表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/69

<小説裏話>「なろうで絶対に読まれない小説」――112万文字書いて学んだこと

「上手だね」それはーー微妙な褒め言葉


おはようございます。


8月もあっという間に終わりそうですね。


書いている小説が、終盤になり苦しく辛い。


息抜きに、このエッセイを書いている。


このエッセイは、ライトノベル未経験の著者・雨日が「小説家になろう」で物語を書き始めた記録です。


今日は、家族に小説を褒められた話を書く。



◼️ これは読み物だ なろうではない


小説家になろうで、小説を書き始めて10ヶ月。


書いた文字数は、112万文字。


今朝、計算をして我ながらびっくりした。


多くの文量を書くのと、面白い小説を書くのは別の能力である。


それは、ここの場所に身を埋めて実感していること。


雨日の小説を、ずっと読み続けている家族の指摘は容赦ない。


書き始めた当初から、家族は話していた。


「この小説は読まれない」


◼️ 読まれない小説の正体


その発言に雨日は不満に思っていた。


読まれない小説ってなんなの?


そんな風に言うなんて、ひどい!!


当初は、そう思っていたけれど、


月日が経つにつれ、自分は辺境の地に身を置いていることを自覚してきた。


異世界恋愛ジャンルにいながらも、好いた・惚れたが薄い小説。


恋愛なの?戦記なの?と言う曖昧なもの。


ヒロインのお相手は、59歳の老人。(平均寿命が50歳設定の世界)←恋愛市場では圧倒的に不利。


恋愛小説なのに、現在文字数は54万文字(下書き21万文字)


特別な能力はない。


普通の人間。


異世界転生やテンプレ要素を一切排除しても「良い小説」はある。


それで人気を博している、特別な才能の作家もいる。


けれど、雨日は凡人。


書いているものは、「読まれる小説」にはなりにくい。


それを112万文字書いて気づいた。


遅い。


◼️ 家族が褒めてくれた!!


しかし、そんな雨日の小説を家族は、

「ハエが止まりそうなほど展開が遅い!!」と言いながら熱心に毎日読んでくれている。


誤字脱字も指摘する。


きっちりと読んでいるのだ。


テンプレ好きなのに。


そして、この前は褒めてくれた。


「上手だな」と。


さらに!さらに!


「続きを読みたくなる」・・・と。


ーーえ!


どうしよう。


そんな事を言ってくれるの?


ひょっとして、書いている小説がテンプレ寄りになってきた?(←違う)


家族は褒めた。


雨日の小説ではなくてーー


◼️ 予告!!


「予告が上手だ」


家族はしみじみと話す。


雨日は毎回、次回予告を後書きに書く。


その日の予告はこれだ↓


次回ーー本日の20時20分 


シュリを養子に――突然の申し出に、ユウは耐えきれず部屋を飛び出した。

向かった先は、誰にも邪魔されない見張り部屋。

追いかけてきたシュリに、抑えきれない涙と本音があふれる。

「そばにいなきゃ、嫌なの!」

抱きしめ、引き止め、それでも彼は重臣になる道を選ぶのか――。

揺れる心と誓いが交差する、午後の見張り部屋での出来事。


『わがままでも、そばにいて』


◼️ 「予告が上手」と褒められた


家族は絶賛した。


「毎回、予告が面白い」と。


でも、褒めているのは予告。


小説の中身ではない。


微妙だ。


予告だけ褒められて、本編はスルー。


いや、そこ褒めてよ!(←切実)


手放しで褒められても、全力で喜べない。


そこじゃないんだよね、と思う。


いつか、小説そのものを褒めてもらえる日を夢見て、


完結まで書き続ける。


・・・でもやっぱり、褒められるのは予告だけ。


これでは、予告作家・雨日と呼ばれてしまいそうだ。




1日2回更新 ストックは81話(焦)

===================

『秘密を抱えた政略結婚 〜三人の娘を守るため、妾のいる25歳年上領主の妻になりました〜』

連載中です!


▼ こちら:

https://book1.adouzi.eu.org/n0514kj/

===================


祝!11万PV達成!

===================

処女作  テンプレ0(完結)

兄の命で嫁がされた姫・シリと、無愛想な夫・グユウの政略結婚から始まる切なくも温かな愛の物語です。


「秘密を抱えた政略結婚 兄に逆らえず嫁がされた政略結婚ーー無愛想な夫との結婚生活が、

やがて私の運命を変えるなんて思いもしなかった」 (完結済み/随時加筆中)


▶︎ https://book1.adouzi.eu.org/n2799jo/

============



ブックマークと評価、ありがとうございます。とても励みになります。

これからも、道に外れた作家のエッセイを書き続けます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ