178話 その名を贈ろう 挿絵あり
(君に預けられた記憶を返すよ。)
空は早い夕暮れ外から戻した煙が立ち込める大地はクリスタルが鈍く光、進む先に人影はない。魔女が邪魔だとこの煙で人払いをしたせいだ。それは確かに有り難い。不意に傷付き巻き戻るのを見られるのは仕方がないが、好き好んで見せたいものではないし、そもそも約束ではこの秘密を知るのは妻と高槻だけの予定だった。
返された記憶は何時だったか考えたもの。何故これだけ何かを作る事に執着するのに・・・、概念なんて言う不確かなものさえ扱う事が出来るのに、掃除するものを作らないのかという事。賢者は言った。俺の中には終わりがあると。そして、それは吐き出せば最後終わる事なく無を吐き出すと。
考えて理解しろ。思考を止めずに探し出せ。何故そうしないのか?或いは・・・、何故それが駄目なのか・・・。駄目だ。まだピースが足りない。モンスターと戦い二人から話を聞き、事の全容を作り上げ本質を見抜くにはまだ足りない。
隠し事はなんだ?暴いていいものなのか?或いは、それを知らずにいる方が幸せなのか?何故こうも掃除を急かされる?溢れるから?いや、それはない。ゲートの中にソーツは不干渉だ。不意にモンスターが外に出れば、緊急装置としてガーディアンまで作っている。いやまて、溢れた時にガーディアンが起動しないなら、そもそも溢れること事態が禁忌?その禁忌を起こさない為に俺をゲートに残し掃除をさせようとした?
そもそも、職を作ったモノとソーツは別だ。それは前々から考えていた。そうでなければおかしな点が多々あり、極めつけは魔女の変えられる前に自身を定義した点。あの姿が本来のモノかは知らない。俺の中から作られた姿だが女性の部分を抜き取るならああいうものかもしれない。少なくとも自己を定義するだけの思考能力はある。
「変な仕切りができたけど、やる事は至って変わらない。久しぶりねぇ・・・。虫唾の走るゴミと邂逅するのは。」
(教えて欲しい・・・。お前達とソーツとはどういう関係なんだ?)
モンスターは強大で中層のモンスターにも最初は戸惑った。しかし、いくら力を使おうとも疲れもしなければ、削られるのは動いた分の体力だけ。今はそれを複数体相手にも出来る。ただ、それの先ならやはり情報が必要で上辺ではなく本質的なものが必要になる。イメージなのだ。魔力や単純な力ではなく、本質を知りイメージする為の力を得る為に真実を知る必要性がある。
(関係性ねぇ・・・、強いて言うなら願われた者と願った者とか?まぁ、彼女が良しとしたから僕達は従ったまでだけど。)
(彼女?)
「私よ。余りにも小さかった彼等が意味を求めて縋り付き、望んだ代価と引き換えに、意味をあげて叶えてあげたの。」
(待て待て!頭が良い追いつかん!それではなにか?職の方がソーツより上だと?その前に価値をあげた?いや、それより賢者達が従った!?)
全く持って予想外なんだが・・・。いや、宇宙的価値観?何がどうなればそこに行き着く?システムに介入出来ないのはそれだけ強固な防壁でもあるのかと考えていたが、そうではない?その前に、こいつ等にもにも元とするものがあった?どこで発生したか分からないこいつ等にも。従うと言う事は扇動したのか?複数の未知なる者達を。いや、賢者の話しぶりだとそれは受け入れて承諾していた?意思を捻じ曲げられたなら、この話で怒り出しても良さそうだが、そんな素振りはない。
(簡単に・・・、君達に分かりやすく当てはめて行くと魔女は僕達の姫、或いは女王だった。それは権力とかで決まるものではなく、最も優れたモノだったから。彼女と同じ様な事は誰でも出来たけど、最も美しく魅力的で優しく傲慢で高飛車で生み出せて・・・、おおよそ僕等の中で彼女と同一方向を向いた場合、それ以上に優れている者はいなかった。故に、僕等は彼女に従った。)
(その話だとおかしな点がある。賢者は最初の魔法使いだと言ったはずだが?)
「間違いないわ。私達にとってコードは息をしている様に使うもの。それをわざわざ私達以外が扱えるようにした最初の者。中々面白かったから放置してた。姿形ある身を捨てたのに、態々後から作れるようにするなんてねぇ。おかしいと思わない?捨てたモノを欲しがるなんて。必要なら残しておけばいいのよ・・・。」
(何となく理解した、ただ本題はそこじゃない。何故掃除する者は作られなかった?下層のモンスターとは一体何だ?知っているのだろう?)
(違うよ、作ったんだ。ただ、それに失敗して泣きついてきた。まぁ、彼等は壊せないんだけどね作ったモノを。だからガーディアンも渡した。)
壊せない?壊さないじゃなくて壊せないだと?武器は貰った、元々は掃除道具・・・、掃除道具?俺が武器と呼び彼等が承諾したが、元々は掃除道具だ。ゲート内には干渉しないと言いつつ仕切りやセーフスペースは出来た。しかし、最初の三つ目は停止こそしたがダメージを与えるものもなく、その始末も職に就かず選んだだけの俺自身がやった。
つまり、親と子。師と弟子の様な関係なのか?いや、そうじゃない最も極端だ。利害関係から取引した?魔女は代価と引き換えたと言うからには何かを得たはずだが、その最も優れたはずの者が何故職に収まっている?虫酸が走るや掃除を急かすくらいなら、自分たちの手で知らない所で片をつければいいじゃないか!
「いい事を教えてあげる。貴女の見上げた先の空の先はとても刺激的だけど暇なのよ。黒にたまに赤に青、最高は白ね。白に向かえばそこになにかあるから。彼等は最初、今ほど優れてはいなかった。でも私に意味を求めてやってきた。だから、作る事以外を剥奪して燃料にしたの。でも、やっぱり次会う価値はないわねぇ・・・。馬鹿の一つ覚えでエネルギーはクリスタルしか使わない。出来た作品はオリジナリティーの欠片もない。どこか何かに似ているから綻びも出る。まだ、あなた達の方が面白いわぁ。」
魔女が元凶と言えば元凶なのだろうが、見知らぬ場所の見知らぬ取引を批判しても意味がない。そもそもなにかを願い叶えようとする事を批判する訳にもいかない。いやそうじゃない。ソーツが掃除出来ない理由も聞いた。こいつ等がその手段を渡したのも聞いた。ゴミ処理できないからゲートを作ってそこにゴミを放り込んで誰かに掃除を依頼して回っている事も分かった。
(なら、お前達は何なんだ?ガーディアンを渡すくらいなら自分達で始末しろ!他人を巻き込むな!)
「私達は巻き込んでないわよ?彼等が出来ない事を他に押し付けてるだけ。まぁ、いいんじゃないかしら?少なくとも報酬はあるのだし。数だってたくさんいるじゃない?」
それを言われるとぐうの音も出ない。個を見なければ人類は無数にいる。皮膚や顔付きを年齢なんて些細なモノに目を向けなければ、同型の生物が無数に存在している・・・。そして、ゲートに入りなにかを得てモンスターを倒す。ある意味蟻の様だな。蜜に群がり時として他の虫に食われる蟻・・・。
(お前達の関係性は概ね分かった。それでもまだ聞きたい事は・・・。)
「時間切れね。出されたゴミが見えて来た。」
煙立ち込める中にポツンと一体のモンスターがいる。人の形に近いそれは、腐肉の様に白い肌に黒く細い腹。足はない様に見えるが分からない。肩から伸びる二本の腕とうねる太い触手とその先の鉤爪の様な手は時折紅く光、顔だろう部分の背後にはオレンジに輝く輪っかのようなものが見える。
・・・、無いはずの胃にムカつきを覚えるが吐くのは駄目だ。気持ち悪さが背筋を伝い人としての部分が・・・、心か魂がギシギシと軋むような気がする。視認しただけでこれなのか?視界を変えモンスターを再度見れば、その周囲には様々な色が蠢く。相対した俺に向けるものは観察、戸惑い、興味、そして敵対心?
(これは意味を得ている。蹴落とし膨れ上がり先を目指して下層までたどり着き、捕食したモノと共にここにある。)
意味・・・、ゲート内でそれを得るならば敵対心以外にないだろう。他者に興味を持ち意味を貰えずに喰らう以外の法を知らず藻掻いた先の意味なぞ、きっと他は邪魔で自身だけの世界を求めるしか無い。そして、そんなものにかける慈悲は俺にはない。
別の人なら寂しかったよね?とか、辛かったよね?と、かける言葉もあるかもしれないし、博愛主義者ならモンスターと歩む未来を模索するなどとのたまうかもしれない。だが、この仕事は俺の仕事だ。魔女が人の身体を使おうと、賢者が魔法を編もうとも、それは全て俺の意思によるものだ。それが、上位者と言われた俺の責任だ!
「始めましょうか?何者かに成れたゴミ。空の彼方なら見逃してあげた。嫌いなら離れればそれで済んだ。でも、私とアナタはこうして出会った。名乗る名はあるかしら?」
「・・・、ililillliilll」
魔女が喋る度にモンスターの周りの煙の色が変わる。それは、煙がコードの塊だから。対話・・・、聞いて答えればそれは確かに対話だろう。ただ、回答は腹に空いた風穴という事か。本来なら腹に穴が開けば崩れ落ちる。如何に筋肉を付けようとも、支える背骨がなければ、そもそも直立できない。だか、その穴は直ぐに巻き戻る。
攻撃があった事実は穴の空いた服と、弾け飛んだ刻印か。痛みは我慢できる。あくまで痛いのは皮膚が裂ける痛みだけなのだから。それに、初めての本当に痛む傷はつけてもらった。あれ以外のモノは痛いと泣き言をいう気はない。犬はイメージして犬にした。しかし、コイツまでペットにして連れ歩く気はない。
その首を落とし、倒しきれるイメージを持ち。ここで仕留めて幕を引く。ただいまを聞かせる為に戻らないといけない。大見得を切って来た手前、おめおめと敗北するなど誰でもない俺自身が許さない。
「答えは聞いたわ。不便な身体だけどやりようはある。末永く付き合う檻なら上手に使ってあげなくちゃ、ね!」
視界も煙もあり、モンスターは細部まで露出した所は確実に視える。水死体の様な腐肉色のモンスター。伸びる腕は身体を捻りながら避け、通り過ぎて伸び切った部分をキセルで殴り、背後から煙の槍を出して貫こうとするが、思ったよりも身軽にひらりと躱し、レンズもないのに胸の前から散弾の様なビームを放つ。
しかし、ここは煙の中だ。放たれたビームは減衰しタバコの火程度の熱さにまで落とす。肌を焼くそれは躱しきれないモノが肌を焦がし、顔に当たればそこを焼き落とす。・・・、脳はない。その程度で停止するような身体ではない。追撃の手は緩めない!
「tatmwmtp5t.!!!::?tg・・・、ちっ!やっぱりこの身体にコードが馴染みきれてない。プカリと1つ、煙を出してかき混ぜましょう。」
人の口を使って魔女が叫ぶが、最初の言葉でピシッと何かにヒビの入るような音が聞こえた・・・。モンスターにヒビが入った?いや、動く先も追う様に出す魔法も当たる直前に掻き消され、有効打と言えるモノはない。
駆け寄りキセルで殴り付け、それを受け止めた手を燃やしたが、燃えた手は身体の中に引っ込めば新品として出てくる。足のない下半身からは蛆の様な白いものが産み落とされ、地を這い飛びかかってくるが、それは先に虫と見立てて法を破り、正式に虫として焼き落とす。
「'j5pmwmpj」
アレが腐肉なら蛆はたかる。それを産むのはハエだが、あれはどう見てもハエではない。違うなら外を模索する。殴られればそこが消失し、崩れ落ちる前に巻き戻り殴り返しては魔法を放ち、爆発で吹き飛ばせば相手も再生して殴りかかる。鏡合わせの様に、削り削られ穿たれ穿ち娘からの服はほぼ破れ果てた。
分からないコードの叫びは俺の足に巻き付きグジャリと捻り潰し、そのまま倒れ込みそうな所を腹を消失させられながら殴り飛ばされ、打ち上がった所をビームで追撃されるが、スライドするように飛び躱す。絶え間ない痛みと巻き戻りで麻痺しそうな感覚を繋ぎ止め、モンスターに雷を落として焦がすが、焦がした部分が剥がれ落ちれば新品の身体。
「楽しいわねぇ。たとえ虫唾の走るゴミでも、意味あるものが私を見るのは嬉しいわぁ。」
(そんな事はどうでもいい、コードを使えば倒せるなら使え。)
(それは止めた方がいい。君の精神が保たない。今はまだ僕がそれを包んでいるけど、魔女が使いだせば無事では済まない。)
(触りは習った、何となく読み取れる樣にもなった。それでもまだ駄目なのか?)
(駄目だね。君が今回までの間に外に出ずゲート内で延々とモンスターを狩り、中層に入っていれば耐えられた。まぁ、君が砕け散って不在の間に僕達が成り代わっていいならやってもいいんじゃない?)
(巻き戻るのだろう?)
(戻るよ?何時かは知らないけど。外見と違ってちっぽけでも砕け散った精神は戻るのが遅い。君達の時間換算なら100年くらいかな。言われただろう?損傷の状況で変わるって。コードが馴染むより先に精神が壊れれば、後は襲ってくるモンスターを自動的に狩り続ける掃除機の出来上がり。実に効率がいい。
それに危なさそうなのが一人いたじゃない。タチバナだったかな?彼もゲートなんか鑑定するから精神にダメージを受けた。でも、下位だったから再起不能までのダメージは受けなかった。)
(・・・、コード以外で倒す算段をつける。)
「そうしなさい?必要なら貴女の魔法を生んであげる。それまで私が遊んであげる。さぁさぁ、後どれくらい削ればゴミは動かなくなるのかしら?溜め込んだエネルギーを吐き出しなさい?」
魔女が喜々としてモンスターに飛びかかり、首を跳ね飛ばされながらもモンスターの胸に穴を開ける。クリスタルを取り出せれば終わるのか?胸にはなかったなら頭か?それとも下の方か?ダメージは出ている、消されるものは多いが魔法もコードだ。このまま削り倒せば終わる?魔女の口ぶりなら多分間違いないが、それはいつだ?モンスターはこちらに興味を無くせば外に出ようとするだろう。それは駄目だ。ここで仕留められないなら、妻や家族にも危害が及ぶ可能性がある。
倒す算段をつけろ。思考を回しイメージを捏ねくり回し、それで足りないなら足りるモノを用意しろ。何がある?何を俺は持っている?上半身が消し飛ばされるが、それは俯瞰した視点で見ているだけで、攻撃の手は緩まない。この身体は消し飛んでも無くなってももとに戻る。吐き出す観測概念は終わりだが、それを吐き出す訳には・・・。
蛆は定義してそれに出来た。本体は反発されて出来ないがそれは多分意味を得ているから。魔法は少なくとも効いている。今も巻き付いた煙がモンスターを叩きつけ、蝕むように侵食して食い荒らしている。煙を纏ったキセルを振るえば剣の様に斬る事も出来る。ただ、決め手がない。倒す方法はクリスタルを抜き出すか、再起不能まで叩き潰すか・・・。
まて、その方法から目を逸らすな。聞いた事を吟味して出来る可能性から逃げるな。我儘に好き勝手した上で責任から逃れようとするな。傲慢に考えろ。俺は女性だ。自身を再定義しろ。大丈夫、身体は女性だ。望田とも話しそこに折り合いは付けている。俺を俺と知るのは妻だけでいい。それが光だ。妻の前だけの俺でいい。魔女は生み出す者だ。魔術師は糸を出せ、俺も糸を生み出した。産む過程は既に知っている。なら、どうやって産む?
身体の中身は何もない。育むべき子宮も無ければ、結びつく種もない。それは受け入れられない。受け入れるべき男性は俺であり、俺は受け入れるべき女性でもある。ならば、この身の中には既にそれは産まれている。元からあって押し込められたモノが確かに存在している。
(・・・、上位者として問う。賢者、子供をどれくらい繋ぎ止められる?)
(それはマスターの子供か?)
(そう。子供を産むとして、その子供を何処まで繋ぎ止められる?)
(臍の緒分。それも瞬時のみ。それ以上は独立する。)
(分かった。それだけあれば十分だろう?魔女よ。)
(このまま遊ばせなさい?惹きつける者なら早々に何処かへは行こうとしない。)
(駄目だ。タイムオーバーで逃走されれば何が起こるかわからない。)
光る輪が輝きを増し、周囲の煙を焼き尽くそうとする。まだこちらを見ているようだが、それでも刻限は近いようだ。やるなら今しかなく、やる算段もつけた。なら、後はそのイメージを紡ぎ引き出すだけ。身体は魔女が使い攻撃も増している。
ゼロから始めよう。それに形はなく、暗い中でその時を待っている。健やかであれ・・・、穏やかであれ・・・。まだ見ぬ顔は分からないが、生まれい出た朝に俺は安心し、妻と子の顔を見た後に病院の屋上で泣いた。出産に付き添い、長い時間苦しむ姿の顔を今でも鮮明に覚えている。
どんなに医学が進もうとも死の危険は常にあり、それでもその産声を求めるのは親のエゴなのだろうか?子は親を選べない。だが、親も子を選べない。お互い初めてなんだ・・・、どういった関係性になるのかは誰にもわからない。ただ、親として最初の贈り物は決まっている。それ以外の贈り物は後付でしか無い。
最初の言葉だ。
個を定義し、それがそれであるという当然に有しているモノ。遠くで籠目歌が聞こえる。今が夜明けの晩かは分からない。だがいつでやると問うなら今だ!
産道もない身体では外に出せない。だが、出す為のものはある。いつだったか言われた。何故これを吸うのかと。これからも吸うさ。これからはより心を込めて吸うさ。産んだとしても俺に繁殖は出来ず、子とするなら成立した瞬間に終わってしまうのだろうから・・・。
イメージ完了を感じ取ったのか身体が走り出す。片腕が飛び、腹が裂け頭の一部を削られようと、巻戻りながら魔法で迎撃出来るものは迎撃し、到頭ゼロ距離。ありがとうさようなら。有無事が出来て有無事の出来なかった子よ・・・。
力一杯キセルに観測概念を吹き込む。いや、観測概念なんて名前ではない。アブザ。即席でそれしか思いつかなかった贈り物だが、確かに俺はこの名を君に送ろう。父として母として・・・。一見キセルの先からは何も出ていないように視える。だが、その産声は確かにあった。目の前にいたモンスターは頭の極一部と下半身の極一部を残す以外切り取られたように消失した。そして、それは更に消失し続けている。
「うぐっ・・・、うぅ・・・。」
(泣くな!吸い込め!このままじゃ・・・!)
(おやめなさい賢者?ゴミが消えればそれもなくなる。だって、彼がそう定義したから。)




