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【前代未聞】三〇〇〇回感想書いたので公開してみる【今だけ】  作者: 鴉野 兄貴
1801-1900

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109/192

#ギャラリーフェイク #漫画

ギャラリーフェイク

漫画

作者 細野不二彦

出版社 小学館

掲載誌 ビッグコミックスピリッツ

月刊!スピリッツ

ビッグコミック増刊号

レーベル ビッグコミックス

発表期間 1992年 - 2005年

2012年

2016年 -

巻数 単行本:既刊34巻+自選集1巻

文庫版:全23巻(32巻分までの内容)

漫画:ギャラリーフェイクANNEX

作者 細野不二彦

出版社 小学館

掲載誌 ビッグコミックスピリッツ増刊号ManPuku

発表期間 1998年

話数 1話

その他 『細野不二彦短編集』に収録

漫画:ギャラリーCATS

作者 細野不二彦

出版社 小学館

掲載誌 細野不二彦短編集2

(単行本描き下ろし収録)

発表期間 2016年

話数 1話

漫画:ギャラリーフェイク特別編 国宝Gメンの憂鬱

作者 細野不二彦

出版社 小学館

掲載誌 ビッグコミック増刊号

発表号 2018年10月号 - (読切)

話数 1話

その他 『細野不二彦短編集3』に収録[1]

アニメ

原作 細野不二彦

監督 西森章(1話 - 12話)

山崎理(13話 - 最終回)

シリーズ構成 十川誠志(1話 - 12話)

キャラクターデザイン 佐々木敏子

音楽 Face 2 fAKE

アニメーション制作 東京ムービー(1話 - 25話)

東京キッズ(26話 - 最終回)

製作 テレビ東京、アニプレックス

放送局 テレビ東京系

放送期間 2005年1月8日 - 9月24日

話数 全37話

(Wikipedia日本語版より)

 昔通っていた耳鼻科に置いていた漫画、その内容があまりにおもしかったので全巻揃えた漫画がある。


 独裁政権が支配する東南アジアの某国。才能枯れたとされるゲームデザイナーは新たなモチーフを探しに危険を乗り越えてその遺跡に向かう。道中会った小汚い少年と親交を交わし、友情が通い出したにも関わらず少年は国を蝕む邪悪を払い光を取り戻すべく一人遺跡の奥に住む『魔王』を討ちに行くのを止めることができなかった悔恨から新作の売り上げを全額東南アジアの子供たちのために使うことを決意する……。(『カンボジアクエスト』)

 その悲しすぎるラストと熱い物語に惹かれた。悪人気取りなのに人情を捨てられない人間性の物語に惹かれた。



 本作の舞台は贋作しか扱わない美術商。贋作ばかりの美術展を廉価で行うお洒落な店ギャラリーフェイクだ。

 しかしその商品には裏の世界で取引される真作が混じっていた……。




 胡散臭い美術商フジタとそのアシスタントにして中東の王族の血を引く少女サラの二人が様々な美術品(絵画、彫刻、現代美術、伝統芸能などなど人類の宝)をめぐって過去を補填し新たな物語を紡ぐ。それは果たして贋作か。贋作を超えた真実か。贋作に美はないのか。ひとの醜さにこそ美はあるか。


 連載終了間際になってアニメ化し当惑した。もっと早くアニメになって欲しかったわ!



 細野不二彦氏は『クラッシャージョウ』の漫画版、1980年に『恋のプリズナー』で島本和彦の自伝的マンガ『アオイホノオ』の主人公にカッコいい絵柄でギャグをやられたと悔しがらせ、可愛い女の子を描けるのが少年漫画には必要にさせてしまった作家だ。『さすがの猿飛』『どっきりドクター』『Gu-Guガンモ』など1980年代から継続的に仕事をしている。


 そんな細野不二彦が美術漫画である。本当になんでも描く!?



 美術を主題に人間を描く本作は悪徳美術商としての主人公と同類との丁丁発止(ちょうちょうはっし)にあるいは不当な要求に膝を折ろうとする弱者に味方しての痛快な物語、自称美術家の傲慢を糾す物語、人情怪談ホラーにクライムアクション、恐竜にSF怪奇と選り取り見取りの物語が一話完結を基本に展開される。そして残るは一葉の美。


『美ほど恐ろしいものはない。それは誰にも定義できないからだ』


 主人公たちの美を巡る数々の冒険は一度幕を閉じ、また人類による美を巡る旅が始まる。

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