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完結【 だんじょん いん・ざ JK 】 -好きな子がダンジョンにご執心なので私頑張ります-  作者: monaka
第三部:Dungeon・in・the・JK.

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詳しいルールを把握するJK。


 マスターが返ってきたのは夜になってからだった。

 どうやら神様達との打ち合わせが揉めに揉めたらしい。


 朱雀と青龍は賛成派だったけど、白虎と玄武が反対したらしい。

 戦いその物を反対されてしまうと話が進まない。いくら一番偉い朱雀が許可を出しても、白虎と玄武は朱雀よりも年長者だったらしくゴネだして聞かなかったとか。


 どこにでも老害っているんだなぁなんて思いながら話し半分にマスターの話を聞いていた。


 だってマスターが今怒ってないって事は話はうまく纏まったって事だろう。


 そもそも白虎と玄武は、どうせ人間に勝ち目など無いのだからやるだけ無駄。面倒な事に巻き込むな、って言い分だったらしい。


 いくら話しても平行線だったけど、そもそもどうしてそんなに人間と戦いたいのかって話題になって青龍は私の事を例に出し、朱雀はゆゆに頭もぎ取られたって話をしたんだってさ。

 そしたら急に空気が変わって、それだけの力を持つ人間が他にも居るのか? ってなったらしい。


 そこでマスターが「当然だ。あんた等には負けないよ」なんて言っちゃったらしくて白虎と玄武も乗り気になったらしい。


 その二人と戦う事になる人は大変だなと思う。


「で、だ。詳しいルールと対戦カードも決まったから説明するぞ」


 マスターが説明してくれたのは次の通り。


 会場は神様が用意してくれた特設ステージで、神界にいる全ての人々が観客という名の目撃証人。

 審判は私達が最初にお世話になったナビ子。

 この辺はいろいろ便宜を図ってくれたらしい。

 というか多分他にやってくれる人が居なかったんだろうなぁ……。


 初戦は白虎。対戦者はイル君、ハム子、そしてマスター。


 本来は神一人につきこちらが二人組で戦うって話になってたらしいんだけど、こっちの人数が多い事に気付いた白虎が自分は三人相手でいいと言い出したらしい。


 白虎は強い相手と戦いたい。私かゆゆを出せって言い出したらしいけど、対戦相手の中にマスターが入ってたのでそれなら、ってなったとかなんとか。


 で、次が玄武。対戦者はキャロちゃんとカナ。

 キャロちゃんとカナを組ませるのは何か意味があるのかな?

 マスターはその辺きちんと考えてると思いたい。


 で、青龍とは勿論私とアーニャ。

 あの時の完全なリベンジ戦を組んでくれた。


 最後は朱雀。こちら側はゆゆともちゃ。


 トータル的に勝利数の多い方が勝ち。

 もしお互いが二勝二敗になってしまった場合は仕切り直しで全員のバトルロワイヤル。


 マスターが言うには、そんな事になったらまず勝ち目がないからなんとしても三勝しろとの事。


 神様相手に三勝?

 四戦で三勝。


 結構無茶な事言ってるよなぁ。


今回で対戦カードの詳細がはっきりしました。

マスターの修行の結果が発揮されるといいんですが(笑)

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