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詩集 詩箱  作者: TiLA
135/168

春風よ恋をのせて

「またね」って言った君の声が

 風にまぎれて 遠くに聞こえた


 ほんとは もっと一緒にいたかった

 そんな気持ち 笑顔で隠してしまうクセ

 君は気づいてるかな


 桜舞う帰り道

 となりに君がいないだけで

 いつもより 夕暮れが早く感じる


 ねぇ春風 お願いだよ

 この気持ちを 届けてくれないか

 言えなかった「好き」を

 ひとひらにのせて

 そっと君の心に届くように


 笑い合った日々も すれ違ったあの瞬間も

 ぜんぶ、春の中に閉じ込めて

 そっと鍵をかけたい


 春風よ 恋をのせて

 叶わなくてもいい

 でも…あのときの僕が、本気だったこと

 君だけには、知っててほしいから


 桜ひらりと舞って

 そっと肩に降りた

 まるで「大丈夫」って 後押ししてくれるように


 ひとひらの勇気 春風にのせて





お読みくださり有難うございます。

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― 新着の感想 ―
春風に気持ちを届けてほしいと願う中、まるでその答えのように、肩へと舞い降りるひとひらの桜の花びらが、とても印象的です。 ラスト一行も、心に残りました。読ませていただき、ありがとうございます。
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