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街中ダンジョン  作者: フィノ


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閑話 警視庁 ゲート出土品鑑定課の日常 7 挿絵有り

 人生と言うのは何が起こるか分からない。それは今も頭の中に浮かんでいる言葉だ。


「橘さん、これ!これ!重力銃。え?対象を圧縮?」


「橘さん、回復薬は全部高槻さん送りでいいですよね?そろそろ邪魔になってきたなぁ・・・。」


「ふぉー!3Dじゃなくて4Dプリンター?え、彼女作れる?俺モテモテやん!」


 ほんっっっとうに何が起こるか分からない。私は地方の人間で警察官で警視だった。それが今、警視庁地下、元は継続資料のあった部屋を全て空にして渡されて、そこの長をやっている。事の起こりは黒江氏が私の管轄地域の人間だった事。ベテランの伊月さんと、若手の宮藤君から報告を貰った時は正直、担がれていると思った。


 それ程までに内容は、常軌を逸した荒唐無稽な物だった。しかも、当の本人は考えうる限り、最大限の自己証明を行っていたのだから質が悪い。初めて出会ったのは元の警察署の喫煙所。未成年の喫煙を注意したら、身体的特徴で決めつけるなと諭された。いや、あれは実は嫌味だったのかもしれない。


挿絵(By みてみん)


 それからなんだかんだあって、有名人になると同時に最近はここで缶詰生活を送っている・・・。ゲート。件の黒江氏がファーストと呼ばれたり、発音を変えてクロエと呼ばれたりと中々愉快な生活を送る中、私はここで缶詰だ・・・。寧ろ、その愉快な生活の方が、楽しかったのかも知れない。


 私も地方の人間なので、ホテル住まいだが、偶然にも同じホテルに泊まる彼女とプールで会った時は、かなり驚いたが楽しそうにしていた。そして、美しかったし白い肌は眩しかった。実際彼女の功績?と言うのは凄いと思う。そして、片棒を担いだ私も又、秋葉原では外円にいたものの、この前中位に至れた。次があれば、私は多分、愉快なクロエと戦場に立つ事を望むだろう。


「橘さんスマイル、スマイル!ほら飲んで、すぐ飲んで!」


「ああ、五十嵐君ありがとう・・・、害はないが、何本目だろうな・・・。」


 職務は分かっている。しかし、ゲート出土品を4人だけで鑑定していれば、時間がいくらあっても足りない。足りない時間を回復薬でカバーしてやっているが、そもそも物が多すぎる。薬はまだいい、ほぼ回復薬でたまには若返り・・・、1日程度の物が有るくらいだ。


 それだけでも、この部署から報告があったとあればそれだけで・・・、上が動く。まぁ、確定のない寿命が1日程度伸びたと言われても、実感も何もないので、割と私達は雑に扱っている。


「私元から引き篭もりだから、ここさいこ〜。ほい、橘さん、激ヤバな銃ね〜。」


「神志那ちゃん危ないって!俺の4Dプリンター♪何作ろうかな〜♪」

 

 こちらに銃と言うには形が可笑しくなっている代物を、投げて渡したのが紅一点の神志那 和美。長い茶髪はボサボサだが、顔は整っている。本人が言うように、引き籠もりで大検を受けて合格し大学生になったが通いもせず、何を思ったか補助者を数人雇って、ゲートに入り鑑定師になった変わり者。体力無し、腕力無し、ヒョロリと細い。何ならこの部屋以外は出もしない。


「モザ、それは没取。クローンでも作る気か!」


「えっ!?妹かファーストちゃん欲しい・・・。」


 真田 新一。旧秋葉原でクロエを見てガチ恋してゲート突入。中肉中背、あだ名はモブザモブ。略してモザ。名前にも掛からないあだ名だが、本人がそう呼んで欲しいと言うので、みんなそう呼ぶ。彼は自身で申告するほどのオタクだったらしいが、今はここで缶詰。


 真田と神志那、五十嵐は民間協力者だが、外部への情報流出を危惧した上が、全て揃えるからここに居てくれと頼み込んで奇妙な共同生活を行っている。さっき私に薬を勧めた五十嵐 陽平は、元々看護師だったらしくやたら健康には厳しい。


 私は此処から外に出る事は出来るが、その間にこいつ等が何をするか分からないのが怖い。なにせ、鑑定師は鑑定したモノを使いこなせるのだから。先程真田君がやろうとしていた事も、その機材さえあれば出来てしまうのだ。


「橘警視正、報告はありますか?当初の予定より進捗が悪いようですが。」


「・・・、黒岩警視監、そもそも量とマンパワーが見合っていません。正直に言うと、この量は無理だ!」


「それでも、鑑定師しか見抜けないんだ。君達にやってもらう他ない。薬関係は幾分かこちらでも出来るが、確信は持てないし、武器はどうしようもない。」


「なら、前に進言した事を了承してください。」


「それは上がなぁ・・・。それと、これはモザくんに。人員確保はできるだけ進める。では。」


「早急にお願いします。」


「何だろ・・・っおおお!」


 黒岩さんが退出直前に、何やら真田が叫びだした。黒岩さんは動じない。彼もまた、ここの常連なのでいるメンバーについては熟知している。何か欲しかったおもちゃでも届いたのだろう、小さな段ボール箱を受け取って小躍りしている。何かのフィギュアかおもちゃだろう。


「モザ〜、それ何?」


「聞いて驚け!秋葉原が旧秋葉原になって、無期限で発売延期された、ファーストちゃんねんどろいどだ!」


「ほ~、開けて開けて!」


「橘さん、ねんどろいどってなんです?」


「さぁ、多分フィギュアだろう?肖像権とか本人から取ったんだろうか?」


 クロエは話をすれば分かるが、普通の人だ。頭の回転は早いが、割とお願いすると断らないし、意外と義理堅い。病院に見舞いに来てくれたあの時は中々愉快なモノが見れた。彼女の昔の姿を知っているのが悔やまれる。知らなければ、本当に綺麗な人とだけ思えたのに・・・。何せ、元の彼は43歳のおっさんで、体型も太り気味、清潔感はあったが、今とはかなりかけ離れている。


「ご開帳〜、ご開帳〜!」


 神志那が真田の背中に抱きつき、早く開けろとせがんでいる。年齢も近い2人は何かしら似た所がある。そもそも、神志那は引き籠もりだったが、他人と話すのは積極的だ。それは元の環境でも変わらずSNS等で様々な国の人と話していたという。なら、何故外に出ないかと言えば、本人曰く意味が無いらしい。


「おー、これかぁ。橘さん本人を間近で見た貴方からして、これはあってます?」


挿絵(By みてみん)


 机に置かれたのは頭の大きな、デフォルメされたクロエのフィギュア。配信時の衣装と酷似しているとは思うが、多少アレンジされている。そもそも、あの衣装は大急ぎで量販店で買った物を、高槻医師から貰った彼女のスリーサイズに婦警達が手直ししたと言う経緯がある。


「ここまでデフォルメされると分からないよ。ただ、衣装が配信の時の物を模したのなら、アレンジはされている。」


 色々な角度から見たが、似ていると言えば似ているし、似ていないといえば似ていない。まぁ、ここまでデフォルメされれば仕方ないと思う。逆にリアル縮小フィギュアを作っても彼女は作れないだろう。


「そうですか・・・、よし。橘さんファーストさん呼びましょう。友達なんでしょ?お見舞い来たって言うてたし。」


「簡単に呼べはる?何着せる?お菓子あげる?」


「見れるなら見たいですね。着せるなら・・・。」


「それより仕事をしたまえ君達。まだ山積みだ。クロエは招待すれば・・・。」


 先日のニュースで彼女はいつの間にか出世?だと思うが、本部長になり、クロエ=ファーストとキセルを吸いながら、愛らしくもふてぶてしく名乗っていた。なら、ここに入れても問題ないだろう。


 山程依頼のある鑑定品は、増えこそすれ減りはしない。前は手で触らなければならなかったが、今は見るだけでよくなり効率は相当上がった。ただ、段ボールから出して、オリジナルをコピーした資源等目録の複製と名前を擦り合わせて、写真を撮って、ファイリングする。この一連の流れが面倒なのだ。


 コピー出来るなら、量を増やしてほしい。何ならどこかの体育館でも借りて、私は壇上から見るだけで、ラベリング作業を外の人に振れば相当効率化は出来る。そう思うのだが、武器や設計図の流出を恐れた上が中々許してくれない。確かに、事象の地平動力炉はまずかった。


 その他にも不味い物は多い。出土品ではなく流出品、スタンピード後に旧秋葉原の調査をした結果、クリスタルと共にゲート内のアイテムボックスの流出も確認され。それはスィーパーが持ち帰るモノと区別された。


 そして、思ったのだ。クロエ・・・、何故流出を伝えなかったのかと・・・。そして、思い至った。スタンピードとは今では普通に使う言葉になったが、もともとは溢れると言っていたと。そうか、確かに溢れたんだろうな、表面張力に負けた水の様に。そして、この流出品が危ない。


「橘さん、流出品は1日1人3個までルール止めませんか?」


「五十嵐君、ソレは駄目だ。主に私の胃が持たない。」


「橘さんクスリ(ヤク)あるよ、ヘイパス!」


「含みのある言い方は止めるように!」


 神志那が薬を投げて寄越し、それを呷る。数日前から、いや、相当前からいつ寝たかも分からない状態で、ピンピンしたまま仕事をしているが、そろそろ労基署に駆け込みたい。たまには各人から上がる声は不穏なものもあるが・・・。


「おっ!ほうほう・・・。橘さん。クリスタルリアクターなるものが出ましたが、内容がいまいち掴めません。」


「クリスタルリアクター、ちょっと見よう。」


 真田が手に取って見ていたのは、ジュース缶の様なもの。しかし、ソレは見ただけで分かった。


「真田君。それ判定はB+で。」


「り~ょ〜う〜か〜い〜。そっと、そーっとね。」


 判定は段階があり、Cから始まり最高は今の所Sとなる。元はBに+などなかったが、出るものの危険性から+が付き、それによりまた再検証して区分分け。回復薬は殆どC、これは危険性が無い事に起因しているが、大分値下がりしたといえ高額。医学会が量産を目論んでいるらしいが、思わしくなく、高槻医師の様に職について研究するのが効率的らしい。


 自衛隊病院に入院中何度か顔を会わせて話したが、彼もまた、人生が一変した人の1人。職に就いて政府の要請でクロエと15層まで潜ったらしい。何なら羨ましい事に空も飛んだと。そんな彼は調合師で、医師会の異端児になりゲート産の薬の再現と普及に尽力中。その行動に専門医が飯の種を奪われると騒いでいるらしい。


「それで、これなんだったんです?何となく分かってきましたけど。」


 B+を聞いて、おっかなびっくり収納していた真田が聞いてくる。毎度思う。作成したのが人ではないのは分かるが、かけ離れ過ぎて一周まわって笑いが出る。


「それ、全容を言うと、クリスタルを核としたエネルギー製造装置。出力はクリスタル1つで、一般家庭なら数年は保つ。」


 破壊した場合は、半径数キロが焦土と化すというのは、言わない方がいいだろう。ジュース缶にクリスタルを入れると、核爆弾。放射線は出ないが、リアルなだけ漫画より質が悪い。私の知らない世界では、これを運用しても問題ないような世界なのだろう。小さな頃は宇宙に想いを馳せたこともあったが、今はもう見たくない。


「橘さん、なんかコール来てるよ〜。おろ?クロエ?クロエ!?えっ、これファーストにゃん?」


「YES!これで勝つる!なっま声、なっま声!」


「とりあえず橘さん出てくださいよ。」


 作業を止めて電話に出る。これは合法的な休みだ!さっきの品といい胃が痛い気がする。薬で本当には痛くないのだが。彼女からの電話の内容は、ゲートの入退室について。どうやら彼女は明後日辺りからゲートに行くらしい。


 何でも今は政府の依頼で、助言役なるよくわからない仕事をしているらしい。宮藤君の件もあるし、彼女には感謝している。そんな彼女と話していると、3人が紙に文字を書いて差し出してくる。


(激励ほすぃ。)


(テレビ電話プリーズ。)


(とりあえず会いたい。)


 重要な話なので、こちらの現状を伝えつつ情報交換をするが、3人はクロエの声を目を閉じながら聞いている。そんなにいいものだろうか?まぁ、綺麗な声だとは思うが、どちらかというと何故かおちょくりたくなる。多分、アホほど強い彼女を合法的に慌てさせる事ができるからだろう。会った時も会った後も冷静な彼女が、慌てるのは見ていて面白いし意外とお茶目な所もある。


(激励無いと、みんなでストライキからのぼーそー♪)


 差し出されたのは、この課での最強の切札。それの意味する所は一般市民としての権力行使。詰まる所、辞めるぞという退職届けだけではなく、鑑定した品を勝手に使うという脅し。正直に言おう。私も人間だ、気持ちはわかる。凄く分かるが、ソレをされると共倒れどころの騒ぎではない!


「分かりました、ありがとうございます。このお礼はいずれ。」


「では無く、今ください。」


「分かりました、アイスとか送りますね?」


 そうか・・・、外は夏か・・・。感覚は無いが、アイスと言うからには夏なのだろう。プールで泳いだのが思い出される。クロエと泳いだ事を話したら、驚いた神志那が鑑定していた物が暴発して、五十嵐の食べようとしていたバナナが消えた。1つ間違えば五十嵐は文字通り消失していただろう。あの時は精神がやられて禿げるかと思った。


(話をまとめろ。激励でいいのか?)


(ちょいまち!)


 話がまとまるまで、クロエに愚痴る。これでもかと愚痴る。ゲート探査は命が懸かるが、こちらは精神が懸かる。しかし、たまに思うのだ。ゲートの中にいた方が気が楽なのではないかと。憂さ晴らしにゲートに入る事もあるが、5層迄では簡単すぎる。そろそろ15層まで行く段取りを取りたい。


(公平な話し合いの結果、チアコス激励!)


 それぞれが流出品の武器を構えて話し合うのは公平か!?寧ろ開戦前だろう!五十嵐がメイド、真田が配信衣装、神志那がチア。それぞれの紙を掲げて一歩も引かぬ構え。伊月さん、宮藤君・・・、いや、前の警察署の部下達よ・・・。私は恵まれていたんだな・・・。危険性も扱い方も知っている人間が、そんな物を取り出すなよ・・・。


(やめろバカ!ジャンケンにしなさい。)


「取り敢えず、何がいいんです?」


「話し合いの結果。激励してほしいそうです。」


「頑張れー、負けるなー、ちっからーの限り生きてやれ!」


 とりあえず、激励なのは間違いないので伝えると。世代を感じる歌?のようなものが電話越しに聞こえた。後で調べてみたが、コント番組のセリフだった。試しにで1つ見たが、部長と私が重なって見えて泣けた・・・。


 3人の決着はついたようで、神志那が両手でガッツポーズ、真田が土下座状態で泣き、五十嵐が天を仰いでいる。勝者は神志那・・・、チアか。神志那から差し出された紙には細かい指定がされている。成る程、これは私も見たい。衣装が無い場合はポンポンか。


「嬉しいですが違います。チアコスでポンポン持った感じがいいそうです。まぁ、衣装もないでしょうが、ポンポンだけでも・・・。」


(クロエ、貴女は持ってるはずですよ?)


 電話越しに誰かの声が聞こえたが、何故か彼女は衣装を持っているようだ。誰かは知らないが、その情報はありがたい。スピーカーモードで話していたので、他のメンバーにも声は聞こえ、無言のまま3人でハグをしている。五十嵐も染まったな・・・。ここに来た当初は1番まともだったのに、いつの間にか他の2人に毒された。


「あるんですね?なら、お願いします。じゃないと鑑定師がストライキ起こします。もしくは暴走?」


 そう話すとクロエは卑怯と言うが、こちらとしても本当にその提案はされているんだ・・・。そして聞こえてきたチヨダという言葉・・・。成る程、公安。クロエはこちらに来て以降公安と共にいるようだったので、その誰かがいたのだろう。


 そして、職場環境の改善の進言をしてくれる優しさが嬉しい。良くも悪くもここに居る3人は、今の状況や待遇に問題はないらしい。そうだろなぁ、立場は協力者、給料は相当額+手当に、おおよそ頼めばできる範囲で物は揃えて貰える。外出だけは相当に厳格な制約があるが、禁止はされていない。


 私も似たような待遇だが、警視から出世して警視正になったこと、そして、その出世のせいで、ここの管理を任されて胃が痛いこと。もともと警察組織の人間でキャリア組と言う事で上は私を体よく使っている。


 責任感はある方だが、せめてあと一人は管理できる人間がほしい。鑑定品の真贋が分からないと、誰もが嫌がるが・・・。まぁ、私の場合外出フリーなのはありがたい。着替えると言って切られていたスマホが鳴り、テレビ電話に出る。


 3人は私の肩越しにスマホの画面を、食い入るように見つめ息を殺している。その様は一挙手一投足を見逃すまい、聞き逃すまいと言う意気込みが感じられる。確かに可愛らしい、黄色のポンポンに赤と白のチアリーダー衣装。気まずそうな表情で胸の前にポンポンを持つ姿には庇護欲がそそられる。多分、こちらの合図を待っているだろう彼女に指示を出す。


「では、お願いします。」


「がんばれ♥がんばれ♥ゲート行こっ♥」


「ありがとうございます。これでみんなやる気が出ました。では!」


 あれは卑怯だ・・・。元々彼女は人前は苦手で自己暗示かけるような人だったが、その精度は凄かった。そして、それは愛らしく振る舞うときも。多分、本人自身としてのイメージとして、チアリーダーで応援するというのは、あんな感じなのだろう事をした。素早く電話を切ったおかげで聞こえなかったと思うが、私は耳が痛い。


「ふぉぉぉ!ふぉぉぉ!これで、100年戦える!」


「私の目に狂いはなかった!勝利は我が手に!!」


「尊いモノを見た・・・、コレが喜びか!!」


 3者3様皆喜んでいる。私も良いものが見れた。士気は上がっているし今なら素直に仕事もしてくれるだろう。今日からの仕事ははかどる。電話の後、公安のチヨダを名乗る人物が人を連れて現れ、クロエからの依頼と数百の未開封のボックスを置いていった。曰くあの動画の駄賃。35階層のもの多数。


「ははっ・・・。」


「私も疲れています・・・。橘警視正、電話の内容は?」

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