最終話:神の暇なし
おあとがよろしいようで~
(;´・ω・)
「うーん、今回はそこそこ楽しめましたわぁ~。肉の体もたまにはいいものですわねレイムや他の女の子もおいしくいただけましたですしですわ~♡」
あたしは背伸びをしてそこそこ大きい胸を揺らす。
まぁ、こんな感じであたしはたまに気晴らしとストレス発散で自分の世界で遊んでいる。
そしてその世界をいじりまくって面白おかしく、小さくてもいいから「くすっ」と笑えるようにしている。
それがあたしたち神の特権でもあるわけだが。
もちろん、あたしも他の神々が作り上げた世界を見に行く事がある。
勉強になったり、のめりこんだり、そして賛美を送りたくなったりと。
「そういえばあの子たちの結果はどうかしらですわ?」
そろそろイベントの結果もわかるころだろう。
出来れば中間選抜には残って欲しいところだ。
そんなことを思いながらふと事務所にいる神々の数が少ない事に気が付く。
おかしいと思い近くの神に声をかけると、なんと毎年のこの時期に流行るウィルスに感染して病欠者が続発しているらしい。
「ほんと、あの新型ウィルスの後とは言え、まだまだ油断は禁物ですわね……」
あたしはそう言って、本日の終業のタイムレコーダーをがちゃんこするのだった。
* * * * *
「ごほごほ、む、胸が苦しいですわ……」
そう言ってあたしは休みなのに急診に向かっていた。
熱もかなり出ていていろいろと苦しい。
なので休日にもかかわらず急診に来ると……
「あ、流行のウィルス感染ですね。それと、肺が白くなってますから肺炎を起こしてますね? これ緊急入院です」
「へっ、ですわ??」
当番医の神にそう言われ、あたしはその場で入院が決まるのだった。
「ちょ、ちょっと待つのですわ! 仕事も山ほど残っているし、更新しなければならない私の世界もあるのですわよ!?」
「はいはい、治ってからですね。すぐに抗生物質投与ね!」
こうしてあたしは復帰後に地獄を見るほど忙しくなるのが確定するのだった。
……やっぱり健康って大切ですわぁ~( ;∀;)
―― 神の暇つぶし ――
おしまい☆彡
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