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登場人物紹介Ⅲ

第3章より登場した登場人物の紹介となっております。興味の無い方は読み飛ばしてくださって構いません。

また情報は第3章終了時点のものとなっているので、先に第3章を全て読むことを推奨します。

ルチア・タルティーニ


・一人称:あたし

・身長:152㎝

・出身:イタリア


対吸血鬼討滅組織・マリーエンキント教団所属の聖騎士。聖騎士の中でも教団に対しての帰依の心がとりわけ高い。また吸血鬼に対しての敵対心も高い。

ピンクのワンピースとケープ、水色のリボンがワンポイントとして取り付けられたピンク色のキャスケット帽という、いわゆるロリータファッションを纏っている。その見た目に違わず、可愛いものが好き。

戦闘時はピンク色のライフル銃を用いる。神術の技巧は粗削りだが、一撃の重さは大きい。

四年前に吸血鬼の襲撃によって家族を亡くした。その際、逃走中に自身も命の危機に瀕したが、ローラによって窮地を救われる。それ以来、自身の生に執着するようになると共に、ローラに対して異常な崇拝を抱くようになる。

ローラのことを「お姉様」と呼び、一方的に慕っている。ローラの聖女としての体面が失われることを極度に恐れており、普通の高校生として俗世に馴染んでしまった彼女の目を醒まさせねばならないという焦燥感を抱いている。

ローラが真祖と相思相愛だという事実を知り、真祖――悠人のことを殺しローラを教団に連れ戻そうと暗躍するが……。




ダインスレイヴ=アルスノヴァ


・一人称:僕

・身長:186㎝

・出身:西洋圏だと推測されるが詳細は不明


どの四使徒の派閥にも属していないはぐれの吸血鬼。ただし本人は「困った時にはいつでも何処でも駆け付けるフリーランス吸血鬼」と名乗っている。

前髪の上に古めかしいデザインのゴーグルとボロボロの薄汚れた衣服という、まるでゴールドラッシュの時代の金鉱夫のような時代錯誤の様相をしている。

ふざけた言動が多く、一見では何も考えていない与太郎のように見える。しかしその内面は極めて狡猾であり、依頼を遂行するためならばあらゆる手段に手を出す。味方や敵を利用することも躊躇わない。

颱風凄風(ヴィントシュトゥルム)順風微風(ヴィントシュティレ)』という名の、暴風と鎌鼬を発生させる異能の使い手。戦闘時には大鎌を補助として用いている。その戦闘力は並の吸血鬼にしては段違いに高く、四使徒でさえまともに戦えば無事では済まない。

ゼヘルとは旧知の仲。彼のことを「ゼッちゃん」と呼び、彼に対しては砕けた態度を取る。ただしゼヘル当人はダインスレイヴのことをあまり良く思っていない様子。

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