表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
街中ダンジョン  作者: フィノ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

440/878

閑話 80 青春モラトリアム

「次までに進路についてある程度決めてくるように。既に今年も6月、受験するにしても就職するにしてもタイムリミットは近い。例外とするならスィーパーだが、その道を選ぶならギルドに顔を出しておけ。先生からはそれしか言えない。それでは今日はおしまいだ。」


 配られた進路調査票は進学か就職かから始まる。到頭この時が来たか・・・。去年の夏休み前からその話は出て今まで保留としていたけど、どの進路を選ぶ時が来たようだ。両親は多分どの進路を選んでも文句は言わない。それが俺の選んだ事だから。


 ここで就職を選べばインターンシップ何かの職場体験に向かう事もあるだろうし、進学なら今の学力と話し合って少し上を狙うか、無難な所を選ぶかにより変わってくる。今の所俺は就職寄りかな?父さんにギルドの鍛冶師に話を聞いたらどうだと言われて話をきき、たまにバイトで手伝うと中々やりがいはあった。


 ただ、空手のスポーツ推薦もあれば眩しすぎる父さん威光で様々な企業からも声がかかる。俺に頼んでも法律やらには厳しい父さんがお目溢しするとは思わないが、どんな狙いがあるのやら。マスコットにでもしてポスターとか作りたいのだろうか?


 家族としてなら色々融通はしてくれるけど、性格から考えると特定の企業に肩入れする事はないと思う。例外とするなら大株主を務める高槻製薬とか?まぁ、そこに入れるかと考えると完全スカウト制だから無理だろう。父さん曰くあそこは大人の遊び場らしいし、その遊びを楽しむ為には楽しめるだけの実力がいるとか。


 長男なので昔から今の家は将来的に俺に譲り、両親は父さんの生家に帰るなんて言っていたが、ああなってしまってはその話もどうなるか分からない。ギルドもあるしあまり住居を移すといい顔しない人が多いからなぁ・・・。


「那由多どうするよ?」


 先生が帰りそのまま放課後。部活も引退だし帰るかどうするか考えていると結城が話しかけてきた。手に持った進路調査票はまだ何も書かれてないからコイツも迷っているんだろう。


「そう言うお前は?俺は・・・、一応就職よりかな?来年ならギルド職員を募集するって話もあるし、たまに手伝うギルドでの鍛冶作業は面白いし。他に目を向けても中々面白そうな所はある。」


 物を作るのも面白いし、出土品をいじるのも面白いし。父さんの息子って事で変に気を使われるかとも思ったけど、そんな事はまったくなく、寧ろ父さんがこいつになにかさせるなら徹底的にしごいて考えさせろと言ったもんだから、軽くしか触らせてもらえなかったけどかなり厳しかった。


 ただ、俺は武器よりもパワードスーツとかの方が弄りがいはあるかな?空手をやっていた分、人の可動域やどのあたりが怪我しやすいかとかが分かるから弄りがいがある。


「生産系の職はどの企業も募集しているから選び放題ではあるけど、僕は魔術師だからねぇ。スィーパーになるもよし、進学するもよし。変わった所では農業系の所は魔術師:土を探してるって聞いたかな?」


「格闘家は現場仕事メインだな。1次産業2次産業系は男女問わず体力のある人を募集するようだ。」


「去年はそのままの就職形態でしたけど、スィーパーとしての職が求められる形が出ましたね。千尋ちゃんは花嫁修業でいいんじゃないですか?」


「千尋は家事マスターしてるから、そこまで急がなくていいと思うぞ?朝食は別として夕食や掃除なんかはしたり手伝ってくれるし。」


「嫁入り待ったなしだねえ〜。卒業式にウエディングドレスで来る?それで卒業式終わったら市役所に婚姻届出してみんなで結婚式参加とか。」


「いいですね!卒業式の打ち上げ兼結婚式!ドラマみたいで憧れるなぁ〜。」


「どんだけ急かすんだよ!」


「大丈夫、大丈夫。友人代表あいさつと僕と一緒に写った子供の頃の写真は持参するから!」


「挨拶は頼むけど写真は・・・。てか、何でお前との写真なんだよ!ムービー流すなら2人の写真にするわ!」


「いやっ!僕との思い出は遊びだったのね!」


「遊びの思い出ばかりだから当然だろう。3人で写った小学生の頃の写真とか見返すと懐かしい。」


「ツカサさんも並ぶと仲良し4人組みたいに見えるんだろうなぁ〜。今度見せてもらえます?」


「父さんの写真かぁ・・・。撮るのはいいけど撮られるのはあんまり好きじゃないからほとんどないんだよなぁ〜。」


「確かに飾ってある写真は莉奈さんと遥さんと那由多が写ったものがほとんどだな。ツカサさん的には父親は撮影係らしい。」


 実際父さんが写る写真は少ないし、その写真の大元は指輪に収納され今は作られたものが飾られている。家探しされて古いガラケーとかも持っていかれたので、かつての父さんの写真を見ようと思ったら本人か母さんに頼むしかない。


 ただ、赤ん坊の俺を抱く父さんが今の姿のまま変わらないと言うのは、美魔女を通り越して八百比丘尼的な疑いを受けるんじゃ・・・。かと言って今以上に若くと言うか、幼くすると本当に子供になってしまう。父さんも母さんも気にしないからいいのだろうけど、俺としてはなんともやりきれないな。


「それでも何枚かはあるよ。町内会でグランドゴルフしたときのやつとか、空手の大会で優勝した時に賞状持ってみんなで写ったやつとか。」


「長く空手やってるって言ってましたもんね。そして2人の馴れ初めもその空手・・・。ぶつかり合う拳、成長して膨らんだ胸に当たった時にハッと意識する女性らしさ・・・。」


「加奈子、結城に似なくていいぞ?それにある程度成長したら組手は男女別だ。私としては男子に混じって本気で殴り合ってもよかったが。」


「那由多、千尋と夫婦喧嘩するなよ?下手したら家がなくなる。」


「それは肝に銘じてる。まぁ、多少壊れても修理は出来るけどな。この前も父さんに頼まれて井戸のポンプ直したし。ただ、皿を手で砕いたりとかはないんだよなぁ~。片手でコップとか割れるのに。」


「家を壊すって私は怪獣が何かか!コップの事は急にフェリエットが『オス猫が繁殖しようと誘って面倒だなぁ〜。お前はさっさと繁殖すればいいなぁ〜。』って言ったからだ!」


「那由多、猫からも心配されるって相当だぞ?」


「フェリエットはなんか知らんけど人気あるんだよ。普通の猫がすり寄る事もあれば、猫人が食べ物持ってウロウロしてたりとか。本人は食べ物もらって後は面倒くさそうに話してるけどな。それと、ギルドではそこそこ有名ってしってたか?」


「千尋ちゃんコップってガラスですか?手は大丈夫?」


「普通のマグカップだ。足音もなく寄って来てそんな事を言うもんだからびっくりしてこう・・・、ぐしゃっと。」


 その時は家に俺と千尋だけでちょうど夕飯の支度を2人でしている時だったから、互いに妙に意識してしまった。しかも、その時話していたのが仮にここに住むなら部屋をどうするのか?と言う話・・・。父さんと母さんの寝室は完全防音で望田さんでも音が聞こえないと言う。ただ、そこまで防音にこだわったと言う事はそう言う事だろうし、朝から妙に母さんの機嫌がいい時は多分そうなんだろう。


 そしてそんな話をしていた日の朝は、母さんの機嫌がすこぶる良かった。父さんがゲートから帰ってきたと言うのもあるだろうし、怪我を治した人からペアのエステ券を貰ったと言うのもあるかもしれないが、シャンプーや石鹸とは違う父さんの香りがフワッと母さんからしたし・・・。


 そんな日の夕方に千尋とこんな話だ。どこに住む=夫婦の寝室。つまり、仕事しだして結婚して・・・、子供を作る部屋でもある訳で・・・。そんな事を意識した中でのフェリエットの話はド直球でタイムリー。


 砕けたコップは直して千尋の手も大丈夫だったからいいけど、普通なら破片が刺さってもおかしくない。なんだかみんな不思議な身体になったな。


「フェリエットちゃんも綺麗だからねぇ。この前チーかまのお礼に耳を触らせてもらったかな。」


 そんな話をしているとクラスメイトが話しかけてきた。成績の良い高橋だけどなんだろう?いつもなら塾とかに行ってるイメージがあったけど、今日はないのだろうか?


「ちょいと黒江君。高校からでもギルド職員ってストレートで成れるもんなの?」


「ん?高橋はギルド職員になりたいのか?」


「かなり安定したし職業だし、僕はゲート入るより新卒採用あるならそっち路線かな?政府も企業もゲート入らない人用ガイドライン作ったりしてるとは聞いてるけど、その辺りは黒江君の方が詳しいんじゃないかと思って。」


「政府以上に詳しいわけ無いだろ俺が。まぁ、軽く話を聞いた感じだけならだけど、俺達の卒業位から組分けが出来るらしい。そろそろ学校とかテレビでもその話は流れるらしいけど、ゲート外で働く専門とスィーパーとの兼業者、最後に非正規と言う名の専業スィーパー。今働いてる人も多いし全部が全部まるっとそれにすぐ入れ替わるわけじゃないらしいけど、働き方改革はそうなるんだって。それで、ギルド職員は一応一般枠と公務員特別枠があるらしい。」


「ほう。と、言う事は公務員1級試験とかを受けないといけないんだね?」


「いや違うって、なんか人が集まりだしたな。」


「就活組には耳寄りな情報だから逃したくない!」


「クロエさんの下で馬車馬の様に働かされたい!」


「朝からご出勤眼福場面に立ち会いたい・・・。この前朝から張り込んでて出会えたからまたやろうかな?てか、文化祭には必ず呼べよ?」


 口々に好き勝手言いながらクラスメイトが集まってきた。ウチの高校は特に進学に力を入れるわけでもなく、かと言って就職に強いわけでもない普通校。去年の先輩曰く就職と進学で半々に分かれるらしい。ただ、今年はスィーパーと言う職種が世間にも知れ渡りそれを目指すと言うか、どっちつかずな人の逃げ道的な扱いにもなっている。


 ニート、フリーター、そしてスィーパー。前2つは消えてしまいそうな言葉だけど、スィーパーとして日銭を稼ぐのは日雇い労働者と言う立ち位置でいいのだろうか?ハマる人はハマって毎日ゲートに行くし、大金も稼ぐ。逆にハマらなかった人はぼちぼち外で仕事しつつ、急な出費に合わせてゲートに入る。


 何気にサバイバーは人気で稼ぐだけならこれがいいらしいし、俺の様な生産系は法律の関係上、企業が雇い入れたいと新卒含めて探し回ってるとか。実際、去年赤点まっしぐらで留年しそうな先輩は一発逆転して調合師の職に就いたおかげで大企業からもお声がかかったとか。


 行った先でかなり大変な事になったらしいけど、それでも未だに会社には勤めているし、この前はOBとして就職してからの話なんかを学校に来て講話していた。


「公務員枠は警官やら自衛官からギルド職員にクラスチェンジするらしい。状況を見てギルド単体採用は考えるって言ってたかな。一般枠は前提としてそこそこ戦える事と鍛冶師や調合師、他は治癒師等々。職に沿った配属で大丈夫な人とか?ペーパーテストは一応やるけど、スィーパーの時点で物覚えは悪くないから重視するのは人柄とか対人関係とかだって。まぁ、あくまで聞いただけだから本当にそうかはわからない。」


 職員としての鍛冶師と露店としての鍛冶師。違いは何かと言われると責任とか?専業で潜る人はある程度お得意先の鍛冶師がいるらしい。別に剣を砥いだり錆を落とす訳ではなく、微調整や改造がメインになる。


 俺は見た事ないがゲートの武器は壊れるらしい。それが摩耗したからなのか、単純に扱いが悪かったからなのかは分からないけど砕ける時はボロっと行くし、使う人はなんとなくヤバい時は分かるとか。ただ、そこからが鍛冶師の仕事で壊れた武器を治すのか新しい武器を調整して渡すのかの話し合い。


 ギルドで見ていた時はクレイモア使っていた人にバスターソードを渡してたかな?真っ白い服とマントの女性だったけど、自分の身の丈ほどありそうな剣を片手で扱い何度か調整してもらっていた。


「スィーパーじゃないとギルド職員にはなれないか・・・。まぁ、職に就くのも補助者を雇うと安心出来るのかなぁ?それとも工藤達にお願いした方がいい?特に工藤はよく潜ってただろう?」


「潜ってたよ〜。でも、初めてならライセンスの話もあるし僕達なんかよりも補助者だね。1人でも潜れるけど、それは危なすぎるし補助者の人って基本的にギルドが補助者として認定してるから安心できるよ。その分最初の身入りは少なくなるけど、そこは交渉かな?知り合いの人は回復薬だけでいいって人もいれば、回収した箱の半分って人もいるし。それに、補助者にはギルドから補助金が出てるからね。急ぎじゃなければ集団職取りとかもあるけど・・・、高橋は疎開しなかったの?」


「ウチは父さんが単身赴任で、ばあちゃんも行きたがらなかったから疎開しなかったんだよ。まぁ、足悪かったのは派遣された治癒師の人やら回復薬で治って今は歩き回ってるけどね。ただ、母さんとばあちゃんだけ家に置いとくのもアレだから、安定してそうなギルド職員とかいいかなぁ〜って。今や僕は希少種!か弱いから優しく扱ってほしいぞ?」


「確かに能力差はヤバイですもんね。千尋ちゃん、握手しても手を潰したら駄目だよ?」


「しないよ。したいなら代わりにトロンプ・ルイユで何か出してもらって砕く。」


「千尋の熱いバトスが唸りを上げてるな。加奈子、那由多君人形とか作ってあげたらどうだ?」


「目の前に本人いるのに作ったらかなり居心地悪くないかな、それ。」


「確かに悪い。父さんが市井ちゃん人形見てたまに微妙な顔してる訳がわかった。」


「私物で人形買ってるの?クロエさん。」


「いや・・・、放送局というか制作会社と言うかアニメに関わった所からギルド宛に販売品非売品問わずグッズが届いたらしい。そして第2期を作るとか劇場版を作るとか作らないとか・・・。」


 届いたグッズを家で広げて同封されて手紙を読み進めると父さんの顔が曇りだし、最後には目を押さえていた。何事かと聞いたらそんなアニメ作成の話。父さんと市井ちゃんは別物なので作るなとは抗議出来ないらしい。ただ、それに応援メッセージが貰えないかと言うお願いがあったとか。


 前もコンビニで応援メッセージが流れてたからそれに味をしめたのかな?製作プロジェクト自体はすでに進んでいるらしく止められない状況に頭を抱えていた。


「大人気で1期が終了したからねぇ。小さい子とか変身衣装セットを嬉しそうに買ってるの見かけたし。」


「あっ、この前一緒に買い物行った時ですね。何気にお兄ちゃんっぽい男の子が悔しそうな顔してましたよねぇ。ちょっとおかしくて微笑ましかったかな?ただ、今年の夏服はチューブトップが多いのががが・・・。」


 加奈子が自分の胸をペタペタ触りながら嘆いている。間違いなく父さんの普段着のせいだろうけど、昔から着てる人は着てたし全て父さんのせいにも出来ない。ただ、夏でもドレスやらゴスロリ売ってるのは需要あるのだろうか?


「加奈子はそんなに小さくないだろう?」


「持つモノが持たざるモノを語ってはダメなんですよ!バラしますからね!体育とかで着替えてる時の胸の大きさを那由多君に!実は揉んで育ててもらったんじゃないでしょうね!この通い妻め!」


 加奈子が猫の様に千尋を威嚇しているが、何でそこで注目が俺に向かう?確かに付き合っている事は周知の事実なんだけど俺は何もしてない。それに揉んだら本当に大きくなるのだろうか?それを言い出すと母さんはさぞ巨乳になるだろうし、父さんも育つ?・・・、なんか似合わないな巨乳の父さん。


  挿絵(By みてみん)


「残念な事に揉まれてない・・・。こう・・・、腕を取って組む時に押し当ててみたが無反応だ。」


「那由多・・・。その・・・、な。僕が言うのも変だけど枯れすぎて流石に千尋が可哀想だぞ?もう少しこう・・・、手を繋ぐとかどこか褒めるとか抱きしめるとかをだな。進んでる奴は進んでるんだし。」


「早い遅いとかじゃないだろ?それに美味いご飯作ってくれるお礼は言うし、抱きしめない事もない。ちゃんと言葉は伝えてる。」


 父さんも母さんも遅くて、フェリエットも望田さんもいない2人だけの夜。くっついて一緒にテレビを見る事もあれば、キスを交わす事もある。確かに千尋は一歩踏み込みたさそうにしている時はあるけど、千尋の両親も安心してウチに越させてくれてるんだからその信頼は裏切りたくない。


 まぁ、あちらの父さんと母さんも昔から知ってるから、早く孫の顔を見たいなんて言う冗談を言ってくれるけど、それを真に受けるのもな・・・。それに、反応してないと千尋は言うけど、そう見させないテクニックって大変なんだぞ?特に身体の一部が大きくなる男にとっては・・・。


「なんだろうな・・・、長年連れ添った夫婦というか、昔のクロエさんと莉奈さんと言うか・・・。」


「ヘイ・ユー!昔のクロエさんの話聞かせろよぉ〜。那由多は堅物だからガムじゃ口を割らなかったし。」


「えぇ〜。ガムじゃなぁ〜。」


「なん・・・、だと・・・。ガムが通用しない!?」


「だから、そのガムにはどんな幻想が詰まってんだよ!ガム如きで両親の過去とか話さないからな!」


 放課後に馬鹿話をクラスメイトとする。残された時間は1年もなくて、今日も終りが来る。いつの日かこうして話した事を思い出してまた笑えるのかな?割とうちのクラスは仲が良いし、卒業までに気は早いけど同窓会の話なんかも出るだろう。


 県外に行くやつもいれば、地元に残るやつもいる。専業のスィーパーなら2度と顔を見れないやつも。まだ学生で子供で大人に文句が言えて、自分で責任の取れない最後の時間。残り少ないけど多分それが今1番大切な時間なんじゃないかな?


(千尋、今日うちに寄ってく?)


(珍しいな、那由多から誘うのは。)


(なんだか一緒に居たい気分なんだよ。だから、な。)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
評価、感想、ブックマークお願いします
― 新着の感想 ―
[一言] フリーターはフリーランスのスィーパーを指す言葉になりそうではある このあとの世代ではニートは逆に選ばれし勇者な気がしないでもない ギルド職員は如何に事務系作業に職を活かすかだろうなぁ ある…
[一言] 大きいと黄金比が崩れるからか
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ