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Let's Go! ドールプリンセス 2020  作者: 見習いさん
第1章 ネメシス財団編
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第0話 輝きの軌跡、さあ2020年へ

これまでのあらすじをダイジェストで振り返ります。

人々はみな、心の中に輝きを持っている。大人だけじゃなく、男の子、女の子、高齢者、障害のある人、遠い国にいる人、肌が黒い人、そしてこれから生まれてくるであろう赤ちゃんまで…。一人一人に違った輝きを秘めている。その中に、底知れぬ輝きを秘めているどこにでもいそうな少女がいることを忘れてはならない。

 だが、闇の力の発生によって世界中から輝きを奪おうとしている。それを阻止するために、2019年に誕生したのは、ドールプリンセスという新たなる魔法少女である。


その年の春休みの日本のどこかにある架空の街・横中市でのことだった。ここで説明しよう。横中市とは、神奈川県横浜市と富山県富山市をモデルとした都市のことを指す。神奈川県は、関東地方の南西部に位置する県で、元の相模国全域と武蔵国の一部が該当する。人口は9,201,825人で、総人口の約6.9%を占め、面積は2416.17平方キロメートルで、国土の約0.6%を占める。県内の市町村数は33で、うち市は19、町は13、村は1である。県内の政令指定都市は横浜市・川崎市・相模原市の3市、中核市は横須賀市の1市、施行時特例市は小田原市・大和市・平塚市・厚木市・茅ヶ崎市の5市である。県東部の横浜市、川崎市は、都市化・工業化が進んでおり、東京湾に面した京浜工業地帯の一角を形成する。県西部は緑豊かな丹沢山地から足柄山地、箱根山が連なり、酒匂川が流れる足柄平野には小田原城の城下町・小田原市が開ける。県中央部は相模原市、海老名市などの平野部で都市化・工業化が進んでおり、相模川が流れ平塚市から相模湾に注ぐ。県南東部は、海沿いに茅ヶ崎市、藤沢市が開け、鎌倉幕府が置かれた鎌倉市から、明治以来の軍港都市・横須賀市がある三浦半島にかけて、三浦丘陵が連なる。県域は、古くは相模国の中心である相模湾沿岸部と相模川流域部が栄えた。川崎市と横浜市の大部分を占める武蔵国の領域は、古東海道沿いと東京湾沿岸を中心に小規模な農漁村が形成された。相模国府は所在地が特定されていないが、平塚市、大磯町、海老名市、小田原市に置かれていたという説がある。平安時代から武士団の活動が活発化し、末期には征夷大将軍・源頼朝により鎌倉に鎌倉幕府が置かれた。鎌倉時代の始まりである。鎌倉には鶴岡八幡宮を筆頭に神社仏閣が多数建立され、鎌倉五山も整備され、武士の都として機能した。その後、執権北条氏によって運営された鎌倉幕府は元寇の恩賞を分け与えられず、全国的に反乱を招く。幕府自体も新田義貞の鎌倉攻めにより滅亡。足利尊氏による室町時代へと時代は移る。室町時代には鎌倉公方が東の将軍府として置かれるも、政権争いが絶えず、最終的に鎌倉公方は茨城県古河に移り古河公方となり、武家の都・鎌倉の終焉を迎える。その際に鎌倉の街並みも破壊され、現在に至る街の連続性は失われた。戦国時代には北条早雲が相模・伊豆を切り取り、日本最初の戦国大名となる。その後5代続いた後北条氏の拠点である小田原は隆盛を誇り、関東制覇に邁進した。当時の小田原城下の発展は西の山口に対し、東の小田原とまで言われた。日本最初の上水道も、この時代に整備された。しかし羽柴秀吉の快進撃の前に降伏を余儀なくされ、戦国大名としての北条氏は断絶に至った。秀吉の全国制覇の際、北条氏の領土は徳川家康に移り、家康は拠点を小田原から江戸に移した。その後江戸時代には江戸幕府の置かれた江戸への交通路として東海道が整備され、東京湾沿岸部の開発が進んだ。県域には幕府直轄の代官支配地と旗本・御家人の所領が多く配された。江戸時代中期以降、県域内に本拠を置いた大名領は西部の小田原藩及び規模の小さい2藩のみであるが、一方で県域外に本拠を置く大名の飛地領が多く置かれ、県域内の支配はモザイク状に細分されていた。幕末には横浜港が開港され、明治時代に入ると東京湾沿岸部を中心として発展した。戦前・戦後を通じて、京浜工業地帯周辺における商工業の発展と東京一極集中に伴うベッドタウン化などにより人口も増加したため、県内には過疎地域自立促進特別措置法によって指定された過疎地域が長らく存在しなかった。しかし、2017年3月31日付で足柄下郡真鶴町が過疎地域に指定された。また、後述のように横須賀市や小田原市、三浦市など人口の停滞ないし減少が顕著な地域もあり、また足柄上地域などに中山間地域を抱えている点に他都道府県と変わりはない。そして、横浜市は、東京都心から南南西に約30kmから40km圏内にある、東京湾に面した神奈川県で最大の都市である。横浜市政の中心地は関内地区で、横浜市域の中央駅は横浜駅、横浜市の経済活動の中心地は横浜駅周辺地域である。経済活動の中心地である横浜駅周辺地域は、横浜市政の中心地である関内地区から北北西に約3kmの所にあり、両地域間は事実上分断されており、横浜市政は両地区の中間に位置する横浜みなとみらい21地区の開発を進めて、横浜都心の一体的発展を進めている。また、横浜都心臨海部に位置する東神奈川臨海部周辺地区、横浜駅周辺地区、みなとみらい地区、関内、関外地区、山下ふ頭周辺地区では長期的な都市の再生計画が進んでおり、これらの五地区を連節バスやLRTで結ぶ案も検討されている。横浜市域は比較的広大であり、横浜市政が指定する都心は、横浜都心、と新横浜都心である。また、主要な生活拠点としては、鶴見駅周辺、港北NTセンター、二俣川、鶴ヶ峰駅周辺、戸塚駅周辺、上大岡駅周辺が指定されている。港北NTセンターを除く各地区は、JR東海道線、横浜線、京急本線、相鉄本線の鉄道駅を中心として古くから発展してきた街である。港北NTセンターは、1965年に策定された横浜市六大事業の一つとして、当時の港北区に計画的に開発された街である。都心と各主要な生活拠点間は、横浜市営地下鉄のブルーラインおよびグリーンライン、横浜環状道路を中核とした自動車専用道路によって、計画的に結ばれる予定となっている。そのほかの郊外区は首都圏への人口集中によるスプロール化した市街地が散在しており、都市基盤整備が推進されている。多摩田園都市をはじめとした市内北西部は、東京都心のベッドタウンとして開発されたため、鉄道網も東京からの放射線が軸となり、東京都心への通勤通学人口が多い。横浜市域は、南に接する鎌倉に鎌倉幕府が置かれた鎌倉時代から本格的に開発され始めた。江戸時代には江戸幕府が置かれた江戸に近いため、幕府直轄地や旗本知行地が大部分を占め、藩は小規模な六浦藩のみが置かれた。また、大きな港を持たない鎌倉幕府の海の玄関口として六浦湊が、江戸湾内海交通の要衝として神奈川湊が、早くから栄えた。江戸時代末期には、神奈川沖、小柴で締結された日米修好通商条約により、「神奈川」を開港場にすることが定められた。実際には神奈川湊の対岸にある横浜村に新たに港湾施設が建設され、短期間に国際港の体裁を整えた。安政6年6月2日に開かれた横浜港は「金港」とも呼ばれ、生糸貿易港、商業港、旅客港として、また工業港として急速に発展。横浜を日本の代表的な国際港湾都市へと発展させる礎となった。1889年4月1日に市制が施行され、横浜市となった。市域の面積は、市制施行時には横浜港周辺の5.4 km² にすぎなかったが、6次にわたる拡張と埋立てにより437.38 km² となっている。1927年の区制施行で市域は5区に分けられ、周辺町村の合併と区域の再編を経て、行政区の数は18区となっている。市制施行時の横浜市の人口は約12万人だったが、その後は第二次世界大戦中の一時期を除いて増加の一途をたどり、現在では約370万人となった。これは日本の市では最も多く、人口集中地区人口も東京23区に次ぐ。ただし人口密度は大阪市、川崎市などのほうが高い。1956年には政令指定都市に、1988年には業務核都、2011年には環境未来都市と国際戦略総合特区に指定され、2012年には横浜駅周辺地区などが特定都市再生緊急整備地域に指定された。

「私の今の気持ち、キュンキュンしてる!」

それまではごく普通の女の子だった愛沢つぼみが「みんなを守りたい」という気持ちから、ラブリーピンクに覚醒する。

「ピンク・ジュエル・パワー!ドレスアップ!」

おとぎの世界からやってきた青いチンチラのチララから授かった魔法のコンパクト・プリンセスミラーとプリンセスジュエル・ピンクで変身したその姿は、十八歳から二十二歳ぐらいの女性の姿になった。

「愛のプリンセス・ラブリーピンク、見参!」

彼女のデビューは、鮮烈なものだった。

「乙女の愛!ピュア・スイート・ハート!」

ラブリーピンクの活躍で、横中の平和は守られたのかに見えた。

 しかし、それを仕組んだのは、はるばる未来からやってきたネメシス財団という悪の組織だった!

「誰かの声が聞こえたのなら」

「すかさずここにやってくる」

「世界の危機を救うため」

「今日も明るく出動だ!」

「レッド・アルファ!」

「ブルー・ベータ!」

「グリーン・ガンマ!」

「三人そろって、神出鬼没の怪盗トリオ!」

「なんてな!」

 アルファ・ベータ・ガンマからなる地下倉庫課・通称怪盗トリオに対抗するため、仲間が次々と加わる。

「これはとっても素敵ね!」

「ブルー・ジュエル・パワー!ドレスアップ!」

「水と氷のプリンセス・アクアブルー、見参!」

「乙女の美しさ!アクア・プリズム・ブリザード!」

トップジュニアモデルである雪海沙奈が変身するブルーの輝きを放つドールプリンセス・アクアブルー。

「心のトゲトゲ、癒して見せます」

「イエロー・ジュエル・パワー!ドレスアップ!」

「花のプリンセス・シトラスイエロー、見参!」

「乙女の勇気!ハニー・フローラル・セラピー!」

一年二組のクラス委員を務める野々原アリスが変身するイエローの輝きを放つドールプリンセス・シトラスイエロー。

「私たち、プリンセスドールズ!プリンセスステージ、レッツスタート!」

こうして、つぼみ・沙奈・アリスによる女子中学生三人からなるガールズユニット・プリンセスドールズは産声をあげた。

「暗くて深い 闇の向こうに」

「一人さびしく たたずんでいた」

「だけどもう 怖がらないで」

「それは迷いを 断ち切ったしるし」

「春風に向かって 旅立っていく」

「さあ 夢の扉を開こう」

「輝く未来に向かって 放つよ私だけのメロディ」

「愛を守るため みんなを守るために」

「きらめく世界に奏でる 私とあなたのハーモニー」

「あなたのそばにいる それがプリンセスなんだから」

「砂漠の街に 住んでいても」

「氷で覆われた 場所にいても」

「心はいつだって 一つだから」

「それは つながっているしるし」

「桜が舞う空 勇気を出して」

「さあ 一歩前へと踏み出そう」

「輝く今へと響く みんながつなぐメロディ」

「世界を守るため 宇宙を守るために」

「きらめく夢を目指して 一つになったハーモニー」

「みんなのためにいる それがプリンセスなんだから」

「人はみんなときめいている」

「だから ずっと忘れないで」

「心の輝きを信じて」

「輝く未来に向かって 放つよ私だけのメロディ」

「愛を守るため みんなを守るために」

「きらめく世界に奏でる 私とあなたのハーモニー」

「あなたのそばにいる」

「みんなのためにいる」

「それがプリンセスなんだから」

「今こそ、心を一つに!プリンセス・トリコロール・イリュージョン!」

ここで流れた「プリンセスハーモニー~Legend of Princess~」は、おとぎの世界でのテーマソングとなっている。


「プリンセスステージ、ライブスタート!」

マジカルストーンをプリンセスミラーにセットすると、彼女たちはさらなる力を手にすることができる。

 ラブリーピンクは、ルビーのマジカルストーンの輝きでパワーアップ。

「Tell me 私に」

「愛の本当の意味を」

「答えてくれるのなら」

「きっと変わるはず」

「たとえ遠く離れても」

「会えなくなってしまっても」

「心の中でつながっている」

「君に向けて I love you」

「向かい風に吹かれても」

「君を感じて I feel you」

「私だけのLove Song」

「ルビーの輝きでパワーアップ!乙女の愛!ルビー・スイート・ハート!」

ラブリーピンクがプリンセスバトンロッドでマゼンタのハートを描いて魔獣を浄化する必殺技だ。

「きれいごとは完全に」

「耳を向けないで」

「ずっと心の中に」

「正義があるよ」

「君が語る言葉に」

「なぜか 勇気が」

「湧いてくる」

「It’s all right.」

「一人じゃない」

「仲間がいる」

「喜び抱きしめて」

「It’s all right.」

「La la la…」

「It’s all right.」

「その先の未来へ」

「見果てぬ世界へ」

「歩いていこう」

「ローズクォーツの輝きでパワーアップ!乙女の愛!ローズクォーツ・スイート・ハート!」

ローズクォーツのマジカルストーンでは、パステルピンクのハートを描く。

 アクアブルーでは、

「青い夏の空の下で」

「君が自転車を進んでいく」

「ペダルをこいだ先には」

「私が待っているから」

「幼い頃 二人で見ていた」

「あの景色を見てみたいから」

「もう一度」

「思い出の海」

「青く澄んだ世界が」

「忘れられない」

「ここをたとえ離れても」

「ずっと頭の中に…」

「思い出の海よ…」

「サファイアの輝きでパワーアップ!乙女の美しさ!サファイア・プリズム・ブリザード!」

サファイアのマジカルストーンで紺色のダイヤを放つ。

「どうしたの?今日はらしくないね」

「疲れているみたい 落ち着こうよ」

「辞書に載っていない 魔法の言葉」

「あなたの心の中で支えとなっているわ」

「Do your best」

「いっぱい食べたい」

「ほしいもの買いたい」

「そう やることたくさん」

「I’m little girl」

「憧れの舞台へ」

「目指していくだけ」

「Let’s try!」

「キラキラ キララ 輝け」

「みんなで力合わせて」

「キラキラ キララ ときめく」

「もっとがんばれるはず」

「キラキラ キララ きらめく」

「私がついているわ」

「キラキラ キララ キラキラ」

「青空のキセキ」

「アクアマリンの輝きでパワーアップ!乙女の美しさ!アクアマリン・プリズム・ブリザード!」

アクアマリンのマジカルストーンでは、水色のダイヤを輝かせる。

 シトラスイエローでは、

「花が咲いて 鳥も鳴いたら」

「あたたかな季節がはじまる」

「たんぽぽの綿毛が」

「飛んでいかないうちに」

「風が吹いて 月も光ると」

「一日の終わり」

「光に照らされていく」

「黄色の菊が」

「はちみつ色の日々」

「私の人生は」

「甘くてほんのり」

「味を感じるの」

「Honey Days」

「It’s a Wonderful Life」

「シトリンの輝きでパワーアップ!乙女の勇気!シトリン・フローラル・セラピー!」

シトリンのマジカルストーンでオレンジ色の花を咲かせる。

「得意なことより」

「好きなことがいい」

「だけど」

「遊びもいいけど」

「学びもきちんとね」

「そう 人生は一筆書き」

「真っ白なキャンバスに」

「どんなふうに描こうかな」

「パパとママと先生も」

「おじいちゃんおばあちゃんも」

「そして 子供たちも」

「みんな同じ」

「世界の中に」

「暮らしているよ」

「個性を生かしながら…」

「トパーズの輝きでパワーアップ!乙女の勇気!トパーズ・フローラル・セラピー!」

トパーズのマジカルストーンでは、レモンイエローの花を咲かせる。

 このように、マジカルストーンはプリンセスドールズを強くさせる力を秘めているようだ。


 そんな中、ネメシス財団からもドールプリンセスを2019年の横中に送り込んでくる。彼女の名前は、ダークミラージュ。プリンセスドールズのライバルとして、時には「星空蘭」と名乗る謎に包まれた少女だ。

「もし時間を干渉できるのなら」

「過去と未来 どっちがいい?」

「もし時間を止められるのなら」

「どんな瞬間にしたい?」

「私は未来からやってきたの」

「現在には存在しない」

「Time Machine に乗って」

「二人でどこかに行こう」

「誰にも秘密にするから」

「Time Limit なんてないから」

「私の辞書には」

「自由にすればいい」

「Endless Time」

なんと、ダークミラージュもプリンセスドールズと同じように歌とダンスを駆使するネメシス財団の刺客なのだ。さらに、

「きっと誰かが救いの手を」

「差し伸べてくれるのなら」

「私は構わないわ」

「街に灯るネオンの光」

「もう見飽きちゃったの」

「そう 私はもう」

「見慣れた私ではない」

「生まれ変わるのだから」

「今」

「探しているの ほしいもの」

「時を超えて 空を超えて」

「まだ見たことない宝石」

「それが黒いダイヤモンド」

「出口のないトンネル」

「答えのない質問」

「今の世界はわからないものばかり」

「そう 私はもう」

「誰にも頼らない」

「何も怖くないのだから」

「見つけたい つかみたい」

「大地をかけ 大空をかけ」

「私が勝ち取るから」

「それが黒いダイヤモンド」

「見つけたい つかみたい」

「時を超えて 空を超えて」

「夢がかなう宝石」

「それが黒いダイヤモンド」

ネメシス財団の発表会に向けて、ダークミラージュはさらなるバージョンアップを成し遂げた。

 怪盗トリオに続く新たな敵の登場に、プリンセスドールズも黙ってはいられない。ルビー・サファイア・シトリンのマジカルストーンの輝きを組み合わせた合体技があるのだから。

「Shining! 輝きを」

「いっぱい集めて」

「そのボルテージを」

「高めていこう」

「ここからまた始まる」

「私たちの物語」

「Star Light Stage」

「ときめいて」

「アイドルになっちゃおう」

「恥ずかしがらずに」

「Star Light Stage」

「一緒に」

「盛り上げていこう」

「一体感を高めて」

「Stardom!」

「今こそ、心を一つに!プリンセス・トリニティ・ストリーム!」

三人の活躍で、ダークミラージュが持っていた闇の力の浄化に成功する。

そして、そこから誕生したのが、トウィンクルパープルという星と月のドールプリンセスだ。彼女は、プリンセススタータンバリンで魔法を使う。説明しよう。タンバリンは、胴に小さなシンバルを付けた、極めて浅い小型の片面太鼓である。楽器の価格としては、比較的 安価な部類であり、また簡単に音を出すことができるため、教育楽器として多用される。一般的には「タンバリン」として知られるが、日本の小学校で使われる教科書では「タンブリン」と書かれている。これは文部科学省から発行されている「教育用音楽用語」という冊子で音楽用語に関する基準が示されており、教科書に出てくる音楽用語はこれに従っているためである。フランスでは、この楽器とプロヴァンス太鼓の両方を tambourinと呼び、クラシック音楽の作品ではプロヴァンス太鼓の方を指す場合がほとんどである。その場合、タンバリンは tambour de Basqueとして区別する。

「スター・アンド・ムーン!ドレスアップ!」

「星と月のプリンセス・トウィンクルパープル、見参!」

彼女は、フィギュアスケートの選手というもう一つの顔も持つ。

「きっと誰かが願い事を」

「行ってくれるのなら」

「私が叶えてくれる」

「ジオラマに見える街」

「今でも好きだから」

「そう これまでも」

「これからも信じたい」

「本当のこと」

「祈りたい 信じたい」

「夢がある 願いがある」

「夜空に思いを込めて」

「Heartful Wish」

「アメジストの輝きでパワーアップ!乙女の輝き!アメジスト・トウィンクル・ナビゲーション!」

アメジストのマジカルストーンでは、紫と菫色の星をきらりと輝かせる。

「発射のベルと」

「同時に出会う二人」

「でもすれ違ってしまう」

「早く会いたい」

「だけど知らない」

「だから だから unknown unknown」

「なぜそんなに会いたい?」

「あなたの思い」

「ねえ 目を合わせて」

「振り向かずに」

「そうそうそう 気になりそう」

「私の脳内は」

「あなたのことだらけ」

「さあさあさあ 勇気を出して」

「本当のことを」

「伝えに行こう」

「恋するリフレイン」

「ダイヤモンドの輝きでパワーアップ!乙女の輝き!ダイヤモンド・トウィンクル・ナビゲーション!」

ダイヤモンドのマジカルストーンでは、銀色の月の輝きでメロディを奏でる。

 4人では、輝く宇宙を放つことができた。

「瞳を閉じて」

「あのことを思い出してよ」

「嬉しいこと 楽しいこと」

「いっぱいあるはず」

「見えるもの 聞こえるもの」

「すべて知ってるとは限らない」

「だからこそ」

「今を生きていくしかない」

「一人じゃできないことも」

「みんながいればできるよね」

「1の力が100になる」

「不思議な魔法」

「心重ねる私たち」

「揃ったときに初めて」

「嘘なんて もういらない」

「真実の友情を感じたい」

「今こそ、心を一つに!プリンセス・ワンダフル・ギャラクシー!」


 もう一人、ドールプリンセスがいる。その名は、スカーレットエース。実は、彼女の正体こそ、神門あかりの姪である神門琴音だった!

「すごい駆け足 橋を渡った」

「あなたの元にサプライズ訪問するわ」

「電話したい」

「メールしたい」

「それでも まったく時間はない」

「愛の太陽」

「いつも心の中で晴れている」

「こんなに心震えるの 初めて」

「愛の太陽」

「周りに雲一つない」

「言えないけどあなたが好き」

「ガーネットの輝きでパワーアップ!乙女の力!ガーネット・スカーレット・ファイヤーワークス!」

ガーネットのマジカルストーンでは、紅色の炎を放つ。

 つぼみの幼なじみである藤村晴斗、チララとコロンの姉弟、おとぎの世界の王子であるプラチナ、それに光の女神の後継者であるカレンに見守られて、五人はピュアロイヤルメイクドレッサーで新たな力を得る。

「さあ、五人の力を、今ここに集うとき」

「Dash! Dash! Jumpingしよう!」

「心に翼がある」

「その先は」

「未来」

「Boys & Girls Don’t Think Feel!」

「ウインクだけはなぜか」

「うまくできない」

「笑顔のまま 毎日を」

「過ごしてる」

「選挙の日などはなんか」

「出かけたくなる」

「正午まで数えると」

「眠ってしまう」

「抱きしめて」

「悲しくなったときは」

「抱きしめて」

「今は」

「もう大丈夫だよ」

「Yeah! Yeah! Lucky Every Day!」

「無限の可能性」

「みんなみんな」

「同じ」

「ひとりぼっちじゃない」

「Dash! Dash! Jumpingしよう!」

「心に翼がある」

「その先は」

「未来」

「Boys & Girls Don’t Think Feel!」

「好きな人といると」

「とても幸せ」

「もし魔法を使えるなら」

「時間止めたい」

「抱きしめて」

「友達同士だから」

「抱きしめて」

「もしも」

「さみしいなら」

「Yeah! Yeah! Lucky Every Day!」

「無限の可能性」

「空はいつも青く」

「晴れ渡るから」

「Dash! Dash! Jumpingしよう!」

「心の翼広げたら」

「指切りの儀式」

「Boys & Girls Don’t Think Feel!」

「Dash! Dash! Jumpingしよう!」

「心に翼がある」

「その先は」

「未来」

「Boys & Girls Don’t Think Feel!」

「Yeah! Yeah! Lucky Every Day!」

「無限の可能性」

「空はいつも青く」

「晴れ渡るから」

「Dash! Dash! Jumpingしよう!」

「心の翼広げたら」

「指切りの儀式」

「Boys & Girls Don’t Think Feel!」

「今こそ、力を一つにするとき!プリンセス・ピュア・エクストリーム!」

五人の活躍で、怪盗トリオが時空のかなたから送り込んできた魔獣から多くのマジカルストーンを回収することに成功した。

「ちゅ、ちゅ、ちゅっぴー!」

それには、チララも貢献してこその、

「キャッチ!」

戦いの賜物である。ルビー、サファイア、シトリンのほかにアメトリン、ラブラドライト、オニキス、ヒスイ、マラカイト、オパール、ローズクォーツ、アパタイト、ミルキークオーツ、ブラウンクオーツ、ブラッドストーン、ムーンストーン、ペリドット、アイオライト、アクアマリン、ジルコン、エメラルド、クリソプレーズ、サンゴ、コハク、蛍石、トパーズ、アメジスト、ダイヤモンド、タンザナイト、カーネリアン、ラリマー、チャロアイト、ラピスラズリ、オリハルコン、エンジェライト、御影石、タイガーアイ、キャッツアイ、ガーネット、アイスクオーツ、スピネル、ネフライト、パール…これまでに彼女たちは数多くのマジカルストーンを集めてきたが、それでもまだ発見できていないマジカルストーンがある。

「それではまた次回、輝く世界でお会いしましょう!プリンセスステージ、ハッピーフィナーレ!」

こうして、世界の平和は今日もプリンセスドールズによって守られていくのであった。


 月日が流れ、2020年代を迎えた。その始まりを告げる2020年の春。中学二年生になるつぼみは、春を楽しみにしていた。

「新しいはじまりに、わくわくしている!さてと、今日はどこへ行こうかな?」

つぼみはこう期待を膨らませて、外へと出かけるのであった。

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