表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完結【 だんじょん いん・ざ JK 】 -好きな子がダンジョンにご執心なので私頑張ります-  作者: monaka
第二部:愛のカタチはJK次第。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

323/393

壊れていくJK。


 私、どうしちゃったんだろう。

 落ち着かない。

 何かしていないと、小刻みに身体が震えてしまう。


 だから、モンスターが出て来てくれた方が助かる。

 戦っていれば気がまぎれる。


 もちゃにもお嬢にも任せたくない。

 それは私が戦う相手だ。


 ここは私のダンジョンなんだから、私がやったっていいでしょう?


 もう少し練習させてと言ってひたすらバールを振り回し、出来る限り自分の身体が傷付くような戦い方をする。


 自分の身体を巻き込むように炎をまき散らし、わざと自分の身体に敵を食いつかせてから止めを刺したり。


 痛みを感じていないと自分を保てない。

 どうしてしまったというんだ。


 私、なにか変だ。

 いくらなんでもこの状況が異常な事くらい分かる。


 少し心のバランスが崩れてしまっただけでこんな事になるなんて。

 私ってうつ病か何かだったのかしら?


 メンヘラってやつ?


 それかどうかは分からないけれど明らかに精神的な疾患を抱えている気がする。


 そうでないと自分のしている事がりかいできない。


 ただ楽しく毎日を過ごすなんてことが出来そうにない。


 本当はそういう暮らしがしたかった。

 親に疎まれる事なく、友達と笑いあったり、大切な人と幸せな暮らしを送る。


 そんな時間を欲していた筈なのに……。


 このダンジョンに初めて入った時、私は一人になる為に入った。

 そして死ねなくなってしまった。


 だから生きるしかなかった。

 どうせ生きるしか無いならやれるだけやろうと思った。


 だから私は今も生きてる。

 そして、もちゃがいくら私を殺してくれると言ったところで私は死ぬ事が出来ない。


 だから、もちゃが私を殺せなくなったとしても何も変わらないはずなのに。


 それなのにどうしてこんなに心がざわつくの?


 そんなにも彼女に期待していたの?

 殺してくれる事を期待していたの?


 殺せるわけがないのに?


 だとしても、どうにかして殺す方法を探してくれるって、私が死にたくなったらなんとかしてくれるって信じてたのに。


 ……そうか。

 私は死ねないとか殺してくれるとか、殺せなくなったとかそんな事じゃなかったんだ。


 分った。

 気付いてしまった。


 私は、もちゃに裏切られたんだ。


 少なくとも、私はそう感じてしまったんだ。


 彼女に裏切られたと感じた事でどうしてここまで苦しくなるんだろう。


 ふともちゃの表情を伺う。


 めちゃくちゃな戦い方をする私を心配している目だ。


 私が傷付くのが我慢できないというような目だ。


 どうしてそんな目で見るの?


 私だってもちゃの事が大切。

 死んでほしくなんてない。

 もちゃの事が好きだから。


 だけど、私の事殺してくれるって言ったじゃん。

 死にたくないって思わせるって言ったじゃん。



 まだそんなふうに思えてないよ。

 なのに殺せなくなるとか言われたら未来の保証だけを奪われた形になってしまう。


 私はただたた不安なのだ。

 それだけだったんだ。


 馬鹿みたい。


 メンタルが、崩壊してしまった。

 私って、どうやって生きていたんだっけ。


本格的にゆゆが壊れてきました……。

ここから立ち直れるんでしょうか?(;´∀`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作公開!!
女の子だってざまぁしたい!【おさころ】〜幼馴染が特殊性癖のヤバい奴な上に私より可愛くて腹立つからこいつ殺して私も死ぬ〜
おさころ
渾身の学園カオスラブコメ!!


毎日更新中のこちらもどうぞ
↓クリックで作品へ↓
sample
100万PV&1200ブクマ突破のTSファンタジー☆


毎日数分で読める日記コメディ
「とある魔王の日記帳。」

小説家になろう 勝手にランキング

cont_access.php?citi_cont_id=623303471&s

ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ