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二回戦もいけそう?

 そして羽菜はゲームカウントにして、3対0での勝利。


 かなり実力差を見せることができた、めちゃくちゃ羽菜の気持ちが乗るような試合だった。


「お疲れー」


「お疲れ様〜勝てた」


「よかったな。どんどん調子が良くなってくるタイプのいい試合だったと思うよ」


「たしかに調子は良くなったね、最後とかめっちゃ。まあちょっと疲れたけど」


「あー、まあ相手が粘るタイプだから試合時間は長いもんね」


「うん」


 勝ったので運営に結果報告に行く。


 そして次の羽菜の二回戦の予定を確認したら、なんと僕の一回戦よりも早く始まる予定だった。


「あれ、午後じゃないんだ」


「二回戦でもたまに早々とやることあるからそれになったっぽい」


「なるほど」


 ちょうど男子の一回戦の早めの時間帯の方の人たちと同じ時にやるみたいだな。


 僕は遅めの時間帯だったからお昼少し前とかくらいに試合が始まる予定。


 でも羽菜と僕の試合が被らなかったのはよかったかな。


 そう思いつつ、休憩する羽菜の横に座っていた。


 羽菜の第二試合は近いから、羽菜はもうなるべく休まないとだよな。


 のんびりと座って、まだやってるいくつかの試合を眺めていた。


 羽菜の試合も長めだったのにまだやってるって驚く長さだな。


 お互いあんまり攻めないしミスらないからかな。


「拓人、寝てもいい?」


「あ、うんいいよもちろん。時間少し前に起こすね」


「ありがとう拓人」


 羽菜は寝た。


 僕は座ったまま、少し落ち着かないのでストレッチをしたり卓球のラケットを出して振ったりして、羽菜の二回戦の時間帯になるのを待った。


 


 そしてそれからしばらくすれば、羽菜の試合の時間が近くなった。


「羽菜ー、そろそろだよ」


「……お、そろそろか。ありがと拓人。おはよう」


「寝れた?」


「寝れた。よし、またがんばる」


「頑張れ」


「うん」


 羽菜と僕はコートに向かい、羽菜はコートの中に入った。


 僕はまたすぐ外の椅子。


 対戦相手もちょうど来たところだった。


 応援は五人。そこそこ多いかな。


 相手だって一回戦は勝ってるし強いはず。


 だけど羽菜も強いからな。


 僕がそれは知ってるし。


 羽菜も結構自信ありそうな感じでリラックスして準備運動をしている。


 これはまた羽菜の調子が良くなる気がしてきた。

 

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