表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《覇》の古具使い  作者: 桃姫
美園編―間話―
113/159

112話:お気に入り

 パーティーにて、俺と副会長と会長の三人で食事をしていた。

「それにしても、俺が呼ばれても本当場違いって感じッスね」

「そんなことないですよ」

「うん、そんなことないよ」

俺の言葉に二人ともすぐに言葉を返す。

「青葉君。私の母と顔見知りのようですがそれについては?」

副会長からの質問。

「ええ、こないだ、拉致されました」

普通の口調でありのままを告げる。

「ら、拉致?」

「ああ、拉致ですか。母ならやりかねませんね」

娘にすらこう思われている舞子氏って。

「なるほど、つまりは、母に、私との関係を聞かれましたね」

「ええ」

俺の答えに会長が、

「え、あれって、芝居だったんでしょ?」

「ええ、ですから、それを告げました」

俺が魚料理を食べながら言う。

「え、私はてっきり話をあわせて誤魔化したものかと」

舞子氏から話を聞いてないのか。

「今頃、嘘とばれていたら、社会的に抹殺されていてもおかしくないはずですから」

おいおい、マジで。やっぱり、あの人そんなことするんだ。

「おそらく気に入られたのでしょう。あの気難しい母がきに言った人間は、一握りしかいないのに、流石は青葉君ですね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ