254話 その日の終わり 挿絵あり
「およ、てっきりゲートに入ったと思ったんですけど早かったですね。」
「R・U・Rを使いに来たって言うんで予約して簡単なレクチャーで済ませたよ。順番きてたし今頃探索か対戦かしてると思う。」
「見なくてよかったんですか?」
「あの子達が来たって事は学生が増えてるでしょ?騒がれるから行かないよ。見たかったら後からデータ見ればいいしね。そう言えば時枝さんって新しい友達が増えてたかな。」
「何も考えずに友達増やせるのは学生の特権ですからね。でも一緒にゲート入るくらい親密なんですか?」
「どうだろう?転校生らしいから案内しただけかもね。結城君、斜向いの男の子とゲート入った時に同行した子だったけど見た感じ、おとなしそうな子だったけど普通に戦えそうかな。」
「ニュービーですね~。そう言えば那由多君が鍛冶師って言うのも意外でしたけどね。朝から部活行ったりたまに家でも木に向かって正拳突きやったりしてたからてっきり格闘家だと思ってました。」
「あの子なりの考えなんだろう。もしかしたら千尋ちゃんと夫婦喧嘩した時を想定したとか?鍛冶師はタフだからビンタくらいなら余裕で耐えれる的な?まっ、何にせよそれが出るならそれの適性があったんでしょう。別に鍛冶師が格闘戦したら駄目ってわけでもないし。」
実際赤峰も槍使うし御堂も接近戦でナイフを刺している。斯く言う俺も接近戦もするし魔法も使う。戦いとは何かに固着するよりも自分の手札が多い方が幅が広がるし、モンスターを見ると遠近中とどのレンジでも戦える様になっている。そんな事を思いながら佐沼にR・U・Rの発注をかけるが、どれくらい増やせるかなぁ・・・。
ゲーセンに設置すると言う話は着々と実行され、風前の灯だったゲーセン文化は息を吹き返しつつある。懐かしい話をするならちょっと薄暗くて高校生とかがたまり場にして、格ゲーで技を出す為にガチャガチャレバーを操作していた様なあの感じ!まぁ、実際は明るくて格ゲーも廃れ気味なのでガチャポンやクレーンゲームが主体の所が多いがR・U・Rの登場で年齢問わず通う人も増えているそうな。
時間と料金を天秤に掛けて時間を取ったと言う事だろう。予定通りゲーセンのR・U・Rは一回500円らしいし、探索モードと対戦モードで分けて使うのでそこまで混まないとか。ただ、探索モードだけは予約制にしないと時間がいくらあっても足りないので、台数を増やすか大人しく負けたら交代の対戦モードをやるかで分かれる。
そう言えば前に作った豚鼻2体は佐沼に泣かれたな・・・。あの2体だけ他のモンスターと違ってやたらめたら動きが良く、それに合わせるように他のモンスターのプログラムを作るとプログラマーが過労死しかねないそうな・・・。スケールダウンを試したくとも何処かのタグを抜くと挙動がおかしくなり、下手すると被せたグラフィックが剥がれてボーンが見えたり予定外の所からビームが飛ぶので、そのまま実装して今はボス的な扱いになっているらしい。
それを受けて会社としても魔術師の大規模登用を目指しているらしいが、集まりが悪いのでギルドに依頼をしてきた。しかし、プログラム出来る魔術師と言うかなり難易度の高い依頼なので人材確保はかなり難しい・・・。OLやってた奏江さんとか出来ないかな?藤君は造形方面なので・・・、電子モデリングと考えればいける?CADに触れた事あればどうにか・・・。
まぁ、今は現場で頑張るそうなので急務ではないが小遣い稼ぎとして紹介してもいいかな?実際財源そのモノはいくらあってもいいし破綻が見えだしたらマスター総出で箱とクリスタル、素材回収に奔走する事になるだろう。歩合制ではないがやった分だけ成果は見える。
「今日は定時に上がれますかねえ〜?」
「どうだろう?うち等の緊急呼び出しって基本スタンピード絡みだから、それ以外となると凶悪犯罪への協力とか災害派遣協力とか?瓦礫の片付けは別として指輪があれば物資輸送はUber Eats感覚でやれるし。」
自衛隊の行軍でクソ重い装備背負って歩かされたのが懐かしい。今だとドクトリンが変更されて個人装備は指輪に収納して即時戦闘可能体制での行軍に切り替わったとか。大井が新しい防衛白書を送ってくれたので見たが、様変わりし過ぎて老兵になった気分だ。武器の生産や開発配分も変わって航空機はヘリが増えたり、戦車はキャタピラから車輪タイプに移行したりと様々。極めつけは到頭車もしばらく空を走る予定もなさそうさと思っていたが、装備庁内で次世代戦車コンペを行い浮遊戦車?が優勝したそうな・・・。
ホバーではなく浮遊、スペックだけ見ると高度は地上から最大1m、リミッター解除でロケットの可能性あり。戦車砲は120mmとしてあるがガンナーの武器を使用するのでほぼ無反動。ただし火器として実弾ではなくモンスターのビームをイメージしないと後ろに吹っ飛びます。射撃制御システムはなく、車体の制御と索敵センサーにシステムのほぼ全てを割り当てているので自力で当てて下さい。と言う最新式根性理論戦車だとか。ガンナーのおもちゃなのかな?
ただ、作る方が作る方なら乗る方も乗る方なので試験担当者からは割と評価が良いらしい。まず、ヘリ等と違い静かな事。これのお陰で不用意にモンスターを集めずに済むし、底に取外し可能な磁石を取り付けたので走らせるだけでドッグタグを回収できる。索敵系にシステムを割り振ったので簡易拠点としても使え、長期活動を想定すると歩哨はいるが中で寝られるし、救護所としても活用できる。装甲板は箱を素材とし、固定処理しているので余程の火力でない限り一撃で装甲を突破されない。
エンジンはハイブリッドでガソリンと電気だが、タイヤやキャタピラによる摩擦がない分燃費が良くリッター50kmは飛ぶらしい。ただ、浮遊ユニットが故障するとタイヤパーツを取り付けて自走となるが、その場合脅威のリッター60m。いや、そもそも戦車の燃費がその程度なのでおかしくはないし、ハイブリッドエンジンでそれを実現するのだからかなり軽量化されているのだろう。その他諸々が突っ込みたいところもあるが、仲の良さそうな装備庁内で喧嘩が起こっているらしい。
大井がメールで愚痴っていたがコンペで優勝したのはいいが浮遊ユニットで揉めていると・・・。実験機は2種類作られ神志那達が乗るルンバを使用した物と、重力発生装置使用した物とで大喧嘩。ルンバ側の意見としては故障の心配が少なくある程度制御が楽な事。鑑定師でない宮藤が乗れるのだから、そこまで制御方面にタスクを割かなくていいのだろう。
これに対して新しく設計図から作った重力発生装置を使用した方の意見としては、ルンバが出土品である以上量産ができないし、何より買い取りも相当額かかるからコストが高すぎるうえ、メンテ出来ない装備を現場で使わせたくないと言う意見が出て論争勃発。
因みに重力発生装置と言うが引力と斥力を作り出すらしく、地球の重力1Gを設定すると、それに対して浮遊に必要な斥力を生み出すのだとか。材料はパチンコ玉らしいが、確かにアレはふよふよ浮いていたのでこんなモノが内蔵されていたのだろう。蹴り砕いたりしても液体金属っぽくなったのだが、どうやって取り出したのやら・・・。凍らせて砕いたとか?
実戦配備にはまだ掛かりそうだが、テストパイロットの方も考えた方がいいんじゃない?前に戦闘機に乗ってガンナーの武器を腕に結合した人がテストパイロット。名を浦城 コウと言うが、既にこの人が歴戦っぽいのでそれに合わせると新兵が泣き出すぞ?ただ、戦闘機に乗る時点で尉階級なのでそこまで心配ないのかなぁ・・・。まぁ、これは自衛隊の問題なので大井達統合幕僚監部が悩めばいいよ。
「こっちの書類終わりました。もっと数減らないんですかね、コレ。」
「前よりは減ったけどまだまだ多いからね・・・。伊月さんが言ってたけど警察の方もなんか動くみたいよ?」
「装備新調とかですか?確かにスィーパー相手にニューナンブM60じゃ火力も何もないですからね・・・。」
「それもあるけど防御方面かな?盾は箱と強化繊維の複合材で固定処理施してカッチカチに。服は魔法糸と調合師の糸を装飾師が服にして耐刃耐熱等の衝撃以外守れるようにするとか。」
「それってあれですよね?中身ミンチだけど服だけ残るやつ・・・。」
「ん〜、モツが溢れなければ延命出来る的な?都市伝説であるじゃない。バイクで事故ってヘルメット外したら頭の骨砕けてて形保てずに死んだって言うやつ。」
「あれを信じて服を作ったと?まぁ、耐久性の高い服はありがたいですよね。スィーパーの武器への対抗力がどれくらいあるかは分かりませんが、普通の鉄砲に対抗できる服があるなら着たいかな。」
「インナーで防げるよ?痣は覚悟しないといけないけど。そう言えばなんか救急車のサイレン聞こえない?」
「インナーはぴっちりしすぎてるんでもう少し余裕のあるやつですね。その方が衝撃分散して痛くないですし。確かに聞こえますけど連絡はないですね。」
「下に来たようだぞ?装備なら私はマントを推すよ。」
入口から夏目の声がしたので見ると、黒いスーツ姿で鞄を肩に掛けた夏目が立っていた。朝から出ていたが今日は一旦上がりと言う事だろう。温泉にでも入ったのか若干髪が濡れている。そんな夏目は鞄からゴソゴソと何やら紙を取り出してくるが・・・。
「外でマントはちょっと・・・。大正ロマン風のコスプレになりません?」
「割と需要はあるんだよ?インナーは使い回しできないけどマントは人を選ばないからね。資金難とか立ち上げたばかりのチームだとそれを日を分けてマントを使いまわしながら潜ったりしてるよ。」
「登録とかってないんですかね?インナーだと帰ってきたりしますけど。」
「マントは布判定なのか聞かないな。クロエさんはなにか知ってるかい?」
「いや全く。生産者の蚕要員ですけど出すだけなんで。」
そんな事を言っている間に夏目がコーヒーを入れて持ってきてくれる。夕方近くなのでこれが今日の最後の仕事として俺達も切り上げていいかな。特定のタスクのある仕事と言うよりも対応メインの職場だし。
「そうか、その辺りも分かればまた企業が騒ぎそうだ。それとこれを。」
手渡されたのは意見・要望書。枚数は多くないが色々書かれているようだ。実名は書かなくていいからなのか割とざっくばらんな意見が見える。
「クロエさんと記念撮影したいとか握手会キボンヌとか言う要望は先に省きました。」
「人気に陰りなしですね。ギルド祭りとか開いて地域貢献がてらにやります?」
「祭りの雰囲気による。確約はしないし投げ出す事も辞さない。それで残った要望は・・・、露店を開きたい?インナーを直接販売して欲しい?後は・・・、たまにでいいから魔法を見せて欲しい、か。どれも痒い所の意見ですね。」
「東京だと大分普及しましたけどインナーやら糸はまだ行き渡るのに時間かかりますからね。」
「糸は出せるから後は良さげな装飾師か。東京から来てもらってるけど人数が少ないからなぁ・・・。取り敢えず柊さんに暇な時手伝ってもらうか。」
「婦警の方でしたね。少し好みと違うけど誘ってみよっかなぁ〜。方言女子は中々かわいいし。」
「身内を毒牙にかけるのはやめましょう。地下の温泉でも怖いもの見たさでよく声かけられてるじゃないですか。お持ち帰りとか駄目ですよ?」
「硬い事を言わないでくれ望田君。私は悩みを聞いてるだけで、その先はお互いどうなるか分からないよ。それで、露店はどうします?」
露店か・・・、店舗で無いなら別にいいかな?駐車場も今の所ガラガラでスィーパーは基本的に車は指輪に収納するように指示してある。これは防犯対策と言うよりも悲劇的残置をなくす為。駐車場に車を残したままゲートに籠もられると処分に困るんだよ。ない方がいいが、籠るのではなく死亡した場合、その車は最長1ヶ月は残置になるし、これを超えて取りに来た時にないと騒がれても困る。なので、スィーパーについては車は指輪に収納。
企業から来る人についても指輪を持っているなら収納してもらい、誰も職に就いていない人達だけが駐車場を利用している。ただ、それを差し引いてもギルド本部を中心とした5km圏内は子供が遊んだり運動したりする公園兼グラウンドの様な扱いなので露店ぐらいならいいかな?
法律上、建物等の建設は不許可だが直ぐに撤去できて喧嘩せずに判定出来たモノだけを売るならいいかな?どの道ここで売らなくてもネットやら商店街やらに流すんだろうし。ただ、やるのは道路の反対側で危なくない所限定だろう。道を塞いでも危ないし、運動の為に使っている人もいる。後は露店許可証を発行するとか?変に場所取り合戦されても困るし。
「許可証を発行してその方達のみでいいんじゃないですか?テントまでは許可しましょう。ただ、何かを建築するのは駄目です。空いてる土地はスタンピード対策用決戦用地なんですから。」
「なら、この要望は通しておきましょう。結構在庫を売りたいって言うスィーパーは多いんですよ。ネット取り引きもいいですが手に取りたいって人も多い。この前話した女性は指輪に詰め込みすぎて管理どうしようと嘆いてましたし。」
「もしかしてこの要望ってその人から?」
「さぁ?アドバイスはしたよ?ただ、書いたかは分からないさ。一緒に食事してそれっきりだしね。」
「何にせよ意見があるのはいい事です。なんの提案もないなら現状から動くのに億劫になってしまう。魔法の方は追々考えましょう。下手にやると人であふれかえる可能性が!」
そんな話をしながら仕事は進み、後から現れた青山も風呂に入っていた。話を聞くとサポートした人がゲートを出る直前に産気付き大急ぎで運んでいた時に破水したそうな。臨月で入るのは流石にどうかと思うが、シングルマザーらしく稼がないといけないからと入ったらしい。
子供は無事に医務室で産まれ、救急車で掛かり付けの産婦人科に運ばれたそうだ。本来なら救急車じゃないかもしれないが、ギルド医務室からの連絡で快く引き受けてくれたとか。人が多い分色んな人がいるな。取り敢えず青山にご褒美で写真撮っていいよと言ったら猫耳のカチューシャ付けられたが、まぁこれくらいならいいだろう。
ーside リーー
「那由多あのハンマーずっくない?」
「ずるくない。椅子をいっぱいありがとさん。」
「時枝さんは大丈夫だったか?何発か拳や蹴りが当たって痛かっただろう?」
「大丈夫です、サバイバーって力を逃がすの上手いんですよ?」
祖国で達人の話を聞いた事がある。齢70にしてなお拳を握り、組手も石割りも剣も槍も使うそんな人物。ゲートが出現し弟子と共に入った彼に出た職は剣士、槍師、そしてサバイバー。弟子達に格闘家が出る中、彼は1人静かに考えてサバイバーを選んだ。
弟子達の中には格闘家が出なかった事に対して侮り、蔑み、こんな人に教えを乞うたのかと言う者もいたらしいが、達人はただ静かに聞き流し職と向き合った。そして、彼なりの答えがそこにあった。彼の目指す先は優しく導く拳ではなく、荒れ狂い武人として他者を殺める為のモノだった。取り憑かれたようにゲートに入り昼夜問わず食事も睡眠も排泄さえも忘れ気にせず、モンスターと戦うだけの日々の中でようやくそれに到達した。
二の打ち要らず。格闘ではなく銃撃戦がスタンダードな現代で逆行するようにそれを求め、そしてサバイバーとなりたどり着いたのだ。1度だけその振るう拳を見た事がある。至る前だったが彼は一撃でモンスターを爆砕する事もあれば、貫通させる事も出来た。話によれば気を練る等の非常識ではなく、たった一点。全ての退路を塞ぎ撤退できぬようにした後、1つだけ口を開ける事。
私が至り再会した後に何度か教えてもらったが、未だにあそこまでの精度は出せない。たが、それの練習で打撃や衝撃の逃がし方は上手くなった。佐伯の攻撃は鋭いがまだ高校生レベル。それならいくら殴られようとダメージにならない。
「そうか。R・U・Rを使うのも初めてだしツカサさんの話を聞いた後だと心配してしまう。痛かったら言って欲しい。」
「うっ、痛みが!胸に・・・。」
「ちょっ!千尋!どんだけぶん殴ったんだよ!」
「時枝さんは格闘初心者だろ?もしかして力加減間違えたのか?」
「待て待て!私は胸に当てていない。」
「そうです!この痛みは多分、私だけさんづけだからぁぁ・・・。俗に言う心がしんどいと言うやつですね。」
「ぷっは、何だよそれ!」
「良かったな千尋。肋骨折ってなくて。お前なら軽くへし折れるだろ?」
「那由多、お前の肋骨を折って介護してやろう。なに、ギブスは付けられないから・・・、ふ、風呂まで世話するぞ!?」
「そこで照れるなよ千尋。それと・・・、加奈子?加奈ちゃん?どっちがいい?」
「うっ!工藤君にそう呼ばれるとなんだか照れますね。」
「気持ち悪かったら顔を殴るんだぞ?こいつは顔面が凹んでも立ち上がるからな?」
「僕への信頼が痛い!って、僕も結城でいいよ。他の2人は?」
「名前でいいよな?千尋もだろ?」
「構わない。転校したてで分からない事は聞いて欲しい。分かる範囲でサポートしよう。」
「ありがとございます。千尋ちゃんに那由多君。」
「僕の事も忘れないでーーー!」
「大丈夫ですよ結城君。」
ここで笑顔。できうる限り優しく好意的。佐伯に敵として認定されないよう那由多を呼ぶ際は声を少し平坦にした。少なくとも表情の矛先で那由多より対象に好意があると伝わればいい。
「おっ、おう!なんか照れるね。」
「照れんなよ悪友。それでこれからどうする?俺と千尋は帰るけど。」
「私はお父さんが街で食事しようって連絡が来てたんで駅方面です。」
「そっか・・・、なら僕も帰るかな。駅まで一緒に行こうぜぇ〜。」
駅まではさほど遠くなく、他愛もない話をしているうちに到着して分かれた。食事は食事だがこれは私からテイへの呼び出しだ。初日からかなり接近出来たがもう一押し欲しい。指定した飯屋の個室を3つ借り左右に声が漏れないよう気を払う。バレた気配はないが注意は必要だ。
「加奈子から呼び出しなんて父さん嬉しいな。」
「こっちに来た記念にね、写真ある?」
「あるよ、後で見よう。」
「分かった、宣伝用に使おうね!」
ギルドにスィーパーとして潜入していた構成員がちゃんと仕事をしたか。仮に写真がなければ噂という弱いものになったが、写真で載せられるならそちらがいい。顔にはモザイク処理を施すが、出回れば仲の良い人物の1人として捉えられ外堀が埋められる。




