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詩集 詩箱  作者: TiLA
161/168

さよならのその前に

さよならの前に

さよならのその前に


そっと抱きしめて

君の耳もとに


ありがとう と、


そう囁いた



涙が落ちる前に

はらはらと溢れる前に


君は微笑んで

頬に手をあてて


あいしてる と、


そう返した



口づけの前に

最後の口づけの前に


重ねた手と手

絡めた指と指が


重ねてきた日々と

心と身体の結びつきを

想起させる


言葉にできない


未練のやり取り



さよならの前に

さよならのその前に


もし素直な気持ちで

たったひと言


ごめんね と、


微笑み返せたなら



先に手を

放したのは君だった



さよならのその前に




お読みくださり有難うございます。

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