列車と波打ち際と白玉と
列車に乗っていた。
友達と3人で。
ひとりは、とても自由に振る舞う。並んで座っていた座席で少しずつ横になろうとする。
私は少しずつもうひとりの友達に寄っていく。
3人で遊びに行くらしい。
列車が駅に着き、扉が開くと3人で外に出る。
様々な場所を回った気がするが、覚えていない。
ただ、もう一度駅に着いたとき、線路がある場所は浅い海。そして、一本の道の両方が波打ち際になっていた。波の色はパステルな水色。道は薄黄色。薄黄色の道に打ち寄せる波は、透明で白い泡がきらきら光って見えた。道の先には並木道がある。そこはもう両側の波はなく、自転車や歩行者が通っている日常代わり映えのない道だった。
私はその様子をカメラに収めようとシャッターを切る。
ファインダーの中に海も入れたけれど、なぜか何度撮っても海は映らず並木道のみが映っていた。
3枚くらい撮ったのかな。
列車が出発するということで、駅へと戻ることになる。
その駅に立つまでにカメラを振ってみると、砂がぽろぽろこぼれ落ちていた。
――あ、だから、画面の下になる海が映らなかったんだろうな。
と、納得し、そのまま列車に乗った。
次に続いたのは、どこか知らないキッチン。
だけど、そこは私のキッチンで。薄い色は映しているが影のような旦那が朝食を食べていた。
私はといえば、甥っ子がクラブの練習があるというので、その差し入れの準備をしている。義妹を手伝おうと思ったのだ。
その差し入れが『白玉団子』
母が登場し、秤を持ってきて分量を量ろうとしている。だけど、その秤、とてもバランスが悪く、漏斗のような形をしているのだ。
「どうやって量るの?」
聞けば、母が白玉粉をその秤の上にぶちまけた。
そう、ぶちまけたのだ。
粉が散乱する。その騒ぎも気にしようとせずに、旦那は無言で去って行った。
なんだかんだと、白玉粉をやっと混ぜ終わり、今度は白玉を作り始める。少しべたつく白玉粉。ビニール手袋を付けて、打ち粉的に粉を付けるのだが、その粉も少し足りない。
少し歪な楕円の白玉。
義妹がタッパーに入れたものを持ってきた。とても綺麗な正円の白玉が並んでいる。
ひとつずつの分量が決まっていたらしい。
だから、私も分量を気にしながら丸め始める。
そして、湯がく。
湯がいた白玉は、やっぱり楕円に戻っていた。
そんな夢を見た。
この夢に関しては、多少心当たりが(笑)














