#SolarPuff #CarryTheSun #LEDランタン #エコライト
ソーラーパフは既に生産終了らしく後継機キャリー・ザ・サンに移行済みです。
(公式サイト)https://www.carrythesun.jp/
【スペック比較】
キャリー・ザ・サン
サイズ:110×110×110mm(使用時)、210×110×12mm(収納時)
重量:86g
仕様:LED10灯
明るさ:強/100ルーメン、中/20ルーメン、弱/10ルーメン、点滅モード
点灯時間:10時間(強)、42時間(中)、72時間(弱)
充電時間:7-9時間
素材:本体PET・PVC/パッケージPVC
電源:ソーラー充電式リチウムポリマー(Li-Po)1200mA
耐水性:IP67
原産国:中国
ソーラーパフ
サイズ:使用時/11×11×11cm、収納時/縦22×横11×厚み1.5cm
重量:75g
電源:ソーラー充電式
仕様:LED10灯
明るさ:弱/60ルーメン、強/90ルーメン
耐水性:IPX7
点灯時間:6時間(強)、12時間(弱)
材質:PET/PP
保証:1年(ライト機能のみ)
今でこそ一般に普及し、山道具の店に行けば多彩な品揃えを誇るLEDエコランタン。
太陽光線で充電し、90ルーメンもしくは60ルーメンの圧倒的光量をたった八時間の太陽光線充電で前者は六時間、後者は十二時間保持してくれるとんでもない実用品である。
私事だが阪神大震災を受けて我が家にて災害用として用意していたランタンはデカいわ重いわ必要な時に電池切れだわと使えたものではなかったし、昔のガスランタンは熱を放ってやけどするわと大変な品であったのを考えると飛躍的進歩である。
そもそも災害用品イコール普段使いできない。
ところがどっこいこいつは普段使いのインテリアとしてもちょっとした読書にも使える代物なのだ。
普段使いできない災害用品は結局存在を忘れられてしまうがこれはそのようなことがない。
複数買ってエコランタンとしてもいいし、光量は劣るが小型タイプを枯れ木に複数引っかけて屋外演出やインテリアにしてもよい。工夫次第でかわいらしくそして頼りになる光源として大活躍するのだ。
めっちゃ暗いがカラーコーンの中に放り込んで夜間点滅させることもまぁ……できなくはないかもしれない(※やりません)。
筆者が変なものを買い込んでくるのは稀にあるが、これはインターネット記事もしくは朝日新聞の名品紹介記事から買って来たものだと思われる。当時3000円台は結構した。
「おかねもったいない」
息子が変わったものを買ってくるときに放たれる母の口癖だが商品が届くと『かう!』と前言を翻してやまに実戦投入相成った。
まず軽いことがあげられる。75gしかない。しかも電池を含まない。これは海外のやま登りにおいてまず飛行機の重量チェックに苦しむやまクラスタの人々には福音といってよい。
もちろん小さい。開くと11センチ四方のキューブ、閉じても縦22横11厚み1.5センチしかない。
また折り紙のように折り畳みが利く。同系列の商品は吐息で膨らませる必要があるのだが肺活量に劣る年よ……母たちには面倒らしい。手で引っ張るだけで広がる。
少し漂白剤を入れた水をペットボトルに入れてライトを下に置くもしくは天井の穴に設置すれば光の拡散の都合ですごく明るく周囲を照らせることはご存じだろうか。このように本商品も手で引っ張ってサイコロ状の見た目にすれば周囲をいい感じで照らしてくれる。しかし手のひらサイズより少し大きな程度に畳んだ状態でも問題なく点灯が可能であり使用できる。
専用の透明袋に入れてカラビナでつるして太陽光線を当てておき、あるいは光が受光部に当たるようバックパックの背中の網部分に入れておけば勝手に日中は充電できてしまうし畳んだ状態でも使用できるのは前述したとおりだがこれは点滅灯としても充分な能力を持っている。
小柄な母が先導してもピッカピッカと夜間や早朝のやまの中で圧倒的な視認性を誇る。
以前『もってこいといわれなかった』と母が海外に持っていかなかったらやま仲間たちより『ゆっこさんは持ってきてくれていると判断していた』として登山計画に少々変更があった程度には役立つ代物で、購入当時は珍しかったのだが皆が皆使いだしたので一気に母のやま仲間標準装備になった。この辺は前作にて紹介したゴム手袋テムレスシリーズに通じる。やまクラスタは実用品に対して敏感である。
破れにくい帆布地で補強したポリエチレン素材でできた本品は雨に強く頑丈であり落しても壊れないし、10個ものLED灯は暴風雨でも効果を発揮する。
(※さすがに取っ手の部分は布やシリコンなので暴風を受けるとブチ切れるから、標準の袋に入れて点滅灯として使ってほしいが)
またLEDなので子供が扱ってもやけどすることはない。近所の子供が夜間に走ってトレーニングする際に利用している。
重要なのは災害区域や貧困区域で使えるガチな実用品でありつつ子供が扱えるほど操作性が良いこと、普段はインテリアにできるほどのデザイン性を持つことである。
是非、あなたのそばに一つこの優しい灯を持つことをお勧めする。
なお、ソロキャンプ時、トイレに行くなどの小用や屋外でのちょっとの用事の際はとても便利である。軽くてどこにでも引っかけられてともすれば風でぶっ飛ぶほどの手軽さ扱いやすさは本当に素晴らしい。
現在はキャリーザサンシリーズへ更新されています。重さ含め全てが上位互換というわけではありませんがこちらも素晴らしいもののようです。
両者共通の弱点というか仕様上の問題として日光を当てる以外の充電法はありません。外部電源や電池、スマートフォンの残電にての急速充電ができないため夜中に明かりが消えたら真っ暗になります。そのためヘッドライトなどと併用するといいでしょう。特に冬期は充電に支障が出るようで気温五度以下は発電蓄電機能が落ちます。冬山や高高度登山時は特に注意を。




