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告白の返事

 ……結局自分からは、言いたかったけど言えなくて、だけど、拓人が私に好きって言ってくれてしまった。


 私は好きと返すしかなかった。


 サーブが来たらレシーブで返すしかないのと同じ。


「私も、好きだよ」


 普通に返した。


 だけどだから拓人はもっと、おもしろく返してくれると思った。


 それが私と拓人がたくさんやった、卓球のラリーだったわけだし。


 だけど何にも言葉は返してくれなくて、でも、まさかの私を抱きしめてくれた。


 拓人ってそんな感じのことしたことなかったし、私から抱きついた時は私がびっくりしちゃった時だし。


 そして今も、私はびっくりしちゃったから、拓人に抱きついてしまった。


 でも、それが嬉しくて。


 どうしてなんだろう。


 私、自信がなくて、告白とかできないと思ってて、今日も二回戦で負けたのに、そんなこと気にならずに、好きって気持ちを、ただゆっくりくっついて伝えている。


 自信を持たないと告白できないんじゃなくて、二人で思いっきり、自信がつくまで頑張りたいと思えるようになったってことだと思う。


 それが、とてもよかったし、拓人と触れる感じもも、とてもよかった。


お読みいただきありがとうございます。


本作を書いたきっかけは卓球のオリンピックです。

あれが現実なら、逆に地区大会一回戦の話を書いたらどうなるか、書いてみたいなと思いました。


最近卓球の試合の話が続いていたので、恋も実ったことだし、最後に温泉卓球お泊まりデートに行く章を書いて完結にしたいと思います。

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