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詩集 詩箱  作者: TiLA
103/168

夕陽に心を照らされて

暗い空

悲しそうで

今にも雨が降り出しそう


暗い部屋

息が詰まって

今にも涙が溢れ落ちそう


重い雲と

真っ黒な地平線との隙間に

そのとき夕陽が顔を覗かせ


世界は一瞬で

あかね色に染められた


部屋の中に溢れる

黄昏もまた


一瞬で重い空気を

取払って


心まで照らすよ


やがて

静かに

静かに


夕陽がビルの影に隠れていき


部屋の中は今度こそ

闇に包まれていった


だけど

さっきまでの寂しさはもうない


リモコンを押して

部屋の照明を点けよう


暗くなったら明かりを灯すでしょ?


心も同じだよ



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