登場人物紹介IV
第4章より登場した登場人物の紹介となっております。興味の無い方は読み飛ばしてくださって構いません。
また情報は第4章終了時点のものとなっているので、先に第4章を全て読むことを推奨します。
ラリッサ・バルザミーネ
・一人称:アタクシ
・身長:165cm
・出身:ドイツ語圏
真祖ユークリッドの眷属たる吸血鬼『四使徒』の一柱。
側頭部で結われたピンクブロンドの巻き髪に薔薇の髪飾りを差し、ロココ調の赤いドレスを纏う妖艶な美少女という外見をしている。唇には薄くルージュを引いている。
性格は完璧主義でナルシストであり、自分を完全な存在と信じ切っている。頭は切れるが自分の策に溺れやすい。尤も、彼女自身が相当聡明であるため油断ならないが。
『荊姫の檻』という名の異能を持つ。当初は荊とその中に仕込まれた毒を自在に操る異能だと思われていたが、その真実は「閉ざされた空間を支配する」異能であった。
完全に閉鎖された空間上では真祖をも凌駕する無類の強さを誇り、真祖の絶対命令権も通用しない。しかし僅かでも閉鎖空間を破壊されると並の吸血鬼程度にまで弱体化する。
人間時代(とある選帝侯の娘だった頃)に自身を上辺でしか捉えない者たちに失望し、それ以来人間に対し軽蔑感を抱くようになる。一方、出逢ってすぐに自身の本質を見抜いたユークリッドには異常な執着を示し、過激すぎる愛を注ぐ。
ユークリッドを愛するのは自分以外相応しくないと考えているヤンデレ。彼に手を出そうならば四使徒でも容赦しない。特にクルースニクでありながらユークリッド(悠人)と仲睦まじくしているローラには激しい殺意を抱いている。
リタ・ベーレント・トロイメライ
・一人称:ぼく
・身長:178cm
・出身:ドイツ語圏
ラリッサの配下の吸血鬼。男性のような振る舞いをし、喋り口調も外見も中性的なものであるが、実の性別は女性である。
大きく広がった裾の先に二つの大きなリボンの切れ端が付いた白いコートを纏っている。あまりにも奇抜な形状のコートのため、一見では大きなイカのようにも見える。
誰に対しても優雅かつ物腰柔らかに接するが、時折他人を見下すこともある。反面、主人であるラリッサの命令には絶対に逆らわない忠誠心も持つ。
『鏡界線の住人』という鏡の性質を操る異能を持つ。戦闘能力は全く無いが、鏡の中の世界(反転世界)を作り出し対象を隔離したり、他人の姿を写し取ってその者に成りすましたりと、隠密や補助においては破格の性能である。
悠人をラリッサが拉致したことを怪しまれぬよう、自身の異能で悠人に成り代わって行動していた。しかしとある致命的なミスによって、叶に彼の偽物だと見抜かれてしまう。




