表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完結【 だんじょん いん・ざ JK 】 -好きな子がダンジョンにご執心なので私頑張ります-  作者: monaka
第二部:愛のカタチはJK次第。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

311/393

ヤる気と殺る気をぶつけ合うJK。


「……それ、喧嘩売ってるの?」


「うわ、怖い顔しないでよ。実際体験した方が分かりやすいってだけだってば。それに……もちゃの実力も見て見たいしね♪」


 もちゃに睨まれてもお嬢は飄々と笑ってる。


「……本気で殺るよ?」


「うひゃーお手柔らかにお願いね」


 もちゃが大分イライラしてる。からかわれてると思ってるのかな?

 多分そうじゃなくてこの人はこういう人なんだと思うけど……。


「さ、いつでもいいよ。ってうわびっくりした!」


 もちゃが物凄い速さで私の目の前から消えてお嬢に飛び掛かっていた。


 でもお嬢はもちゃの腕を掴んでいて、そのまま振り回して遠くに放り投げる。


「うーんなかなかのスピードだね。しかもそれって……才能じゃなくて素の運動能力だよね? こっわ」


「いつの間に掴まれたのか分からなかった……」


「ほら、もう一回おいで。自分でこの力の正体を暴いてみせなよ」


 お嬢はなんでこんな回りくどい事をするんだろう。

 本気で戦う気があるようにはあまり見えないんだけど……。


「じゃあ次は……これ!」


 もちゃの姿が四人に分れた。確かあれは才能の力だったかな?


「分身の術とか凄い!! カッコいい!!」


「馬鹿に……するなぁっ!!」


 四人がバラバラの方向からタイミングを少しずつずらしてお嬢へ短刀で切りかかる。


「!?」


 結果は、全員空振り。


 それどころかそのうちの一人がお嬢に背後から羽交い絞めにされて身体をわしゃわしゃ触られてた。


「ばっ、やめろーっ!! ボクに触るなっ!!」


 もちゃは顔を真っ赤にしてジタバタ暴れるけどお嬢の力は凄いらしく全く離す気配がない。



「四体とも全部実体がある分身かーそれは結構使い勝手がよさそうだよね。分身してる時に一人がこういう事されたら感覚とかはどうなってるの? 共有してるの?」


「やめっ、ヤダ! ゆゆ助けてーっ!!」


 あらあら……こりゃもちゃの完敗だねぇ。


「お嬢、その辺にしておいてあげて。もちゃが私に助け求めるなんてよっぽどだよ」


「ちぇっ、これからいいところだったのになぁ」


 お嬢が拘束を解くと、もちゃは涙目で私の後ろまで走って逃げてきた。

 かわいい。こんなもちゃは初めて見た。


「で、結局私の才能がなんなのか、その秘密は分かったかな?」


「うるさいばかーっ!!」


「あっれー。もしかして嫌われちゃった?」


 もちゃが落ち着くまでしばらく私は頭を撫でてぎゅっとしてあげた。


 完全に彼女の中にトラウマが刻まれたぞ。これでダンジョンが発生したらどうしてくれる?


もちゃに新たなトラウマが刻まれてしまった……(;´∀`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作公開!!
女の子だってざまぁしたい!【おさころ】〜幼馴染が特殊性癖のヤバい奴な上に私より可愛くて腹立つからこいつ殺して私も死ぬ〜
おさころ
渾身の学園カオスラブコメ!!


毎日更新中のこちらもどうぞ
↓クリックで作品へ↓
sample
100万PV&1200ブクマ突破のTSファンタジー☆


毎日数分で読める日記コメディ
「とある魔王の日記帳。」

小説家になろう 勝手にランキング

cont_access.php?citi_cont_id=623303471&s

ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ