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《覇》の古具使い  作者: 桃姫
聖剱編
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21話:考察

 翌朝。俺は、ホームルームをサボり、屋上で、《殺戮の剱》について考えていた。こいつを出したときに聞こえた声。そして、おそらく、開花する前からいくつか、こいつに助けられている。副会長が刺された日の夢とトラック事故のときだ。

《その通り、あれは、予知の一種と風だ。予知は、剱とは関係ないがな》

声が響く。やはり、意思を持っているのか。

《何、我は、基本的に眠っている。そして、今から寝る》

反応がなくなった。って、待て、一番聞きたいことが聞けてない。

《何だ?眠いので早めに頼む》

ああ、じゃあ、《殺戮の剱》とは、何だ?

《そのままだ。すべてを殺しつくすために作られた剱。聖剱と反する存在。覇を宿す剱だ。昨日の奴も、危険視されている我を潰す気に違いない。気をつけろよ》

そうか。俺の古具は危険なのか。アーサーが殺しに来ると言っていたが……。まあ、そう易々と殺されるつもりはない。第一、危険というだけで、何もしてないのに殺されるのは理不尽極まりないからな。


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