表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《覇》の古具使い  作者: 桃姫
彼方編
98/159

97話:朝

護衛生活一日目

 俺は、会長と共に天龍寺邸宅を出た。

「眠いッスね」

「眠いとかそういう話じゃなくて、結局、まだ、何で清二君がうちに来たか説明してもらってないんだけど?」

俺は、会長から質問責めにあっていた。

「だから、他意はないって言ってるじゃないですか」

「全然説明になってないけど?!」

欠伸をしながら、後ろを振り向く。すると、丁度、秋文と秋世が出てきたところだった。

「あ、清二兄ちゃんだ!」

「あ、清二さん!」

二人がこちらに駆け寄ってくる。小学六年生だという二人。


 秋文は、特徴のない雰囲気の美少年である。どことなく純真な少年っぽい。


 秋世は、会長に似た黒い長髪を首元で二つに縛り、ツインテールにしている。ただ、会長とは違い、瞳の色が、少し赤みがかっている。叔母譲りなのだろうか?そして、何より注目すべきは、会長にはたっぷりあるものが、秋世には少量しかないものがある。胸だ。

「可愛ぇ~」

――ゴスッ

会長に肘打ちを入れられる。

「おい、姉貴!清二兄ちゃんに何やってるんだよ!」

「お姉さま!」

そして、二人が怒る。

「はぁ、二人とも遅刻しないようにね……清二君、行くわよ!」

「ちょっ、会長」

俺は、会長に引っ張られて学校まで連れて行かれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ