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Let's Go! ドールプリンセス 2020  作者: 見習いさん
第2章 プリンセスハート編
46/50

第45話 心を込めて、愛のプリンセスハート

 「心の輝きを信じて」

ラブリーピンクは、ルビーのマジカルストーンをプリンセスミラーにセット。その力をプリンセスバトンロッドに授けると、

「プリンセスステージ、ライブスタート!」

ラブリーピンクによる魔女の浄化が始まった。

「Tell me 私に」

「愛の本当の意味を」

「答えてくれるのなら」

「きっと変わるはず」

「たとえ遠く離れても」

「会えなくなってしまっても」

「心の中でつながっている」

「君に向けて I love you」

「向かい風に吹かれても」

「君を感じて I feel you」

「私だけのLove Song」

「君に届いて I want you」

「一日だけのステージ」

「君を信じて I need you」

「私だけのLove Song」

「君に向けて I love you」

「向かい風に吹かれても」

「君を感じて I feel you」

「私だけのLove Song」

 次は、ローズクォーツのマジカルストーンを使う。

「It’s all right.」

「その先の未来へ」

「見果てぬ世界へ」

「歩いていこう」

「きれいごとは完全に」

「耳を向けないで」

「ずっと心の中に」

「正義があるよ」

「君が語る言葉に」

「なぜか 勇気が」

「湧いてくる」

「It’s all right.」

「一人じゃない」

「仲間がいる」

「喜び抱きしめて」

「It’s all right.」

「La la la…」

「It’s all right.」

「その先の未来へ」

「見果てぬ世界へ」

「歩いていこう」

「It’s all right.」

「乙女の愛!ピュア・スイート・ハート!」

プリンセスバトンロッドでパステルピンク・ピンク・マゼンタのハートを描き、魔女に向けて放つ。すると、魔女は跡形もなく消えていった。


 すると、

「これは…。愛のプリンセスハート!濃いピンクをイメージしたローズピンクに輝くプリンセスハートだ!」

チララはプリンセスハートの回収に成功する。

「さあ、今こそ、心の扉を!」

「開け、愛の城!」

つぼみとチララが呪文を唱えると、愛の城が闇の力から解放された。

 すると、愛の城のプリンセスが現れた。

「私を助けてくれてありがとうございます。つぼみ、久しぶりにお会いすることができて本当に嬉しいです」

「おばあちゃん、会いたかったよ…」

つぼみは愛の城のプリンセスに会うことができて、思わず言葉を詰まらせる。そう、愛の城のプリンセスの正体は、つぼみの母方の祖母だったのだ。

「ずっと、待ってたよ…」

つぼみの祖母は、つぼみの小学校入学を見届けるも、その数か月後に病死してしまった。

 すると、愛の城のプリンセスはつぼみにプレゼントを送る。

「これは、プリンセスジュエル・パステルローズピンクです。パステルローズピンクは、春をイメージした色なのです。私があなたに残したい最高の贈り物、それこそ最後のプリンセスジュエルなのです」

「おばあちゃん、ありがとう…。ずっと大事にするね」

つぼみは、ペンダント状のアイテムであるプリンセスジュエル・パステルローズピンクを手に入れた。説明しよう。パステルカラーとは、パステルに使われるような中間色である。原色のような明確な色合いではなく、桜色や藤色のように白色が混ざったような淡い色彩をさす。パステル自体は、原色を表現できるが、パステル独自の表現として、淡い中間色が用いられたため、この名が付いたと考えられる。絵画表現以外に、衣服・建築物・家具・身の回り品などに用いられることが有る。そして、パステルカラーは,最近では雑貨などによく使われていて、女性にとても人気である。

 「そういえば、パラレルワールドから現実世界に行くのですね?」

「はい!」

「なら、いいでしょう。出口はそこにありますから」

「では、行ってきます!」

「空の城を解放することを心からお祈りします!」

つぼみたちは、パラレルワールドから現実世界へと戻ってきた。


 それから、プラチナの家で会議を開く。

「空の城を闇の力から解放するには、世界の女神の存在が必要となる。世界の女神とは、闇の力から世界の平和を守る役割を持っている」

バニラとココアが言っていたまばゆい輝きととてつもなく強い力を持っている伝説のプリンセス。それこそ、世界の女神だったのだ。説明しよう。「世界」という言葉には上述のように多義的に用いられている。 主として何らかの社会と関連のある空間を意味する多義的な言葉である。人間など命あるものと関連づけられた、社会的、政治的、経済的ないし人文地理的概念として用いられることが多い。類義語にあたる「社会」では、集団や共同体に焦点が当てられており、縁故等の対人関係までが連想される。「世界」は空間概念としては現代では「地球上の全地域」を意味することが多いが、「地球」は日本語では人類の活動の場という意味合いをあまり含めず、自然科学的側面からみた物体や物理的空間としての用例が多い。世界、及び、世界における人間のありかたについての、まとまった考え方のことを「世界観」と呼んでいる。人生観とも部分的に重なるが、人生観よりも広い範囲を指し、人生観同様、多分に情緒的な評価づけを含んでいる。なお、「世界像」は世界観とは異なり、世界を外から眺めるような態度であり、そこでは、世界はあくまでも知的、客観的な分析の対象である。ただし、世界像はしばしばその時代に応じた検証を受け、伝統的な世界観を突き崩し、新しい世界観の知的基盤となることがある。言い換えれば、世界観とは各時代の各地に住む人びとの生活体験や伝統的な観念を基礎とし、知的体系としての世界像と結びついて、各人の生き方や行動の指針となる考え方という意味である。人間界の個人や集団が所属ないし活動する、物理的・社会的・心理的な領域を指して用いられることが多いが、人間以外の生物のそれ、あるいは非生物や抽象的事象の領域等に対して用いられることもある。世界の女神は、人間界とおとぎの世界の世界軸を支配するという役目を持っている。説明しよう。世界軸はさまざまな文化に存在し異なった形態となって現れる。その象徴は栄養を供給するへその緒のように女性的な場合もあれば、子宮に受精させようとする陰茎のように男性的な場合もある。自然の物体であれば山、木、蔓、茎、煙や炎の柱であり、人間の手による人工物であれば棒、塔、梯子、階段、五月柱、十字架、尖塔、縄、トーテムポール、柱などである。上方への志向は宗教的なものと深い関係にあるが、非宗教的なものであることもある。世界軸は呪術やアニミズムの信仰体系を持った文化の際立った特徴ではあるが、最先端の科学技術をもった国々でも見られる特徴である。つまり高さへの衝動が世界の中心という概念によって高層建築物と根強く関係している。

「その正体は誰?」

「愛沢つぼみ、君しかいない」

「えっ!?」

世界の女神になる資格を持っているのは自分だと知ったつぼみは、驚くような表情を見せた。

 その時だった。

「地震か!?」

「身の回りの安全を!」

突然地震が襲いかかってきた。

「震源は横中湾、最大震度は6弱…」

「この地震による津波の心配はありません、と…」

晴斗とタビビトが地震に関する情報を集めると、

「大変です!ポートフロンティア学園が破壊されてしまいました!」

アリスからポートフロンティア学園が被害を受けたことを知る。

「校舎が全壊してしまいましたが、幸い中にいた人はみんな無事だということです。しかし、この地震によってもたらした被害であることには違いありません!」

「そこに何かがあるかもしれない。みんな、今すぐそこに!」

「うん!」

つぼみ・沙奈・アリス・蘭・琴音・カレンは、被害状況を確かめるべくポートフロンティア学園へと向かう。

「みんな、がんばって!」

「僕たちはここでプリンセスドールズの健闘と幸運を祈るよ。闇の力から世界を救うことができることを証明しておくれ」

晴斗とタビビトに後押しされたプリンセスドールズは、急いでプラチナの家を後にした。


 そこにたどり着くと、大将・潮・ねねが待っていた。

「プリンセスドールズ、待ってたよ!」

「ここからは彼女たちのステージです。皆さん、逃げてください!」

「みんなで応援しているで!」

彼らの呼びかけで、ポートフロンティア学園の生徒たちは体育館へと避難する。

 その時、

「ざます、ざます、ざます…」

というアクシアの声が響いてきた。

「みんな、準備はいい?」

「うん!」

「なら、行くよ!」

つぼみたちは、アクシアの声が響いてくる校庭へと向かうのであった。

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