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ヒーローロード・リメイク  作者: MrR
ブラックスカル編
27/40

第26話「最後の決戦その2」

 Side 天野 猛


 =深夜・セントラルタワー屋上=


 レヴァイザーの専用バイク、ライドレヴァイザーで一気に屋上に到着する猛。

 

 そこで待っていたのはブラックスカルともう二体の怪人、そして巨大な装置だった。


 緑のバッタの怪人と青のトンボの怪人である。


「ここまで来て!!」

 

 猛はブラックスカルの前に二体の怪人と戦う事になった。


☆  


 Side 城咲 春歌

 

 春歌は銀色の異形の怪人と戦っていた。

 とにかく頑丈でパワーがある。

 空中に逃げてもその辺の物を投げつけて攻撃したり、ダメージ覚悟で飛び掛かってくる。


 ハートデリンジャーが決定打にならず、ハートブラスターでも火力不足だった。

 正直手詰まりな状態だった。

 相性が悪い。


(でも猛さんも頑張っているんです!! ここで負けるワケには行きません!!)



 Side 揚羽 舞


 射撃型の青い怪人と交戦していた。

 射撃特化型かと思えば中々にパワーもある。

 今迄のデザイアメダルの怪人と思えば




 Side 姫路 凛


 =アーカディア専用 大型トレーラー内部=


 状況はギリギリのところで持ち堪えていると言って良い。

 デザイアメダルの怪人が学園の至る所で出現を始めて他の戦える人員はそこに割かなければいけない状況だ。


 問題は天野 猛だ。


 先行した天野 猛は3対1の不利な戦いを強いられている。


 春歌と舞も苦戦しているようだ。


 出島で運悪く沙耶とはぐれたのが痛い。


 なら自分も出撃しようかと凜は考えた――その時だった。


「この反応は――?」


 セントラルタワーに向かって複数の反応が確認できた。



 Side 天野 猛


 3対1で苦戦する猛。


 正直反撃のキッカケが掴めない状況だ。


 絶体絶命と言って良い。


 だからといって舞や春歌達のもとに戻るのも下策だろう。

 

 5対3になって不利になるだけだ。


(このままじゃやられる――)


 その時だった。


『ヤレヤレ、まさか来て早々に扱き使われる事になるとはね』


 と、銀色の騎士を特撮ヒーロー風に仕立てたような風貌の存在が現れた。

 声色からして自分とそう変わらない年齢の男だろう。

 

「まあそう言わないの。ハグれてごめんなさい。私もこれから戦うわ」


 そしてセーラー服の魔法少女、魔法戦士のような背格好をした森口 沙耶が現れた。

 手にはSFチックな杖を持っていて、先端がペンのように尖っていた。



 Side 城咲 春歌


『悪い、遅くなった』


「嵐山先生!?」


 嵐山 蘭子ことレッドスピーダーが援軍として現れた。

 

『私だけじゃないぞ』


 そう言うと次々とヒーロー達が駆けつけてきた。

 天村 志郎を筆頭とした戦闘員含む悪の組織部の部員たち。

 そしてリンディ・ホワイトもいる。


『これで正真正銘、今出せれるだけの戦力の全てよ! みんな頑張って!』


 凛の言葉と共に再び激戦が再開された。

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