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101回目の異世界転生!  作者: 絢野悠
三章:100万ウェン取得しろ! 
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二話

 ということで、俺たちはパーティを組むことになった。同時に俺は冒険者ギルドに所属し、冒険者ライセンスを取得した。


 完全にじいさんからもらったタブレットは蛇足だった。ライセンスを取得すると神の祝福を受けることで、他人のレベルとかモンスターのレベルとかが見られるようになるからだ。まあそれよりもいろんな詳細が見られる分、蛇足とはちょっと違うかもしれない。いや、俺そこまで他人のこと見ないけど。。


 パーティメンバーは四人。ちなみにギルドに登録してある。




 アルファルド

     職業:農夫

     武器:剣

     レベル:50(レベル詐称能力使用、本来のレベル100)


 シア

     職業:ニート

     武器:銃

     レベル:50(レベル詐称能力使用、本来のレベル200)


 ローラ

     職業:冒険者

     武器:剣

     レベル:80(勇者の資格)


 ネティス

     職業:無職

     武器:杖

     レベル:34(レベル限界到達済み)




 とんでもねえパーティが出来上がった。


「ちょっと! なんで私がニートなのよ! むしろニートが職業っておかしいでしょ!」

「しょうがねーだろニートみたいなもんなんだから」


 喚き散らすシア。


「私も別に無職じゃないですから!」

「無職みたいなもんだろ。気にすんな」


 クソ低レベル女もまたさわいでいる。


 唯一、ローラだけはいつもどおりだ。コイツは最初からライセンスを持っていたし、勇者の資格という特殊なパッシブスキルがあるので18歳という若さでレベル80に到達している。


 この勇者の資格というのは生まれながらに持つ才能で、これがないとレベル100を超えることができない。同時に、勇者の資格があることによって取得経験値が数倍に跳ね上がるので、若くして高レベルになれるというわけだ。まあ俺には必要ない能力だ。今だってシアと一緒にレベルを低くしてるくらいだからな。


「あんまり騒ぐんじゃない。視線が痛いだろ」


 そう、ここはアララアアの冒険者ギルドの建物の中。建物自体は広いが、そもそも賑やかな場所ではないので、うるさくすれば当然目立つ。ただでさえ農夫がパーティリーダーで、しかも普通の服で参戦しているのだ。目立ちまくりである。


 装備を揃える金がなかったのだ。すべて運命として受け入れよう。


 今日はじいさんが言っていた「すごいクエスト」が開始される日だ。事前に人を募っておいて、特定の時間になったら始まるタイプのクエストは難易度が高く報酬もいい。特に今回の報酬は5000万ウェンだ。完全なる達成報酬で、特定のモンスターにトドメを刺したヤツが受け取ることができる。


 この四人の場合、誰がトドメを刺しても山分けということになっている。俺の役目はモンスターのHPを削りながら、他の冒険者の妨害をすることになるだろう。シアにも妨害を頼んである。隙があればモンスターを倒してもいいとも言ってあるが。


「とにかく、あと数分でクエストが始まる。まだモンスターの名前も公開されてないが、これだけの冒険者を集めたんだ。相当手強い相手になりそうだ。全員、気を引き締めろよ」

「ああ、当然だ」


 ちゃんと返事をしたのはローラだけ。


「おいシア、わかってんだろうな」

「わかってるわよ。私だって、私の目的のためにやってるんだから」

「よしよし、いい子だ」

「頭を撫でるな!」

「ネティスは……まあ、死なない程度に頑張れ」

「もっとちゃんと激励するとかなんとか無いんですか?!」

「だってお前レベル34って、なんの足しにもならんぞ。なんでお前なんかが指揮官なんてしてたんだ。あの国はあれか、本気でお前を指揮官にしたのか」

「失礼ですね! 私の能力による賜物ですよ!」

「なにができんの?」

「そうですね……バレないように飲み物に下剤を仕込むとか?」

「お前ホントクソ野郎だな」

「残念でした、私は女です。ごめんなさいごめんなさい嘘ですごめんなさい」


 俺が腕を上げると、涙目になって謝ってきた。それでいいんだ、それで。


「ま、ヤバくなったら俺が守ってやる」

「お願いじまずううううう」

「ここで泣くなってホント」


 俺が悪いやつみたいに見えるじゃないか。


 いや、悪いやつだな、実際。どうでもいいけど。


「それでは皆さん、外に出てくださーい!」


 メガホンを持った女性係員がそう言った。


 係員の号令で、クエストに参加する人間が全員外に連れ出された。


 そのまま係員について歩き、町を出て、草原までやってきた。


「それでは、今回のクエストの討伐対象を発表しまーす!」


 スーッと息を吸い、メガホンで目一杯の声をあげた。


「討伐クエスト! ギガントマウンテンを倒せ! スタート!」


 今めちゃくちゃな単語が聞こえた気がしたんだが。


 次の瞬間、僅かに大地が揺れた。


 かと思ったら、ここから結構先にある山が動いてくるではないか。


「いやー、さすがにアレは冒険者じゃ無理だろ……」


 たぶん、勇者レベルでも相当苦労するぞ。


 今までの経験上、ああいうデカイやつは非常に脆い。人間の防御力が100だとすれば、あのモンスターの防御力は10とかそんなもんだ。


 が、問題はそのHPの高さにある。普通の人間のHPが100だとした場合、アイツのHPは一億とかそんな感じだ。

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