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《覇》の古具使い  作者: 桃姫
吸血鬼編―間話―
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62話:話題の編入生

 休み時間となり、最初は、皆遠慮がちだったが、徐々に白羅に話す人数が増えていった。ちなみに、氷室と言う苗字は、会長が適当に龍神に提案したものらしい。氷の龍から氷と言う字を取ったようだ。

「白羅たんって頭いいの?」

エリナが聞いた。白羅たんって……

「私……?そうね、清二に勉強を教えれるくらいには頭が良いわよ」

確かに。普通に勉強の面倒も見てくれた。それも、テストで百点を取れるレベルに。まあ、一ヶ月以上も勉強と筋トレをしたのだ。頭がよくなっていなかったら、泣ける。

「え?」

エリナを含む周囲の動きが止まった。どうかしたのだろうか。

「『清二に勉強を教えれるくらいに』ってことは、もしかして、白羅たんってセイジンの知り合い?」

「え?言ってなかったかしら。知り合いも知り合いよ。寝食を共にした仲だもの」

そうだな。一ヶ月半近く一緒に寝て起きて食べてを繰り返したもんな………………?……?……?!

「えっと、セイジン。マジ?」

「ん?あ、ああ。マジだぞ」

「そっか……そうなんだ」

エリナから怒気が発せられたように思ったんだが、気のせいだろうか。凄まじさに、吃驚してしまった。


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