鏡の女王ウールー
「いよいよこの扉の先が玉座の間だね、誰かはいるといいんだけど……誰もいないっていうのが一番困っちゃうから……」
ここまでモンスターだけでプレイヤーに出会うことはなかったのでリボンは不安げに喋る
「誰かは待っていると思うよ……はぁどうせまたお姉様が……」
「ん? 何か言ったカシミアちゃん」
「ううん行ってみれば分かるよさあ行こうリボン」
「うん!」
カシミアに促され二人片扉ずつ同時に思いっきりおして重い扉を開いた。
「ふっふっふよくぞここまでたどり着いた!」
「ウールーさん!?」
「やっぱり……」
「二人共よくぞここまでたどり着いた!」
困惑するリボンと呆れ顔のカシミア
「あっお姉ちゃん!」
「リボン……ウールーに捕まっちゃった」
「どういうことですかウールーさんお姉ちゃんをどうするつもり!?」
「ふふふそんなの決まってるいるでしょ私リングのこと大好きなの、だから私だけの着せ替え人形なってもらうのよ
そ、そんなの絶対ダメ! お姉ちゃんは私のお姉ちゃんなんだから絶対渡さない!」
「ふふふそれなら私と今から勝負だリボンちゃん、私に勝てたらリングを返してあげるよ」
「望むところだよ絶対お姉ちゃんを取り返してみせる!」
「お姉様……ほんとタチが悪いよ私もリボンに加勢してもらうからね」
「2対1それぐらいの方がちょうどいいハンデにだよ二人まとめてかかっておいで!」
こうしてリングを助けるためにウールーとの戦いがはじまった!




