#破天荒フェニックス #書籍 #オーディオブック #テレビドラマ
破天荒フェニックス
オンデーズ再生物語
著者田中修治
発行日2018年9月4日
発行元幻冬舎
ジャンルノンフィクション小説
国日本の旗 日本
言語日本語
形態単行本
ページ数494
公式サイトgentosha.co.jp
コードISBN 978-4-344033-50-4
ISBN 978-4-344429-16-1(文庫判)
新春3夜連続ドラマ
破天荒フェニックス
ジャンルテレビドラマ
原作田中修治
『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』
脚本櫻井智也
演出小野浩司
監修重村真実(オンデーズ、眼鏡)
鈴木嘉(銀行)
出演者勝地涼
伊藤淳史
瀧本美織
稲葉友
丸山智己
貫地谷しほり
川平慈英
升毅
奥田洋平
宮崎吐夢
相築あきこ
名高達男
音楽沢田完
エンディングDa-iCE 「Phoenix」
国・地域日本の旗 日本
言語日本語
製作
製作総指揮大川武宏(テレビ朝日、GP)
プロデューサー川島誠史(テレビ朝日)
浅井千瑞(MMJ)
森一季(MMJ)
製作テレビ朝日
MMJ
放送
放送チャンネルテレビ朝日系
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2020年1月3日 - 1月5日
放送時間第1夜(1月3日)
第2夜(1月4日)
23:15 -
第3夜(1月5日)
23:10 -
回数3
漫画
ウェブコミック配信サイトのcomicブースト(幻冬舎コミックス)で、シナリオは星井博文 作画は伊野ナユタによって2020年1月17日より6月5日かけて『破天荒フェニックス』のタイトルで連載された。単行本化により『マンガ 破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』へ改題し、2020年7月30日に発売。
(Wikipedia日本語版より)
今までの会社は死にました。これからはまったく新しい会社です!
なんか金髪チャラ系の奴が会社の株を買い取って社長就任しちゃったことから物語は始まる。先代社長の放蕩に愛想をつかした金髪チャラ……社長は本来敵のはずの融資側につき会社を買い取ってしまったらしい。金持ってるんか!
実はそんなことはなかった。なんか軽自動車乗っているし。
業界三位と聞くだけならすごい会社オンデーズ。
その実態は売上20億。負債14億。先代社長たちの放蕩による負債は掘れば掘るほど出て来る100人中100人が『潰れる』と断言する会社だった。それを新社長はババーンと買い取ったらしい。あかんこの会社潰れる。
ヘビースモーカーなチャラ系社長はなんか『めだったもん勝ち!』と本社に張り紙をしたり、全国支社を軽自動車で巡って店頭で八百屋宜しく『いらっしゃいいらっしゃい』とか叫んでいる。一緒に乗り込んできた財務担当も結構怪しい。眼鏡クイッ。
しかし。
「社員を威圧したら兵隊にはなれるが、社員にはなれない」
「絶対に解雇しない」
あれ。こいつ案外いいやつかも。
一人また一人と社長についてしまう社員とそうでない社員とで会社は真っ二つでただでさえ低い業績が下がる下がる。不渡り一日前いつもギリギリ!
売れない不良在庫を資産計上していたところを干されていた部長が救う。
若手が明朗会計で成績を上げる。
『別に100万円売上げろっていわないからさ、一人眼鏡一本売ってくれたら会社は救われる』
調子こいた社長は次々失敗をかます。
肝いりの「お洒落なメガネの店」は大爆死。売り上げのため合併した他業種はこれまた逆乗っ取り案件。
だが社長は云う。(※本作に直接出る言葉ではなく、本来の言動です)
『成功体験やカリスマ店員のノウハウは共有できなくても失敗は再現性があります』
何度も何度も失敗を乗り越え。
次の日にはケロッとして『あ、今日から海外出店する』とか言い出す。
業界二位以下の悲しみ。必死で追いつこうとするとゲームチェンジャーとしての権利を持つ上位企業がもっと有効な手を打ってきてそのたびに存亡の危機に立たされる。それならば海外で勝負だ!
理屈はわかるが会社がまた割れて喧嘩になる。
でも、海外で俺たちの眼鏡、めっちゃ売れちゃったよ。これはもう八百屋みたいに店頭に立つっしょ!
人生の先輩といえる部下を失い。
東日本大震災に翻弄され、在庫を使って眼鏡を無くした方々に届けに行く。
外国語アレルギーを出していたベテラン社員が超古い機材を見て『俺これ使えるぞ』と通訳の手を借り映画『バトルシップ』の老兵の如く活躍する。
企業を売らねばならない案件にカネもうけしか考えない買い取り主に何度も苦杯をなめさせられかけつつ周囲の好意で復活。
誰が呼んだか『破天荒フェニックス』。
俺たちは世界一の眼鏡屋になる。
『ゴーゴーオンデーズ!』
この物語は社長自ら(やけに文学的に優れた技巧が混じるのだが)執筆した事実をもとにしたフィクションである。ただ、失敗経験は本当にあったことである。
失敗の荒波を乗り越えるため、明日の出航へ準備せよ。
「ねえねえおれまた考え付いちゃった。今度はね~! フィリピンいこうフィリピン!」
財務担当の胃袋の心配をせねばならないがたぶんあの人大丈夫だろ。




