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完結【 だんじょん いん・ざ JK 】 -好きな子がダンジョンにご執心なので私頑張ります-  作者: monaka
第二部:愛のカタチはJK次第。

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新たな性癖に目覚めるJK。


「……ゆゆ?」


「……ん、何?」


 うっかり、口に出てしまっていた。

 心からがっかりして、つい……お前もかと。


「えっと、ううん。なんでもない」


「そう? ならいいんだけど……」


 もちゃは間違いなく聞いてしまっただろう。

 それでも、どういう意味なのかを確認できずにいる。


 あぁ、可愛いね。

 その不安そうな顔。

 もしかしたら私に嫌われたんじゃないかって不安そうな表情。

 私にこんなサディスティックな部分があるとは思って無かった。


 どっちかっていうとM気質なのかなって思ってたから。


 だってモンスターに何度も何度も食べられてるし。


 ……あ、でもさっき大暴れした時はめちゃくちゃ気持ちよかったなぁ。

 やっぱり私ってドSなのかも。


 だからこんな感情を抱いちゃったとしてもしょうがないよね。


 この可愛いもちゃが困ってる様子が愛おしくてたまらない。


 私を好きなもちゃが不安になってる姿が愛らしくてたまらない。


 もっと、困らせてやりたい。



 ……私何考えてるの?


 そんなの可哀想じゃん。

 分ってる。分かってるけど……。


 そう思っちゃうんだから仕方ないじゃん。


「ねぇもちゃ、もちゃは私の事好き?」


「え、うん、うん! 好き!」


 必死になっちゃって可愛いなぁ。


「私に嫌われたくない?」


「……ゆゆは、ボクの事、嫌い……?」


 あああああああ。

 不安そうに私を見上げる彼女のその瞳を見るだけで背筋がゾクゾクしてくる。


 私完全にSだなこりゃ……。

 主にもちゃに対してだけかもだけど。


「私は好きだよ? もちゃがちゃんと私の期待に応えてくれるならね」


「頑張るっ! ボク頑張るから……嫌いにならないで」


「うん、大丈夫だからね。もちゃが頑張ってくれたらいつまでも私はもちゃの事だけ愛してあげるから」


 私は出来る限りの笑顔でそう言ってあげた。

 するともちゃはビクっとしながら、「がん、ばる……」と呟く。


 私、今更ながらに新しい性癖に目覚めてしまった。いや、別に他に性癖がある訳じゃないんだけどさ。


 これはきっともちゃと出会ったから生まれた物だろう。


 だとしたら、私のせいじゃないんじゃない?

 基地でもちゃが私に迫ってくるようになって、こんな関係になっちゃったから私がこんな事とになっちゃったんだよ。


 そう、どう考えたって私は悪くない。


 そう思わないと、やってられないでしょ?

 こんな最低な事考えてるのにさ、私今凄く高ぶってるんだもの。


 もちゃの事をもっともっと好きになったし、特別になったし私はこの子を愛している。


 そう今なら自信を持って言える。

 私はもちゃをもっともっと大切に大切に


 虐めてやりたい。



とうとう行くところまで行ってしまった感があります。

ダンジョンの攻略につれ自意識が変化して本来の気質が出てしまっているのか、或いは純粋に目覚めてしまったのか。

どちらにせよろくなもんではないですね(;´∀`)

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