわ


私たちがあの頃のように

戻ることも

同じ夢を見ることも

できないと知っているから


何度も星に祈りを捧げた


こんな淋しい朝は

こんな空虚な明日は

もう、これっきりにしたいから


どうかこのまま

夜よ明けないでと……



でも、もし

いま貴方から連絡があったなら

きっと私は

夜の闇に駆け出していくのだろう


星の輝きから逃れるように

たとえあの頃のように

戻ることも

夜を止めることも

できないとわかっていても


この愚かな愛に

微笑みすら浮かべて





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― 新着の感想 ―
[良い点] 女心わかってますね。
[良い点] 忘れようと決めたのに、忘れられない辛い想いがひしひしと伝わってきました( 。゜Д゜。) [一言] 時間が経つのを待つしかないのかもしれませんね……
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