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詩集 詩箱  作者: TiLA
28/168

dog days

犬のように働き

何か一芸がなければ餌を与えられず


ネジのように使われ

頭がバカになればポイと捨てられる


無理をして

無理をするなと

無理を言い


出来なかった理由を聞かれ

時間がなかったと言えば

「それでお前は昨夜寝たのか?」

と問われ


そして結局、身体を壊せば

「何てことをしてくれたんだ!」

と迷惑がられる


一体どうしろと?

一体どうしろって言うんだよ!


仕方がないよ

仕方ない

おいらしがないサラリーマン


長いものには巻き付いて

愛想笑いだけは上手くなり

気づけばエラくなっていた


その間に

時代はすっかり変わって


サービス残業すればコンプライアンス違反

厳しいことを言えばハラスメント


ガッチガッチのガバナンス

それでも戦えグローバル


上に行くほどしんどくて

繰り返されるdog days


遠ざけられるゴールライン

今さら何をリスキリング?


上がる血圧

下がるサラリー

5SじゃなくてドMでしょ?


終わるあてのないdog days

繰り返されるdog days……







注. dog daysの本来の意味は夏の一番暑い時期のことです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] サラリーマンの悲哀をユーモラスに表現されているのがgood! メロディがつけられたらいいですね。聴いてみたいです。(AIで出来るかもしれません)
[一言] えー、働くのいやになりそう。。 犬さんが舌出しながら、もうしんどいワンって横になってるのを想像しました。
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