追加キャラステータス表。モレク。
●大食の悪魔と呼ばれる淑女
『モレク=グラトニオス』
△この種族はシュディアーで唯一、肉体を三次元から二次元に変換した者達であり、電子生命体という上位存在。
彼らは空間上の電子的立場から、物理存在に一方的に干渉可能。
逆に肉体の有る者は、彼らの許しなくば触れることさえ出来ない。
彼らは物理存在の感情を左右する力が有り、旧シュディアーでは彼らがシュディアー人達の負の感情を管理することで、争いを防いでいた。
どの感情を糧とするかは個体差が有り、モレクは食欲を、マモンは物欲を餌とする。
もしやろうと思えば、他の生命体の感情を完全に支配し、奴隷のように従わせることも可能だったが、彼らはそれをしなかった。
△技術銀行を空間に植えつけたのも、彼らである。
このオーバーテクノロジーは本来彼らにしか使用出来ない。
だが彼らは他の種族にも使えるよう、魔言というパスワードを広めた。
△侵略者と結託したエルヴ族が急速に機械化、機力的に彼らに干渉可能になったことで、力関係は逆転する。
生き残りは道具として人間種族に保管・封印され、長い年月が経って、思い出されたかのように外に出される。
龍による人口調整。
そう、シュディアー人による、マシニクル人攻撃によって。
△龍とはエルヴ族主体で生産した、マシニクル人虐殺兵器である。
エルヴ族ら恭順派はマシニクル人に屈したわけではなく、将来的に技術を横取りし、反撃の機会を伺っていた。
侵略者であるマシニクル人、魔物や龍による間接的な攻撃を続けるシュディアー人、そしてマシニクル人に使用される、悪魔と呼ばれる存在。
三者の小競り合いは続いていたが、緑昇らが結界門を破壊したことで、マシニクル人達の増援や新勢力が来なくなる。
これによりエルヴ達シュディアー人の、王国を影で支配する悪魔達の、マシニクル人排斥の意思が一気に勢いを増す。
△この二つの勢力と、エンディック達がどのように関わっていくかは、乞うご期待。
△なおエルヴや悪魔達に属さない、別の思案を巡らせる種族も勿論居る。
Gknightとは別作品の、カードロボット物の『クトゥル・ファウカー』に登場する鬼族やマーメイツ族は、海上移動国家『暘国』で、独自の戦力を蓄えているようだが……。




