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詩集 詩箱  作者: TiLA
164/168

目線

歩くときは少し先を見て歩く

階段を降りるときは足元を見る

駆け足のときは歩くときより

もう少し遠くを見て走る


当たり前の話


当たり前すぎて

みんな無意識でやっている


だから、

ちょっとだけ意識してみて


自分の人生が

いま歩いているのか

駆け足なのか

階段を昇っているのか


歩いているのに

そんな下向いてることないよね


人生は前にしか進めないのに

後ろばっかり向いてても仕方ないよね


そのときにあった

目線があるんだ


気づいてる?

人は階段を昇ってるとき

ちょっとしんどいけど

大概は上を向いてるんだよ


昇りきったその先で

見える景色が変わる

そのとき視線は──


いまよりずっと高くなっている





お読みくださり有難うございます。

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よろしくお願いいたします。

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