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詩集 詩箱  作者: TiLA
138/168

信じたい

 この酷い世界に

 この醜い世界に

 それでも

 それでも

 信じたい

 僕は信じたい


 傷だらけの手でも

 握ってくれた

 冷たい雨の中でも

 小さな優しさが

 まだ温かいことを


 罵声の中に

 ひとつだけ混じった

「大丈夫」が

 本物であることを


 嘘ばかりのニュースが流れる夜にも

 どこかで誰かが

 本当に誰かを救おうとしていることを


 信じることは

 時に馬鹿みたいに思えるかもしれない


 それでも

 それでも

 信じたい

 僕は信じたい


 だって 信じなければ

 僕が僕でいられないから


 だから今日も

 薄汚れた空を見上げて

 わずかな光を探すんだよ


 たとえ幻でも


 信じたい

 僕は信じたい

 愚かなほどに

 僕は信じたい


 信じたいよ


 この酷い世界に

 醜い世界に

 けして消えない優しさが


 ほんの少し、残っていることを



お読みくださり有難うございます。

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よろしくお願いいたします。

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