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番外編 《メタイベント》1日遅れのハロウィンは……えっ。至って普通なハロウィンパーティーだと⁉︎


皆様、こんばんは。冗談抜きで熱出して、一週間以上寝込んでいた島田です。

(※一部の読者の方々は私の虚弱っぷりをご存知かと思いますので、また体調崩したのか‼︎と思ってください……。)

元々月の始めぐらいから体調悪かったところに発熱でトドメを刺されまして。

体力が終わっている。ちょっと動くと疲れてしまう、という地獄のような状況でございます。


なんとか熱は下がったので動き始めてはいるのですが……それでも体力が戻りきっていませんでして。

急遽、本編ではなく素早く書ける番外編(単発話だから)になりました。


まだ完全回復してない(油断すると熱が出る)ので、今後の更新も遅くなると思います。ご了承ください……。


それでも、少しずつ体力を回復させていきますので‼︎気長に更新をお待ちくださると幸いです‼︎


今後とも、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m


島田莉音

 




 今回のハロウィンは、ふつーに健全なパーティー開催となりました。



 え?第2回でやった謎企画(※前回はお化け屋敷)はどうしたって?

 本当は今回もそういう〝遊び〟を取り入れようとしたのよ?

 でも、マッキーは無駄に警戒しているし。他の参加者も多いし。

 それに……どこから聞きつけたのか……。とうとう、各国の王族達もお忍びで参加するようになってしまったし。(←招待していないのに、いつの間にか参加することになっていたのよ。本当に驚いたわ)。

 だから、そっちの警備事情的な問題とかもあっても〝遊び〟の部分まで考えたり準備したりするのが面倒くさくなっちゃったのよねぇ〜……。

 その結果の健全ハロウィンパーティー。

 まぁ、それでも楽しめないことはないから、普通に楽しむことにしましょう。


 という感じで。

 今回の魔王屋敷もハロウィン仕様に装飾されて、小さな子供達(マッキーの子供達とか、魔族の子供達)が「トリック・オア・トリート〜‼︎」と楽しそうに走り回っていたわ。



「リジー。俺の方の菓子、なくなったわ」


 お菓子をねだる子供達の列がひとまずの落ち着きをみせた頃、隣で同じようにバスケットに入ったお菓子を配っていたグランがそう話しかけてくる。

 それを聞いた私は、〝きた‼︎〟と満面の笑顔を彼に向けた。


「トリック・オア・トリート。お菓子をくらなきゃ鳴神5連発(イタズラ)するぞ☆」

「…………またルビが違う気がするぅ……」

「ほら、とっととお菓子を出しなさいよ。グラン」

「めっちゃ上から目線‼︎」


 あははははっ‼︎なんとでも言うが良いわ‼︎

 今年はグランに〝ぎゃふん⁉︎〟と言わせるため……バスケットの中のお菓子の量を減らすという仕込みをしておいたんだから‼︎

 なんとしてでも‼︎グランには痛い目に遭ってもらうわ‼︎前2回の私のためにも‼︎

 そんな私を見て何を思ったのか……グランの目が可哀想なモノを見るような感じになる。

 何故かしら……嫌な予感が、してしまったわ。


「リジーってさ。頭良いはずなのに時々お馬鹿になるの、なんなんだろーな。まぁ、そーいうところも可愛いけどさ」

「…………馬鹿にしてる?」

「してない、してない。ただ、なんで()()()がお菓子用意してないと思ってんのかなぁ〜……って、思っただけ」

「…………アッ」


 グランが懐を漁って、カボチャ色の袋を取り出す。

 それを手に置かれた私は、スンッと真顔になったわ。


「はい、お菓子」

「……アリガトウ……ゴザイマス……」

「カタコト(笑)。一応、格式美というヤツで俺からもやっとく?トリック・オア・トリート。お菓子をくれなきゃイタズラするぞ」

「…………ドウゾ……」

「どうも」


 こうしてただのお菓子交換会になるという現実。

 今年こそはと意気込んでいただけに、この状況に目を遠くしていた私は気づかなかったのでした。

 グランの目が獰猛に細められていたことに。



(馬鹿だなぁ〜……リジーは。別にハロウィンだろーが、そうじゃなかろーが……リジーにイタズラすんのは決まってんのになぁ……?)



 その後どうなったかーー?


 どうせいつも通りのパターンだったわよっ、もうっ‼︎





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