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街中ダンジョン  作者: フィノ


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224話 これからの事 挿絵あり

 望田と車でホテルへ帰っているとラジオからリーさんのニュースが流れて来た。音声のみなので淡々としたものだが、純粋な国外初や職名等を明かしていないので何が出来るのか分からない等々の話がなされている。実際千代田から見せられた資料にも職名の記載はなかった。ただ、流れるニュースよりも一歩踏み込んだモノが多かった。


「リーさん・・・、どんな人なんでしょうね?」


「さぁ?接点がないからね。しかし、国外初は女性が続いたからそろそろ男手が欲しいような気もする。軍関係の人とかかなり躍起なんじゃない?海外初男性中位をー!とか。」


「実際職に就くと男女関係なくどれだけ鍛えたかなんですけどね。大会でもそれは明白だったような・・・。」


「昔からの習わし的なものじゃない?歴史を紐解いても男性兵士や将校が圧倒的に多い。まぁ、それでも有名な女性も多い。ジャンヌ・ダルクに巴御前、ラクシュミー・バーイーに神話で言えばアテナやらフレイヤとか?何にせよ女性が戦ってはいけない、守らなければならないと言うのは先入観だからね。」


「ゲートに潜る女性も多いですからね。ブランドメーカーも女性用探索グッズとか売り出したりしてますし。実際強力LEDライトとか洞窟っぽい所見るのに便利ですよ?」


「カオリの場合石でも投げたら反響でエコーロケーション出来るじゃん。」


「出来ても目で見たいじゃないですか。山岳地帯よろしく横穴も多くて中に何がいるか分からないんですから・・・。」


「まぁ、穴覗いてビーム飛んできたらビックリするよね・・・。」


「えぇ・・・、何回そんな目にあったか・・・。おかげでクリアリングには全員かなり口煩くなりましたよ。洞窟で休むなら絶対中を一回掃討しろとか、深そうなら別の洞窟探せとか。防御特化の銀の玉とか相手にするだけで泣けてくる・・・。」


「それも前の話だけどね。今頃だとエマが米兵とピクニックしてるんじゃない?ゲート籠もりするって連絡来てたから一応サポートは出した。」


「サポート?あぁ、バイトちゃん!またどこかうろうろしてるのかと思ったらエマの所にいるんですね。と、言うか犬にしては有能すぎません?何か裏とか秘密とか絶対ありますよね?」


 藪蛇である。賢者の話では職に就くにもある程度知性も必要なので人以外は多分無い。それに論文では16歳未満では職に就くのは厳しくなるらしい。ただ、イルカとかの方が頭が良いなんて意見もあるので一概には言えない。まぁ、イルカが試験を受けれるのかと言われると無理だろうし、知性と知能指数は違う。単純に脳の大きさだけ言えばクジラの方が大きいが、そのクジラが何かを作れるのかと問われれば出来ないと答えるだろう。竜涎香作ってるって?アレは結石で作ると言うより勝手にできる。香水の材料になるので1gでも結構いい値段になるとか・・・。


「いい飼い犬なだけだよ。猫と犬は同じくらい頭いいしね。しっかし、クローンとか言ってるとそのうち獣っ娘とかも作ろうとしだすのかなぁ・・・。猫耳はいいけど4つ耳になると頭蓋骨がどうなってるのか気になる。」


「コスプレじゃなくて何でガチに耳生やす方向で考えてるんですか・・・。そもそも亜人って必要あります?ゲートに入ってモンスター倒すのに動物要素って不要なような・・・。」


「ん〜、いらないと言えばいらないけど人より敏感なセンサー持ってたら取り入れたくない?取り分け耳が良いとかラーテルみたいに防御力凄いとか。まぁ、夢物語だけどね。ついでに言えば耳の位置や形が違う=亜人って言うと、肌の色が違うからって言い出す人と一緒なようであまりいい気がしないかな。」


「それはまぁ・・・、勝手に作って勝手に差別するのはおかしい話ですからね・・・。と、夕食どうします?ホテルでも外食でもいいですけど。」


「ホテルでいいかな?千代田さんが滅菌とか言ってたし一度帰って部屋を確認した方がいいと思う。まぁ、泥棒泣かせの指輪のおかげでほとんど荷物ないんだけどね。」


 望田と共にホテルに帰り部屋を見る。特段配置が変わったような所はないし、シーツや枕も取り替えられたのか新品の様だ。掃除も行き届いてるし滅菌と言うだけあってオゾンでも使ったのかプールのような香りが微かにする。と言うか匂いや細菌からDNA取れないんだからそこまでする必要性はあるのだろうか?もしかしてヤニ臭かったかな?


「カオリはなにかなくなったものってない?」


「特にコレといってないですね。音で探っても何かを設置されたような感じはないですし。ツカサはどうです?」


「強いて言うなら生活臭が消えてプールに行きたくなった。腹いせにキセルでも吸うか。テレビ見たいし食事はホテルで取ろう。」


 望田が適当にルームサービスを頼む中テレビをつけてニュースを見る。ラジオでも聞いていたがリーさんのニュースが多く様々な憶測が飛び交いコメンテーターが議論と言うか、本人の考えを話している。見る部分は独占取材とか独自に入手した映像やら情報の部分でいいかな。まぁいつ放送するか分からないので結局全部見るのだが・・・。


 そんな中で静止画だけではなく動画を扱っている局があったのは嬉しい誤算だ。ただ、職に就く前の若干古い動画なので何とも言えない。今の年齢を推測すると20代後半とか?エマよりは若いと思うが人種が違うので何とも言えないし同じアジア人でも生活スタイルが違えばねぇ・・・。少なくともあの国は広いしその分インフラの状況ではおしゃれより水汲みである。


 だいぶそんな地域は少なくなってきたと思うが、修学旅行で行った時に都心部は物凄く発展してると感じたが、それでも路地1つ入れば廃屋やら舗装されていない道があったので光と影を見た気分だ。絶対行かせて貰えないし、もうなくなってしまったが九龍城砦とか行ってみたかったし、イギリスから返還される前の香港も歩いてみたかった。まぁ、過ぎ去り日の夢物語である。


「この人って結局軍属なんですかね?」


「どうだろうね?国の面子としては1号は軍属ないし公務員が喜ばしいんじゃない?下手に民間から出ると政府なにやってるって突き上げもあるだろうし、何より国家としての求心力が落ちる。ついでに言えば、一般人が銃なんかよりも強力な力を持ったもんだから、ここ以外でも不満の多い国は国民に対して一定の譲歩でもしながら急ピッチで法整備しないと、不満の火薬庫が爆発して国ごと消し飛ぶ羽目になる。」


 今どきと思うかもしれないが革命したい勢力は多い。まぁ、殆どはテロリストと名打たれているのだが、それでも成功すれば英雄である。日本でも国会がバチバチに白熱して喧嘩腰状態で閉会したが、そんな中で寝てる議員はテレビにすっぱ抜かれてさっさと辞職勧告を受けていた。まぁ、スタンピードやらなんやらの事を話しているのに寝ているのはね・・・。


 そんなに寝たいなら歳も歳なので道を譲ってさっさと家で寝ればいいよ。大丈夫、誰も困らないし横のつながりがあろうとも今はその人も逃げ出すから。引き継がせてしてくれれば換えは効くよ。だって、そうでなければ国の運営なんて破綻してしまう。


「まぁ、ツカサの言う様に会う事はないでしょうね。中位1号なら今頃色々聞かれて大変でしょうし。」


「ただいま〜。疲れた・・・、夕食注文してる?」


「お帰り遥。カオリが適当に注文したから何か食べたいなら追加しなさい。しかし、物販も終わったのに何でまた疲れてるんだ?」


 娘が帰ってきたが今日もお疲れな様で、帰ってくるなりベッドに倒れ込んだ。現状取り急ぎの仕事はないし、これと言って早期に着手しなければならない案件もないと思う。まぁ、畑が違うから何をやらされているのかは分からないが、エナドリとかも飲んで疲れているなら精神的な負担の方とか?


「何かあったなら話せる範囲で気軽に話す事。まぁ、仕事絡みじゃそこまで意見も出しづらいから聞き手になるけどね。」


「そうですよ!おんなじ部屋なんですから気軽に話してくださいね!」


「・・・、物販終わって生産者交流会やって・・・、そこまでは良かったんだけど、なんと言うか作りたいものの方向性がみんな違いすぎて何からまとめればいいか分からない感じとか?取り敢えずルームサービス来たみたいだし食べながら話そう。」


 食事が来たのでテーブルに座り適当に食べる。前は何が食べたいとか話し合っていたが、半年以上住めば慣れたもので適当に大量に頼んでも残さないので心置きなく望田が頼んでいる。実際味もいいしそろそろ食べ納めになるので食べられる内に食べておこう。


「それで、方向性というと、元々やりたい事が別々の人間が集まったんだから当然じゃないか?別に揉めてる訳でもないんだろ?」


「そうなんだけどね、チーム分けするなら3対1とか?私と藤さんと斎藤さんは扱うものが糸であったり防具であったりと割と互いにフォローする関係なんだけど、高槻先生に関しては薬品関係だからね。いまいち接点が薄いと言うか、そもそも技術交流って何するの?って所から話し合ってる感じかな・・・。一応染色剤とか魔法糸以外の糸は先生と斎藤さんに頼んでるからそこから接点できればいいのかぁ・・・。と、言っても先生はまず薬作りだし、斎藤さんはなんか残骸?をメインに今はイジってるし、藤さんは魔法関係で忙しいみたい。」


「話だけ聞くと何で交流会を政府が指示したか分からない状態ですね・・・。ツカサはどう思います?」


「いや、私に聞かれても・・・。まぁ、何ができるか分かれば互いに相談しやすいからじゃない?藤君は元々造形師だから斎藤さんとしてはめっちゃ欲しい人材だっただろうし、先生も回復薬以外をそろそろ着手したいとは言ってたかな。どうせなら4人で何かアクセサリー的な物作ったら?」


「アクセサリーかぁ・・・、ネックレスとかイヤリング、ブレスレットにアンクレットとか?」


「そうそう。丁度いい事に刻印するの上手い人もいるしね。」


「酒井さんですね!あの方やりたい事に極フリな分。結構凄いんですよね。」


「そうそう、私はゲート外で刻印するからそこまでは時間を気にしないけど、ゲートの奥でするならあれくらいちゃっちゃとしないといけないんでしょ?多分イメージの方向が違うんだろうけどさ。」


「彼女は元々ネイリスト目指してたらしいからね。一回やらしてくれってお願いしたからしてもらったけど一瞬だったよ。なんでもシールみたいにストックして必要な物を貼り付けるんだって。最初の頃は付与師の付箋で練習してたみたいだけど今では完成形のイメージさえあれば引っ張り出せるみたい。」


  挿絵(By みてみん)


 まぁ、デコってもらったと言うか絵を書いてもらったと言うか・・・、正解は貼り付けて固定してもらったかな?まぁ、異物認定で一瞬で剥がれ落ちて酒井が愕然としていた。なら、普通マニキュアを使って書こうとしてもマニキュアがサラサラと爪の表面を伝って流れ落ちてしまった。いつかキレイなネイルを作ると息巻いていたが、俺の身体に何かを付けるのは多分無理なんだよな・・・。仮に串刺しにしたとしても串が負けそうだし。


「付与師の付箋?」


「そうこれ。貼り付けたかったらどこにでも張り付くし剥がしたいならすぐ外れる。」


 真っ黒な付箋だがペンで書き込めるしボロボロにもならない。外れると勝手に戻ってくるのか量も減らない。手書きする事は少なくなったが、何か目印が必要な時は結構便利。それに貼り付けたい所をイメージしながら投げるとそこに張り付くので、銭形平次ごっこも出来る。まぁ、張り付くだけで倒せはしないのだが・・・。


「インスピレーションとイメージ・・・。藤さんに頼んで少し奥にも行ってみようかなぁ・・・。」


 そんな事を言いながら遥がチラチラ俺の方を見てくる。親心としては止めたいが、それは我儘だろう。既に遥は成人している。親からすれば何時までも子供だが、それはあくまで親の気持ちであって何時までも子離れ出来ないと本人が自立しない。そう、それは妻とも話し合った事だ。那由多が卒業して家を出るのか今の家を継ぐのかは分からない。進学するにしろ就職するにしろ、残された時間は今年まで。まぁ、進学なら即県外と言う訳でもないのだが・・・。


「ちゃんと考えがあって行くなら止めないよ。ただ、浅かろうと1人は止めた方がいい。遥は戦闘経験がほぼないからね。親心として言うなら、藤君か酒井さんを連れて行くといい。寧ろ、交流会のメンバーで潜るのがいいかもしれない。高槻先生も自分の目で36階層は見たいって言ってたし。」


 実際生産者交流会のメンバー4人でまともに奥に行った事があるのは藤だけで、高槻も一緒に潜りはしたが36階層までは行っていない。斎藤は何処まで行ったか知らないが、装置作成の方が忙しそうだったので多分そこまで奥には行っていないだろう。ギルドマスターとして研修生に護衛クエストを発注してもいいのだろうが、多分『俺達も行ってないんだから自分で連れてけよ!』と言うツッコミの嵐だろう。


 ただ、この4人が潜ると言い出すと政府としてはいい顔をしない。寧ろ行くなら大所帯で最新の注意を払い、文字通り護衛の命に変えても守られながら進む事になるだろう。だってガチの人財だし。まぁ、何にせよ行くと言っても今すぐ飛び出す訳でもないので千代田辺りに話を流せばいいかな。


「そうだよね〜。高槻先生も行きたそうだけど何より斎藤さんが奥に行きたいって凄いの。あの残骸以外の似た様な残骸が欲しいらしくて、この前は階層をぶち抜けないかってひたすら採掘家の人に穴掘って貰ってたみたい。」


 斎藤がマッドに足を踏み入れかかってらっしゃる・・・。実際山口に貰った爆弾でも階層に穴は開けられなかったし、仮に階層同士の境界まで掘って発破しようとしたとしても、発破用の穴が開くかも怪しいし地表爆発なら多分傷1つつかない。推測だが、多分境界ってゲートと同じ素材だろう?無理だな。それに、階層に穴開けたら下からモンスターが這い上がって来るかもしれない。そうなると、単純に攻略難易度が跳ね上がる。


 米国のデータで見たがモンスターをゲート内の別階層に移すのは問題ないようだが、あまりして欲しいモノでもない。仮にセーフスペースで何か実験しようと瀕死にしたモンスターを連れてきたとする。そこで問題なく倒せればいいが、何かの手違いで逃げ出せばそれはもうセーフスペースではなくなってしまう。やらかさない事を祈るばかりだな・・・。


「36階層・・・、魚は美味しいですよね?」


「それを食べる為には命がけだけどね。セーフスペースには退出ゲートないし、退出したいなら35階層に戻らないといけない。脱出アイテムならリスクはないけど、上昇アイテムだと不意の遭遇戦は覚悟しないといけないからね・・・。」


 上昇アイテムは階層を戻れる素敵アイテムだが、素敵な分罠がある。ゲートの近くで使えば1つ前のゲートの近くに出られるのだが、仮に1つ前の階層でモンスターから逃げる為にゲートで下に行ったとして、そこでも待ち伏せに遭い耐えきれずに上昇アイテムを使うとどうなるか?答えは上でも待ち伏せされている・・・。


 アイテム検証依頼として千代田に頼まれてやったのだが、そもそも上昇アイテムは中々出ないし誰が持っているかも分からない。使ったと言う話は聞くが誰からという部分や安全性はどうなのか?と、言う細かな部分は分かっていなかった。まぁ、なので検証したのだが本当に指定階層分上に行くだけの様で、どこでも使えはする。使えはするが行った先の安全性はモンスターや何かの地形や物と重ならない以外ない。


 つまりモンスタートレインしてゲートに飛び込んで、その先もモンスターが待ち伏せしていたら簡易モンスターハウスの出来上がり。倒せれば問題ないだろうが、既に逃げながら次のゲートに飛び込んでいるので厳しいだろう。中層入口あたりは特にモンスターが待ち伏せしてたり、ゲート周辺で捕食しようとモンスター同士で潰し合ったりしているので過酷である。


 このリスクはサバイバーならかなり緩和出来るらしいので、生き残る者の面目躍如だな。実際隠密凄い。頑張ればモンスターの群れの近くを歩いて行ける。ただ、少しでも恐怖とかで心が乱れると見つかるらしい。やっぱり忍者かな?まぁ、図太さはいるよ。海道とか見てると図太いし。


 住所がなかったので手続きが済んで宮藤とアパート暮らしをしているのだが、貰った自室は既に海道色に染まり、弁当含め食事を作っているのだとか。宮藤の胃が掴まれそうではあるがまぁ、後2年もすれば結婚出来るので、なし崩し的に既成事実とかを海道が作らなければ・・・。


「生産系の人の事もあるし、帰る前に出来る事はできるだけ進めないとなぁ。」


「そうですね、私も引き継ぎとかあるかは分かりませんが古巣に顔出さないとなぁ・・・。遥さんは一緒に帰るんですか?」


「私は居残りかな、なんだかんだでこっちの生活は楽しいし講習会の拡大とか言われて、企業に雇用されてる人も相手にしないといけないみたい。まぁ、インナーとかを行き渡らせるなら必要な事なんだけどね。」


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[一言] >獣っ娘とかも作ろうとしだすのかなぁ まあコンパニオン・アニマルというかヒューマンというか 能力増強目的に動物と掛け合わせる意味ないしね、文字通り愛玩用にしかならん、職得て至れば改造されるし…
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