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試合の後でみんなの武器の見せ合いっこ2

「リボンの武器は何度みても格好いいわね」


「白と黒の木刀ってなんだか珍しいしね」


「木刀というところがリボンさんの優しさや和のテイストをかもし出していいと思います」


他の3人にべた褒めされて照れるリボン


「もーそんなに誉めても何もでてこないよみんな」


照れながら二本の木刀を目の前に出す


「うん ?この木刀よくみたら木じゃなくて何か違うものでできてる?」


リングが顔を近づけてよーく木刀を見てみると木とは明らかに違う材質をしているしなんだか甘い香りもした


「それ私も気になっていたわ、リボンに攻撃されるたびに甘い香りが漂ってくるのよ」


「私も気づいてましたよ最初は毒か何か塗ってあるのかと思ってものすごく警戒して動きが鈍くなってしまいましたね~あれも敗因の一つでした」


「毒なんかじゃないよ!あのねこの木刀実は千歳飴なんだよ」


「千歳飴!?」


「そうお腹がすいた時にいつでも食べられるんだよ? すごいでしょ!」


「千歳飴……ちょっと舐めてみていいリボン?」


「私も久しぶりに食べたいな千歳飴」


「懐かしいですね~まだ純粋だったあのころのメモリアル……」


「さっきから言動がおばさん臭いよプレゼン」


「そうだ! じゃあ待ってて今切り分けるから」


「切り分ける?」


そういうとリボンは黒刀の先きっちょを一口サイズに3つ白刀で切り分けた


「切っちゃった……」


「ていうか切れるんですね」


「みてみてきったところにリボンの顔のニコちゃんマークがついてるわおもしろーい!」


「食はまず見た目ていうからね」


「いったいどこでそんな言葉覚えてきたのやら」


「漫画とかアニメとか昼ドラとかですかね」


「さあさあ3人共食べてみてよ」


リボンに促されて黒刀から切り分けられた千歳飴を恐る恐る口に入れてみた


「甘い!」


「ほお……これは美味ですね」


「この味どっかで食べたことあるわね、なんだっけ?」


「ふっふっふ……なんとねこの黒い方の木刀は黒糖味なんだよ!」


最初リボンの意味が分からずリングたちは3人共フリーズした。


「だからね黒糖だよ黒糖!黒い砂糖の黒糖!」


「ああ!黒糖ね黒い刀の黒刀じゃなくて黒い砂糖の方の」


「黒糖は甘いものを食べ飽きたお年寄りも好む優しい味だからいいですね~」


「黒糖のお饅頭とか美味しいわよね! 前にお母さんが買ってきてくれたわ」


「うんうんそれじゃあ今度はこっちを食べてみてよ」


黒刀の黒糖千歳飴を食べ終わるとその間にさっきとは逆の白刀を黒い刀で切り分けた千歳飴をリボンが出してくれた。


「今度は白い方……何味だろう?」


「それは食べてみてのお楽しみってことで」


「早く食べてみましょう」


「いただきまーす!」


食べて見ると今度はフルーティーな女子向けの味が広がった


「うーんこれは……!」


「これはさすがにすぐ分かりますよ!」


「あのフルーツの味ね」


「じゃあせっかくだからせーので三人共同時にいってみよう?」


3人は口揃えると


「せーの!白桃味!」


全員大正解だった


「ふふふそうそう白刀の白桃味だよ面白いでしょ~」


「なんだかオヤジギャグみたいね」


みんなうんうんと頷く


「酷い!」


親父ギャグみたいなリボンの木刀の千歳飴を楽しんだ三人でした。

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