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詩集 詩箱  作者: TiLA
125/168

はらり、はらり。

はらり、はらりと

 落ち葉のような

言葉が

 ら

  り。



落ちていくよ

 はらり、はらりと

積み重なっては

 誰かの糧となる


 ら

  リ   

      は

     ら

    り。



その言の葉だって

きっと誰かの言葉を糧に


 ら

  り  は

      ら

       り。



くり返してきて

くり返していく


何度も

 何度もね


  は

  ら

  り


    は

    ら

    り。



ときには雨のように



心に

もやもやとした

雲が浮かんでる


ふわり

    ふわり。



あの空と海を

つないでいるのは

太陽ではなくこの雨ならば



喜びと悲しみが

つながるのも

きっと笑顔じゃなくて

この涙なんだね


   は

    ら

    り


    は

    ら

    り



    は

    ら

    り。



ときには


言葉よりも

心をつなぐもの



はらり、はらりと



落ちていく






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― 新着の感想 ―
はらり、はらり、と落ち葉のように舞い落ちていく言の葉がとても印象的ですね。それは時に雨のように、雲のように、そして涙のように。 喜びと悲しみがつながる涙。言葉よりも心をつなぐもの、というところが胸に…
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