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入れ替えスキルでスキルカスタム  作者: 斗樹 稼多利
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閑話 入れ替えられた人々


 私の名はゼオン・グレイズ。国を守護する騎士団の王都本部で副騎士団長の一角を務め、武勲に優れた家系のグレイズ侯爵家の現当主でもある。

 そうした家系の長男として生まれた事を重荷ともなんとも思わず、むしろ誇りとして鍛錬を積み、盗賊や魔物を相手に功績を重ねて副騎士団長にまで上り詰めた。戦闘向きの先天的スキルを持つ三人の息子にも恵まれ、順調な人生を歩んでいた。

 数少ない汚点である、強くはあっても所詮は庶民出の二番目の女が命と引き換えに産んだ使えない次男も、もう数日で成人を迎える。そうしたら手切れ金と適当な装備を押し付けて追い出すつもりだ。あいつがいなくなれば、我がグレイズ家は安泰だ。そう思っていた。


「どうなっているのだ、これは……」


 副騎士団長の執務室で私は頭を抱える。というのも、昨年騎士団へ入隊した自慢の長男が全くと言っていいほど成果を挙げていないのだ。

 「能力成長促進」という先天的スキルもあり、体も身体能力も優れていて私が直々に教えた槍術も見事なものだった。

 ところが五年ほど前くらいからだろうか。騎士団へ入団したい者が通う騎士養成学校での実技の成績が落ちだし、周囲から遅れるようになっていった。身体能力では学年の筆頭に立っているというのに、いざ武器を持っての模擬戦となると何故か結果を残せない。

 この時は実技でも優秀だったから天狗になって気持ちが弛んでると思い、引き締めてやろうと私が直々に鍛えてやっても成績は変わらない。それどころか身体能力でも徐々に差を詰められるようになってきた。どうにか卒業はしたものの、入団後も実戦訓練や模擬戦では結果を残せていない。

 そのため一部の幹部からは、戦闘では使えないが力はあるし足も速いからと、物資の運搬や伝令を担当する部署へ転属させる案まで出ている。


「おまけに、あいつらも……」


 騎士団には養成学校で優秀な生徒についての情報が上がってくる。

 しかしその中に、在学中の三男と四男の名前は無い。どういうことかと学校側に問い合わせると、身体能力こそ上位に名を連ねるが戦闘訓練での成績が芳しくないと言う。

 確かにあいつらが使う武器は我がグレイズ家が最も得意とすべき槍ではなく斧や槌だが、それは槍よりもそちらの適性があったからだ。入学前にしっかりした指導者を付けて鍛えさせ、親の私の目から見ても筋は良かったはず。それが何故だ。


「いったい、どうなっている。それぞれの武器のスキルは習得しているというのに」


 息子達がそれぞれの扱っている武器のスキルを習得してるのは、とうの昔に教会へ金を払って調べさせたから間違いない。一度習得したスキルが失われるなんてことは無いのだから、スキルの有無が問題ではないはず。

 それでも念のため、去年に改めて教会でスキルを調べてもらった。

 習得している全てのスキルを見られる先天的スキル「解析」と違い、教会の水晶では全てのスキルを調べることができない。先天的スキルは何であろうと表示されるが、後天的スキルに関しては戦闘系だとか魔法系だとか補助系だとか何かしらの条件をつけて調べ、習得している中から条件に合うスキルだけが表示される。

 戦闘系という条件をつけて調べた結果、確かに水晶にはそれぞれが扱う武器のスキルが表示されていた。


「やはり息子達が天狗になり、気持ちと体が弛んでいるからとしか思えん。鍛錬不足にもほどがある!」


 腕を組んで息子達の不甲斐なさに憤怒した私は、次の休みの日に直々にしごいてやろうと決めた。

 それから数日後。汚点だった次男を追い出し、厄介払いができてからのことだった。ここ数年の不甲斐なさに追い打ちをかけるように、息子達の戦闘での不甲斐なさが更に悪化した。長男は今年入団したばかりの新兵を相手に手も足も出ず、三男と四男も模擬戦で酷い負け方をしてばかりで、戦闘力の評価がそれぞれの学年の最下位に沈んでいる。

 全員を呼び出して問い質して返ってきたのは、いざ戦闘になると思い通りに体が動かないという言い訳ばかり。それこそ鍛錬不足ではないか、あの甘ったれ共め。そのお陰でつまらん事を言い出す輩も現れだした。


『ゼオン殿の眼力も衰えたようですね。あの程度が自慢の息子だとは。この様子では、自身の力も衰えているのでは?』


 同じ副騎士団長の職務に就き、次期騎士団長の座を争う者があっちこっちでそう言いふらしているのは知っている。長男の無様な姿を見ている部下達も、それに同調している節がある。

 言いふらしている奴は次期騎士団長の座を争うだけでなく、グレイズ家としても敵対関係にある家柄だ。奴が嫌味たっぷりの笑みで、さも私が無能であるかのように流布するのは断じて許さん。息子達の不出来は息子達の奢りや弛んだ精神や鍛錬不足による責任であり、私に責任は一切無い。

 ここはグレイズ家の当主であり副騎士団長として、息子や部下へ喝を入れてやる必要がある。そこで私は奴に提案した。騎士養成学校の生徒や部下へ、副騎士団長同士の模擬戦を見せてやらないかと。表向きは一種のデモンストレーションだが、実際は私の強さを見せつけることが目的だ。

 それに気づかずニヤけながら二つ返事で奴は承諾し、副騎士団長同士による公開模擬戦が決定。それが今日、この後に行われる。


「目にもの見せてくれる」


 騎士養成学校時代から競い合ってきたが、模擬戦でも身体能力でも私が負けたことは無かった。息子達の不出来をそのまま私に重ねて勝てると思って受けたのだろうが、その思い上がりを後悔させてやる。

 そう思いながら模擬戦へ向かうため執務室を出て、多くの部下や養成学校から見学に来た生徒達がひしめく演習場へ向かう。

 模擬戦だから愛用の槍を使えないのは残念だが、奴を叩きのめすには訓練用の物で充分だ。


「来たぞ。グレイズ副騎士団長だ」

「息子達は不甲斐ないが、本人はどうなんだかな」

「一応叩き上げって話だが、成り上がりって噂もあるよな」

「そりゃあ、あの程度の息子達を自慢してるくらいだからな」

「でも俺、見た事あるぜ。十年ぐらい前にグレイズ副騎士団長が猛烈な勢いでオークの群れを薙ぎ払って、オークキングも一閃して倒したの」

「十年前の話だろ? 今はほとんど前線に出ていないから、落ちているかもしれないじゃねえか」

「まあまあ、見てれば分かるって」


 周囲の雑音から、私の実力も知らずに憶測と噂でものを言っている部下や学生が多いのが分かる。

 だが、それは過ちだと気づかせてやろう。この私と対峙する、剣なんかを手にしている奴を叩きのめしてな。


「それではこれより、両副騎士団長による模擬戦を行う」


 審判を務める者がそう宣言し、部下や学生が声を上げる。

 その中で集中力を高め、開始の合図を待つ。


「では……始め!」


 合図と同時に私と奴が駆け出す。そして、私はボロ負けした。

 槍を持っての動きが思うようにいかず、槍捌きが上手くできなくて一撃も与えられず、ただ相手の攻撃を受け続けてうつ伏せにひれ伏して負けを宣言された。

 どうなっているのだ、これは。


「どうしたのですか、ゼオン殿。この程度では準備運動にもなりませんよ。眼力だけならともかく、実力まで衰えるとは哀れとしか言いようがないですね」


 倒れる私を見下しながら、わざわざ周りへ聞こえるように喋る奴を睨むが、痛くも痒くも無いとばかりに鼻で笑われた。


「なんだよあれ。あれで副騎士団長なのか?」

「体の使い方といい槍捌きといい、素人同然じゃねえか」

「昔はあんなに凄かったのに、今はあの程度とかがっかりだぜ」

「副騎士団長になって増長して、鍛錬を怠ってるんじゃねえの?」


 ふざけるな。どうしてこうなった。私の名誉を挽回するどころか、恥の上塗りをして汚名を晒しているではないか。

 確かに副騎士団長になって以降は事務仕事が増え、立場のこともあり後方で指揮を執るようになって、前線で戦うことはめっきり無くなってしまった。

 しかし、それは奴とて同じことだし、腕を鈍らせない程度に鍛錬はしていた。

 確かにここ数年は歳のせいか動きが鈍くなったような気はしていたし、この数日は忙しくて鍛錬をする暇が無かったが、それでも奴に勝つ自信はあった。それなのに戦ってみればあの内容とこの結果だ。見学者の中にいる息子達からも蔑みや失望といった視線が向けられている。


「ゼオン殿、お互いにまだ老けるのは早いですよ。ほらほら、まだ私はこんなに軽快に動けるのですから」


 余裕をアピールするように軽快なステップを踏む奴に殺意が湧くものの、ここで怒りに任せて槍を振るう真似はできない。

 そんなことをすれば当たろうが避けられようが防がれようが、騎士精神に反する愚か者として私の評価はさらに急落するだろう。


「そ、そうだな。しばらくは鍛錬に励むとしよう」

「ええ、それがよろしいかと」


 おのれおのれおのれ! 私が反撃できないと知って、調子に乗った笑みを向けおって!

 こうなれば事務仕事を放って特訓をしてでも昔の感覚を取り戻して、そのニヤけた面を泣きっ面に変えてくれるわ!

 だがそんな私の気持ちとは裏腹に、身体能力はさほど衰えていないのに武器を使った時だけは何故か上手く体を使えない感覚に襲われ続け、部下や息子から冷たい視線を浴びる日々を送る事となった。




 ****




 走る、走る、走る、とにかく走って逃げている。

 王都は競争相手が多いからと、冒険者になってから稼いだ金と孤児院からもらった餞別で馬車便に乗って移動したエルク村。そこで受けた依頼は、キズアリって呼ばれている普通よりデカいホーンディアスの討伐。

 狩人の被害が多いこともあって銀貨十五枚という高めの報酬に誘われ、王都の孤児院で一緒に育って共に冒険者になったコーザとボヘを伴って森へ向かった。

 道中で一晩野営して生息地の森へ入り、討伐対象のキズアリを探す。そこまでは良かった。

 今はもう、とにかく逃げるので必死だった。


「くそっ、意味が分かんねえ! いくら群れだからって、なんでフォレストシープ程度に敗走しなきゃならねえんだ!」


 フォレストシープはさほど強い魔物じゃない。豊富な体毛で攻撃を緩和されるのは面倒だが、体毛に覆われていない顔を狙えばいい話だ。攻撃も大したことがなくて、ゴブリンよりちょっと強い程度。群れで一斉に襲って来るのは面倒だが、群れと言っても精々四、五体で駆け出し冒険者がソロで遭遇しない限りはどうにかできる。

 俺達も冒険者になった初日、別の森でフォレストシープと戦って倒した。群れから逸れたっぽい一体だけとはいえ、倒したのには違いはない。それに俺達は駆け出しとはいえ有能で、人数も三人いる。だからキズアリを探している最中に遭遇した四体のフォレストシープも、ちょっと小遣い稼ぎの感覚で狩ろうとした。

 ところが、いざ戦いだすと思うように剣を扱えず空振りばかりで、盾も上手く扱えず体当たりを受け止められない。仲間も同じで素人以下の動きで槍や短剣を空振り、押し寄せるフォレストシープに体当たりされて地面を転がる。

 攻撃が弱くとも痛いことは痛いし、徐々に傷は増えていく。何度か剣が当たったがフォレストシープは全く痛がる素振りを見せず、傷一つ付かない。盾で押し返すこともできず、逆に盾が弾かれる始末。

 こうなってはもう逃げるしか手段がなくなり、俺達はやたらめったら武器を振り回してフォレストシープを追い払って逃げ出した。


「どうなってんだ! なんで攻撃が当たらないんだよ!」

「知るか! つうか当たっても効かなかったじゃねえか、このヘッポコ剣士!」

「なんだと。お前らだって同じだっただろうが! ヘボ野郎!」

「「んだとコラァッ!」」


 互いを罵り合って悪口を言い合いながら走り続け、どうにか逃げ切ることができた。

 後ろから追って来ないのを確認して、息を切らしながら水袋の中の水をがぶ飲みする。


「つか、どうなってんだよ。たかがフォレストシープに負けるなんてよ」

「盾使ってるお前が、しっかり受け止めないからだろ!」

「はぁっ⁉ 俺が全部悪いってのかよ!」

「当たり前だろ。盾持ってる奴は前に出て、攻撃を受け止める。常識だろうが!」

「四体も一度に抑えられるわけないだろうが! お前達こそ、しっかりフォローしろよ!」


 こいつら俺のせいにだけしやがって。そもそもこいつらのフォローが下手だから、フォレストシープ如きに負けたんだ。俺の攻撃や防御が上手くいかなかったのは、たまたま調子が悪かっただけだ。

 その後も言い合いをしたが、いつまでもこうしている訳にはいかないから一先ず手打ちにして、キズアリ討伐のために改めて森の中を散策する。

 ところが一日中探してもキズアリは見つからず、それどころか出会う魔物に連戦連敗。這う這うの体で森から脱出することになった。


「くそっ! なんでこんな事になってるんだよ!」

「知るかよ! お前らもっとしっかりやれ!」

「テメェも人のこと言えねえだろうが!」


 互いに不満と文句をぶつけあい、遂には殴り合いになった。

 それが終わってボロボロになって地面に倒れていると、何やってんだ俺はって気分になる。コーザとボヘも同じ気分になったのか、すっかり日が落ちて暗くなった空を眺めながら虚しい気持ちに浸る。


「……一度、村へ戻るか」

「そうだな。水も食料もあまり残ってねえし」

「依頼に失敗したから、罰金発生するだろうな」


 ボヘの言う通り、受諾した依頼に失敗したら罰金が発生する。

 いくらになるかは依頼と報酬次第って聞いたけど、いくらになるんだ。できれば払える額であってほしいぜ。

 そう思いながら翌日にエルク村の冒険者ギルドへ顔を出すと、職員のババアから聞き捨てならない事を聞かされた。


「おや、おかえり。アンタ達が受けていた依頼だけどね、無効になったから失敗の罰金とかは無いよ」

「「「はぁっ⁉」」」


 なんでだよ! 人が苦労して帰って来たのに、なんで無効になってんだよ!


「アンタ達が出て行った後、依頼のことを知らずにキズアリを倒してきた子達から提出されたんだよ。依頼主にも確認してもらったから、間違いないよ」


 なんだよそれ。じゃあ俺達は、とっくに討伐されたキズアリを探していたってのか。

 しかも無効になったから報酬は依頼主の狩人ギルドに返却されて、そのまま謝礼としてキズアリを倒してきた奴らに渡したらしい。

 完全な無駄足じゃねえか。どこのどいつだ、俺達の獲物と報酬を奪ったのは。


「誰なんだよ、キズアリを倒したってのは!」

「出発前にアンタ達が悪口を言っていた女の子と、その連れの男の子だよ」

「「「なっ!?」」」


 あの鈍くさ無駄飯女が? 冗談だろう?

 いくら魔法を使えるとはいえ、あの鈍間な愚図が魔物を倒せるはずがない。


「嘘だろ? あいつがホーンディアスを倒しただと?」

「本当さ。あの二人のギルドカードには、しっかり討伐記録があったからね」


 信じられるか、そんな事! どうしてあの鈍くさい根暗女がホーンディアスを倒して、俺達がフォレストシープとかに敗走しなくちゃならないんだ。

 しかもこのババアの話だと、他にもホーンディアスを四体とブラウンゴートまで倒したらしい。

 くそっ! あの鈍くさ無駄飯女より俺達が劣っているはずがねえ、何かの間違いだ。

 そうか、一緒にいたあの男だ。魔物はあいつがほとんど倒したようなもんで、根暗女は魔法でちょっと援護しただけなんだ。そうに違いない。でなくちゃ辻褄が合わない。


「そういう訳で、さっきも言ったけど依頼は無効になったから罰金は発生しないよ。今回の失敗は記録に残らないから、あの子らに感謝するんだね」


 なんだ、その言い方は。まるで俺達がキズアリに遭遇しても、討伐できないみたいじゃないか。

 しかもあの女に感謝しろだと? できるはずがないだろ、あんな鈍間な根暗女に!


「何と遭遇して戦ったのかは分からないけど、そんなボロボロになっているようじゃ、キズアリも倒せたかどうかね」


 ぐっ……。言えない。まさかホーンディアスどころか、フォレストシープにさえ負けて逃げたなんて。

 そんな事を口外すればこのババアどころか、周りにいる冒険者にまでバカにされるのが目に見えている。コーザとボヘもそれが分かっているのか、悔しそうにしながらも何も言い返そうとしない。


「まあ無事だったのなら、後でいくらでも挽回はできるさ。次は頑張りな」


 次だと? 挽回だと? なんで有能な俺達が失敗したように言うんだ。さっき自分で、失敗は記録に残らないと言ったじゃないか。

 これは敗走して依頼達成に失敗したんじゃない。ちょっと調子が悪くて、一旦食料の補充に戻ったら無効になっていただけだ。

 くそっ。それもこれも全部あの根暗女と、あんなのに誑かされたあの男のせいだ。あいつらがキズアリを狩っていなければ、俺達はこんな目に遭わずに済んだのに。こうなったらあいつらに仕返しをして、俺達が貰うはずだった報酬を頂いてやる。

 あれは俺達の金だ。鈍間な根暗女とその連れになんて勿体ない。

 視線を向けるとコーザとボヘも頷いた。こいつらも同じ気持ちなのは、孤児院時代からつるんでいるからすぐに分かった。


「あいつらは、どこにいるんだ?」

「あの子らかい? さあね。あの翌日に肉と報酬を受け取ったら、それっきり姿を見せてないからどっかに行ったんじゃないかい」

「どこに行った!」

「そんなのアタシが知るかい」


 なんで聞いてないんだよ、使えないババアだ。


「どうする?」

「王都とは別の町か村への道は三つあるけど、どこに行ったんだ?」


 道中に会わなかったから、王都へ戻ったとは考えづらい。となると……。


「愚図なあいつが山越えするとは思えない。腹が減るから、遠い所まで歩こうともしないだろう。つうことは、ロートの町だ」


 鈍間だから今から追えば間に合う。そう判断した俺達はバタバタとギルドを飛び出し、水と食料を買うとすぐにエルク村を出てあいつらを追うために走り出す。

 この数日後、途中にあった森近くで俺達は盗賊に襲われて身ぐるみ剥がされて殺されかけたところを、盗賊退治に来たロートの町の騎士団によって助けられて保護された。


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