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詩集 詩箱  作者: TiLA
131/168

月のように

空に二つも太陽は要らない

だから僕は輝かない

ただ月のように

そう

月のように


眩しい光は草花を育て

風を生み、雲を作り、雨を降らせ

大地をより実らせるだろう


でも


でもね


誰もがみんな

強い日差しに耐えられるわけじゃ

ないんだよ


時の眩しすぎる光は

熱すぎたり、痛かったり、枯らしたり

そんな生き物だっているんだよ


だから僕は月のように

彼らが夜の暗闇で道を失ったり迷子になったり

怯えて暮らさなくても良いように



太陽の言葉を

熱のない光でそっとリフレクションするのです

あの月のように

月のように


ねぇ


もし


いま自分にないもので

いじけてるなら


僕を見てごらん



眩い満月の日もあれば

三日月や半月の時だってある


でも君は

満月じゃない月に意味はないなんて

思ったことないでしょう?



不完全だって良いんだよ

今夜は月が見えて幸せだねって

満月は眩いけど

下弦の月も綺麗だよねって


君も僕も


あの月のように


そう


月のように




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― 新着の感想 ―
月は太陽と違い、いつまでも見つめていられるような、やさしい光を纏っていますよね。日々変わりゆく姿にも惹きこまれます。 太陽の光をリフレクションしつつ、また誰かをやさしく照らすような、月から感じること…
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