表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《覇》の古具使い  作者: 桃姫
終焉編
152/159

151話:《第五階層:剣製龍殺》

Scene美園

 私は、考えていました。この状況で何をすべきかを。何をすれば、どうなるかを。しかし、私には分かりません。何をすればこの状況で一番有効なのか。そして、私の中の何かが囁くのです。

――あの剱を手に入れなさい

そう、囁くのです。私の視界に映っている二本の剱のうち、何かが指しているのは《龍滅の剱》のことでしょう。


 辰祓。辰、すなわち龍。龍を祓う一族。それが私の一族です。ドラゴンキラー。ドラゴンスレイヤー。龍滅士。龍殺士。様々な呼ばれ方をする私の一族ですが、その力、根源は、その身に宿る、龍を退治する力。しかし、その血は、薄れ、もはや私に力はないに等しいです。

――そんなことは無いわ。貴方には力があるわ

 何を言っているのかしら。あるわけが無いといっているのに。

――恋は、時として、己の本能を呼び起こすわ

 恋?それは、私が彼に抱いている恋愛感情のこと?

――そう。そして、貴方は、今、「蒼」のオーラを浴びて、裡なる力に変革が訪れた。さあ、目を醒ましなさい


|《刀工の龍滅刀》《スミス・ドラゴンキラー》


 これが、私の「古具」。


――力が、呼応する。


 そして、手を伸ばす。無意識のうちに、《龍滅の剱》へと……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ