表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《覇》の古具使い  作者: 桃姫
龍神編
40/159

39話:編入生

 そして、翌日だ。朝食時には、アーサーの姿が無かった。

「アーサーは?」

「用があるからって、出かけて行ったわよ」

何か怪しい笑い方をしている母。まあ、良いだろ。


 そして、登校して、クラスがざわついていた。ああ、そっか。編入生がいるんだっけか。情報通の高木たちだ。もう、クラス中に、情報が回っていてもおかしくない。

「おう、青葉。今日編入生が来るってよ」

「知ってる」

俺の適当な答え。

「あ~、お前、生徒会だもんな。はぁ~ずりぃな」

高木は、うらやましそうな表情をしたのも束の間、別の登校者がくると、すっとんで行って情報を撒いた。


 そうして、訪れてしまった。運命のとき。この時、俺が、朝の母の怪しい笑みの理由、もっと言えば、昨日、母が出かけていた理由。それに気づいていれば、阻止できたのかも知れない。この、二人の刺客が、俺のすぐ近くに現れることを。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ