表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/108

第50.5話 新キャラ登場は、(微妙に)世界滅亡の危機を添えて


長らく更新してなくて、ごめんね‼︎

書きたくなったら書く‼︎という気まぐれすぎる著者でごめんね‼︎


ぶっちゃけ、この話だけだと物騒だけど……次の話を一緒に読んでほしいな‼︎

まぁ、よろしくねっ☆


 






 俯瞰する、者がいた。





 半透明の幽霊もどきを引き連れていく彼女達を、遠くから見つめる者がいた。

 黒いローブを見に纏った二人。

 その者達は、ジィッと幽霊を見つめ続ける。


「いかがしますか、我が主人」

「うん〜?そーだなぁ……少しぐらい待ってあげよっかぁ?回収するにしても、話したいこととか〜言いたいこととかあるだろ〜しねぇ」

「で?その本音は?」

「このまま見てる方が面白そうだよねぇ‼︎」

「…………はぁ……そんなことだと思いましたよ」


 俯瞰する者達は一方がケラケラと笑い、もう一方は呆れたように溜息を零す。

 そんな時……二人の後ろから、真っ白なマーメイドドレスを纏ったとても美しい赤髪の女性が近づいてきた。


「…………あの魂が、貴女方が仰っていた()()()()ですか?」

「ん〜?」

「おや、()()()。えぇ、その通りですよ」

「…………そうですか」

「一応は()()()()に生きる魂ですからね。回収を許さないとでも言いますか?」


 フードを深く被っているため、目元は見えない。

 けれど、その下で……鋭い視線が自分を見つめていると、女神と呼ばれた女性は感じた。


「いいえ、そんなことは言いません。()()()()()()()()()。わたくしが管理する世界よりも高位の世界の存在……しかも、《()()()使()()》に逆らえる訳ないでしょう?」

「え〜?でも、時々逆らうような人いるよ〜?」

「それは貴女達の力を把握できないような弱者でしょう?ある程度の力があれば、貴女達と関わり合いたくないと思うはずです」

「散々な言われようですね、主人」

「いやいや〜。私だけじゃなくて君も入ってるからね?」


 楽しげに笑う二人に、女神は告げる。


「わたくしが望むのはただ一つ」


 その顔に馴染むのは、恐怖と畏怖と……そして、切望。



「どうか、わたくしの世界を()()()()()()()()()ませ」



 二人は、女神の言葉にフードから覗く口元に弧を描きながら笑う。

 その笑みは、顔が見えていないというのに……とても不気味で。

 女神は、背筋が凍るような気持ちで……身体を震わせた。





「「それは私(主人)の好奇心次第だよぉ〜(ですよ)」」





 人のカタチをした災厄は、そう楽しげに告げた。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ