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夕暮れ
夕暮れの川辺に佇み
水面に揺れる輝きを眺め
川のせせらぎが心地よく響き
穏やかな時が紡がれていく
風はそっと吹き抜け
木々がやさしくそよげば
夏の余韻が運ばれていく
街はゆっくりと
穏やかな光に包みこまれて
夕暮れの空の
淡い紅と橙のグラデーションが
川面に溶けていく
その一瞬の美しさに見惚れ
時の流れも忘れて
夢の中に迷い込むような
不思議な感覚に落ちていく
夕暮れの川が語る物語に
ただ耳を傾けて
心がしみるような波動が広がり
幸せが静かに息づいていく
夕暮れの美しい風景が
心に満ちて静かに語りかけてくる
夜の帳が静かに降りて
遠くの空に
星々が輝き始めるまで
やがて彼らの唄う歌へ
心が奪われていくまで




