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街中ダンジョン  作者: フィノ


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391話 思惑 挿絵あり

「まさか鎖国しようなんて言う話じゃないですよね?或いは国交断絶とか。」


「それこそまさかです。ただ、情勢と言うものを言うなら、資源と言う物は外交カードとしての優先順位は低い。今までなら天然ガスや石油と言う天然資源を抑えられれば一歩引く場面も多かった。それこそ、石油と言う血液が止まれば物流はストップし、ガスや木材が止まれば電気は作れない。ゲートが出現しかなり改善しましたが、雇用を潰す訳にもいかないので輸入は止めていませんよ。」


「それも行く行くは無くすと?今ではなく未来で鎖国する気なんですか?」


「それははっきり言えば分かりません。私が生きてるのか死んでいるのかも分からないし、スタンピード封じ込めに失敗すれば貿易どころではなくなる可能性もありますからね。ただ、現時点で言えばチームは分かれたとしても、それはあくまで競う相手であって潰す相手ではない。どの国も考えているんですよ。人間同士で争っているさなかにスタンピードが発生し、手のひらを返して協力出来るのかとね。


 クロエさんも分かるでしょう?どんなにイキり立とうともモンスターは怯えない。人が怯えるのはモンスターであって同じ人間ですよ?それに、今の政治家は弱いんです。個人が力を持つなら明治維新の様に打倒政府と立ち上がり物理的に攻撃する事も出来る。ただ、それは誰も望まないでしょう?」


「望む望まないは分かりません。私は面倒なので関わりたくないですが、それはもう思想の問題でしょうね。ただ、どうせ国が潰れてもまた新しい国が出来るだけですよ。人の集まりの最小単位を夫婦や家族とするなら最大単位は国ですからね。なら、身柄の確保だけでもいいと?」


 それがYesならソフィアの願いは聞き入れやすい。要は相手の手にさえ渡らなければいいカードで、国内保有を優先し必要時の証言者として協力体制を作る。幸いと言うかウチの周りは開発されて公安なんかもわんさか潜んでいる。誰かを匿いある程度の自由と監視の目を付けると言うならこれ程最適な場所も少ないだろう。


 他に思いつく場所とするなら・・・、警察署とか何処かのギルドとか?まぁ、ソフィアにどこのギルドに駐留したいかと聞けば大分と答えるだろうし、松田が良好な協力体制を望むならある程度は目を瞑るだろう。まぁ、記憶処理なんて言う危なそうな方法で記憶を取り出すなんて言わなければいいが・・・。


「『だけ』でいいではないですね。身柄の確保は最優先です。ロシアに出るなら増田君の言うスパイを使うのも考えました。当然日本大使館への警護にね。ただ日本に出る確証があるなら、後は本人の記憶回復を待つと共に身柄を安全な場所に置く必要がある。ただ、その安全な場所と言うのがいささか問題でして。」


「問題?国内で拐われる可能性があると?」


「いえ、そうではなく身柄を置く施設と言う意味です。他国の亡命して来た民間人。その時点でホテル等に住んで貰うのが妥当なのでしょうが、スィーパーに潜入工作されれば万全とは言い難い。ならば駐屯地や警視庁、他国の施設という手もありますが、今度は未成年と言うのが足を引っ張る。流石に未成年をそこへ送っても悪目立ちするでしょう?コチラとしてはソフィアさんが日本にいる事をアピールしつつ安全を確保したい。」


 ・・・、松田が遠回しに含みのある言い方をしてくるが・・・、それって俺に預かれって言ってない?ソフィアが日本にいる事をアピールしたい。それは一緒に行動していれば嫌でも分かる。ギルドに出勤する時とか妻やフェリエットと写真を撮られたらネットに上がったりするし、その写真から親しい人と認識される。つまり、俺の庇護下にある人物と認識されている。


 家にしても一軒家で周りにはさっきも考えたが公安やら見回りの警察は多く、そうでなくともファーストの家と言う事でたまに家の前を珍しそうに歩いたり、生け垣でポスター持って写真撮る人もいる。まぁ、コレは俺が悪い。帰った最初の頃に外で煙草吸ってたら写真頼まれて普通に一緒に写ったりしてしまったからな・・・。


 まぁ、そうでなくとも庭でバイト洗ったり煙で剪定したりと割と注目の目はある。ただ、コレはどちらかと言うとやってくれとお願いされた面もある。居場所が明確な分、自衛手段に事欠かないと言うアピール。下手に侵入すれば何があるか分からないと言う警戒心を抱かせるパフォーマンス。


 実際魔法で色々しているせいか、敷地内への侵入者と言う者はない。それに、侵入したとしても家の中に重要な書類なんかはないので骨折り損のくたびれ儲けである。それに一応あの武闘家曰く最強らしいし・・・。なんだろうなぁ・・・、漫画なんかで最強とか強いと言われる人が、適当にお茶を濁して戦わないのって実は面等だからじゃない?読者はさっさと戦えと思うかもしれないが、本人からすれば一度応と答えるとなら俺もって奴が無限湧きするし・・・。


「ソフィアの願いは私といたいらしいですよ?」


「それはいい願いですね。私も一緒にいましょうか?3人で南の島にバカンスとかゴルフ外交と言いながら渡米するとか。」


「またまた、政界でブイブイ言わせてる松田さんにそんな時間ないでしょう。・・・、私も仕事で時間ないんですけどね・・・。それと、私はゴルフしません。」


「私だってソフィアさんの件以来外務省殴ったり、増田君と走り回ったりで疲れてますよ・・・。今のスポーツはスポーツマンシップに則りイカサマと見抜けない方が悪いらしいですよ?クロエさんなら全コースホールインワンでも文句言われません。と、ソフィアさんの願いは分かりました。ただ、ここまで動いてすんなりと終わらせられると思います?」


「目眩ましか別シナリオ、或いはご褒美が欲しいと?・・・、ソーツと交渉する時に雑談(・・)としてそれとなく日本のお願いを話すとか?」


 どの程度の有用性があるかは分からないが、今の所これが一番価値がありそう?少なくとも枠組み出来た理由って交渉する為の場所を作ったら少しくらい話を融通してくれるよね?って言う思惑もある。まぁ、俺はメッセンジャーでソーツには場所とか全く関係ないので駄目と言われたらそれまで。


 そうでなくとも他の国は宇宙以外にもゲートの祭壇を探せと頑張って潜っている。ただ、ここでスゲー嫌なのが彼奴等は祭壇のような物と言ったので全く形の想像がつかない事。壊されたら困るし最奥のセーフスペースにあるとか?いや、嫌がらせチックに普通の階層にあるかも・・・。


「それはいりません。寧ろ価値としては低い。別シナリオの構想はありますけどね。」


「あっ、やっぱり低いですか・・・。それと別シナリオの構想は?」


「ええ。成功する交渉なら無限の価値ですが断られそうな交渉は本当に雑談でしょう?それなら、我々政府はクロエさんにお願い出来る権利の方が欲しい。」


「私にお願い出来る権利?ま、まさか!産めよ増やせよで子供作れとか言わないでしょうね!?流石にそれは断りますよ!」


 自愛に満ちた目で出たお腹を擦り、動いたら『あっ!今お腹蹴った♪』なんて言う光景・・・、そもそも誰の子だよ!俺の子だとして父親誰だよ!てか、そもそも中身空っぽだから妊娠しないし・・・。


  挿絵(By みてみん)


 それともクローンとか?残念な事に生体細胞は採取出来ないんだよなぁ〜。高槻と色々試したけど細胞の採取そのモノが困難で綿棒で口の中グリグリしても取れないし、唾で先が湿ったかなと思っても取り出したら乾いている。じゃあ、体表の少ない血液ならと思っても無痛針を使おうとも血液が吸えない。


 他にも衣類やらからも取れないし検便やら検尿も、そもそも排泄されないので採取出来ない。高槻曰く現代科学で採取可能な方法はないらしい。


「違います!男としては欲しくないといえば嘘になりますが、ここで今話しているのは松田と言う政治家であって松田と言う男ではない。国として要請した時に聞いてもらえる権利です。国外に出す気はないですが、そろそろ国連と言うか諸外国が煩い。諸国を漫遊しろとは言いませんが国際会議で交渉内容を選定する際に立ち会ってもらえないかと。まだ正式ではないですが、コレが一番国の納得する権利です。」


「確かにロシアや中国を殴るにしても日本が直接殴るよりも、私個人がポコポコ殴った方が威圧感はありそうですね。ラボにまで来た人達の顔も見ましたし。」


 ポコポコ軽く殴るだけだよ!本当だよ!一発KOなんて優しい事はせずに丁寧に丁寧にレバーを叩いて叩いて、足に来たら隙を見せて飛び込んで来たらまたレバーを叩く。最終ラウンドまでしっかり立ってもらって判定にもつれ込むか、延長戦まではしてもらおう。


 人と人の交渉術がソーツ相手に役立つかは分からないが、少なくとも俺にはそんなに交渉術はない。本で読んでも実際は違う事もあれば、こちらが全く気にしていない事で反撃される可能性もある。知性の差がガッツリあるので、そもそもソーツは交渉と言いつつ仕事の連絡会議とかゲートの仕様についての質問だと思ってるかも。


 ソーツ自身が知っていればいいことで、俺達が知らなくてもいいことなんて山程とありそうだし・・・。そもそも、未成年が入って何処に出るなんて検証しなければ誰も知らなかった事実だしな・・・。


「一応、お願いを聞く権利は分かりましたけど1回ですよね?」


「ええ。私としては1回と考えていますよ?何回もしていいなら何回もしますけど。」


 スゲー含みのある言い方で、今の話もいつの間にか出席前提で会議が作られてしまいそうな・・・。出席したら出席したで今度は無理難題が飛んできそうなんだよなぁ・・・。いや、逆に無理なものは無理とはっきり言うチャンスでもある?


 前提としてモンスター減らせや無くせは無理とはっきり伝えるチャンス。何度か配信でもその事には触れているが、未だにモンスターなくせの声はある。だが、逆を言えばモンスター無くす=ゲート撤廃と言う話で薬や出土品もなくなる。何せそれは報酬だから。ついでに言えばクリスタルは戦利品らしいのでそれもやはりなくなる。


 つまりゲート出現以降の品でゲートに関わりのあるモノはことごとく使用出来なくなったり、エネルギー不足で使い物にならない可能性がある。今更作られたものを使えないと言うのも困るし、増産出来ないと言われるのもきつい。


 何よりスィーパーがヒャッハーし出しかねない。スィーパーの考え方として誰が中位に至るか分からないと言うのもあるが、それと同じ様に自分の後にも後輩スィーパーが生まれると言うのがある。自身が力を持ちモンスターとボコスカ戦える力を持つ者が技量は別として誕生すると言うのは、裏を返せば自身の脅威となる者が身近に生まれ続けていると言う事。


 しかし、コレが誕生しないと確定したならどうなるか?答えは暴力!暴力は全てを解決する!と、言う事で力こそ正義の集団が世界を牛耳ろうとする。まぁ、止める人もいるかもしれないが、ある世代以降が急激に弱体化するなら支配層と奴隷層が作られるのは目に見えているし、不老やら不死を飲んでいればその支配は終わらない。


 俺の所に助けを求めに来る人もあるかもしれないが、俺自身は降りかかる火の粉以外はどうでもいいし、家族以外も割とどうでもいいので適当に安地作って避難かな?家族を看取った頃にひょっこり顔を出すかもしれないが・・・。何にせよ未来は暗くなる。


「別シナリオの構想はラボのUFO公開です。クロエさんが誤情報として流したものをそのまま流用し、政府としては今回の件で発見はあったもののメインはソレとしてシナリオを組みます。まぁ、飛行ユニットの件は橘さんの事もあるので目を見張るほどではないですが、あれもアレで人類の数歩どころか数km先を行く技術でしょう?交渉の場を作れば優位に事が運べると、そう勘違いしている連中を一度叩き祭壇を確保するルートに引き戻したい。」


 ・・・、ふむ。瓢箪から駒だが松田達がそのシナリオで動きたいならいい情報を渡そう。元は籠城先の確保と言う事でやりだしたラボと駐屯地の浮島計画だが、完成は目前に迫っている。斎藤曰く防弾ガラス化と飛行ユニットの設置が残っているが、既にユニットは足りると言質は取ったし、中の酸素問題さえ解決出来れば宇宙ステーション化も夢ではない。


 ガンダム何かのコロニーがくるくる回っているのは遠心力で引力を生み出して人が立てる様にする為だが、設計図には重力発生装置なんてものもあるし、そもそも飛行ユニットは引力と斥力で飛んでいる。つまり、平地を宇宙に投げ出したとしても無重力となる事はない。流石に外壁に穴が空けばヤバいだろうが、高引力で人を地面に引っ張ればどうにか宇宙に投げ出されずに済むのかな?


「松田さんに今のラボと駐屯地の現状を話してませんでしたよね?」


「聞いてませんが何かしてるんですか?堀を作ったり柵を設置したり。魔法で姿を見えなくしているとは伺っていますが。」


「ちょっとラピュタに憧れて浮島にしようとしています。」


「幼い頃の夢はその慎ましやかな胸に閉まって現実を見てください。我々はお願い権を貰いクロエさんにソフィアさんを任せる。クロエさんは平穏に戻りソフィアさんを預かり記憶が戻るか近くで観察する。これだけでしょう?」


「残念な事に既に離陸一歩手前まで来ていますよ?こちらに中国軍が来た。それと衝突しない為の逃げる先として空を選んだ。頑張れば移動も出来るんじゃないですかね?」


「・・・、まさか本当にやってるんですか?それ。流石に航空基地を作っているなんて言う話ではすみませんよ?不可視の領土が自国の上空に急な現れてそれが自衛隊基地とか、既に宣戦布告や領土侵犯領空侵犯を通り越して開戦じゃないですか・・・。」


「飛ばすのはゲート内です。流石に持ち出しは・・・、厳しいのかなぁ・・・。」


 どう言う原理か知らないけど明らかにゲートよりも大きなモンスターとかスタンピードだと外に出てくるんだよなぁ・・・。小さいのがワラワラと蜘蛛の巣突付いたみたいに出て来てもそれはそれでウザいのだが、大きなものがボンっと出て来ても面倒。砂漠で宮藤が倒した下植物っぽい奴とか下手したら根を伸ばしそうな雰囲気もあったと言うし、極論から言えばスタンピードはない方がいい。


 ただ、ムカデの大群とか外に出たら悪夢だな。彼奴等足元から食い付いてくるし。それにかなりデカイし。仮にラボと駐屯地を持ち出すとなると半分か4分割辺りが妥当なのかな?それなら輸送機と同じくらいになるし。


「その疑問符は別としてどの程度で離陸します?」


「う〜ん・・・、こればかりは私の領分ではなくラボの研究者や自衛官達の頑張り次第としか。浮かせる地面、石英ガラスで作ったプレートはほぼ完成で今は飛行に必要なエネルギー管理やら地表からの攻撃に備えた防弾ガラス化をしています。ただ、斎藤さん曰く既存兵器には有効でもスィーパーに対しては未知数だとしていますね。」


「・・・、それは大規模宇宙ステーションとして使用可能ですか?」


「分かりません。突貫工事で逃げる先を作っただけですよ?酸素を閉じ込める膜もなければそもそも酸素を作る・・・、大気発生装置はまだ作られてないでしょう?」


 神志那曰くテラフォーミング出来るだけの設計図はあるらしい。ただ、それがあったとしても作れなければ意味がない。現実的に宇宙に上げるとするなら石英ガラスでそのままドームを作って完全密閉した所に圧縮装置で圧縮した酸素を流し込み、飛行ユニット用の発電システムで暖を取るとか?プレート部分は隙間があるのでそこに微生物を入れればトイレ問題も解決するし、適当な植物でも入れれば多分栽培も出来る。宇宙に浮かぶテラリウム。多分完成形はこの様になるのかな?


  挿絵(By みてみん)


 シャッターでもつければ夜は作れるし、最近はガラスに塗るだけで発電してくれる太陽光パネル液とかもあるみたいだし。それに、自動修復ガラスなんてのもあるから衛星軌道から離した位置に設置出来ればスペースデブリ対策にもなる。


 戦いの中で技術は躍進するとは言うが、かなり躍進したんじゃ無かろうか?そこで交渉するかは別として人類の宇宙進出待ったなしだな。何せラボと駐屯地が浮けば少しの改修工事で宇宙に行けそうだし。


「逆を言えば残り少ない問題を解決出来れば人は宇宙に住めるんですね?」


「ざっくりと言えばそうなりますね。元々飛行ユニットは階段を昇る様に宇宙へ行けたし帰ってこれた。それを人からスケールアップしてUFOへそして、今はラボと駐屯地へと進化しています。」


「なるほど・・・、中国が崩壊しかねませんね。」


「は?なんでまたそんな事に?」


「中国も一枚岩では無いと言う事ですよ。表向きの目標は交渉で有利に立つ。裏の目標としてスタンピード封じ込め失敗時に・・・。」


「もしかして宇宙へ逃げる?」


「ええ。他にもありそうでしたが、彼の国が宇宙開発を進める大きな理由の1つはそれです。ラボと駐屯地が空を飛ぶ時に配信しませんか?ソフィアさんの保護を大々的に打ち出してもいいですよ?相手はサンドバッグ状態になりますからね。」


 身柄が欲しいロシアは保護を叫べば手を出せなくなるし、宇宙へ逃げたい中国はその技術でねじ伏せられる。なるほど、どう足掻こうと目が逸らせない。何せ目の前に欲しい物をチラつかせて松田は無視する気でいるのだ。そして、どこかの時点で言うのだろう圧倒的外交有利の中、不正はするなと。


 相手がどれだけ技術を今高めているのか?少なくともスタートの思想から宇宙エレベーターとマスドライバー方式で違う。アチラはロケットをバンバン打ち上げて宇宙ステーションを作っているが、ウチは宇宙ステーションその物を宇宙に上げようとしている。


 今回の飛行化計画は何やら事がまた二転三転するのかな?まぁ、何にせよソフィアの身柄は俺が預かる方向でいいのだろう。ただ、それならもう一枚書類を作ってもらうかな?それくらいなら松田も嫌とは言わんだろうし。


「配信はいいとしてラボは映せないので駐屯地のみですかね?それと、ソフィアに選択の自由が欲しい。」


「選択の自由?」


「ええ、容姿は別として日本生まれ日本育ちで今回の件を一切口外しないとするか、亡命者として覚えて過ごすか。まぁまぁ、増田さんからの連絡待ちな部分もありますけどね。」



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[一言] ホント皆ソーツとの交渉に夢持ちすぎだよなぁ 交渉材料何も無いのに
[一言] マスドライバーもラピュタもどっちもロマンがある
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